台所用品の活用方法

みんな、“だいどころ”にあるものをつかいたがる。
ステキなモノをみつけた！
ぼく　　「ママ～、コレかして～！」
ママ　　「どうぞ。」
ぼく　　「やった～！」
ぼくは、ステキなモノをかぶった。

ママ　　「…なんか、ケガしてるヒトみたいだな。」
ぼく　　「ちが～う。“ぼうし”だよ。」
ママ　　「うん…」
おねえ　「はい、ここ“びょういん”ね～」
フツーに“びょういんごっこ”がはじまった。
おねえ　「ここにねて。」
ぼく　　「くん、“びょういん”のヒト！」
おねえ　「え～、だって、そんなのかぶってんじゃん。」
ぼく　　「かぶらな～い！」
こうして、ステキなモノは“だいどころ”にもどされた。
だいたい…こうやって、もどってくる。

接近

おねえちゃんの“ようちえん”で、インフルエンザがはやってる。
おねえちゃんの“なかよしバレエちゃんたち”も、かかってる。
おねえちゃんも…“たかいねつ（熱）”がでた。
おねえちゃんは、グッタリしてて…ソファでゴロゴロしてた。
そんな“よわってるおねえちゃん”にからむヒトがいた。

おねえ　　「…やめて…」
おとうと　「あぁ？」
おねえ　　「…あっちいって…」
おとうと　「…（ゴロン）」
おとうとは、“よわってるおねえちゃん”のうえに“あたま”のせる。
“１かい（1回）”じゃない…なんかいも、なんかいも。
おとうとは“わるぎ（悪気）”はない…らしい。
でも…おねえちゃんは、ないてた。
ママは、なんかいもレスキューにいく…

どこ？

さいきん、おとうとが…いなくなる。
ママ　　「あれ、どこいった？」
ぼく　　「あ、あそこ！」
ママ　　「ちょっと～、あぶないんですけど～」

おとうとは、“たかいまど（窓）”のスキマにのって…“そと”をみてた。
さいきん、おとうとは…そこにいる。