教団「二次元愛」

リアルワールドに見切りをつけ、二次元に生きる男の生き様 (ニコニコでは「てとろでP」)

ブヒる とは

2011-08-02 00:03:26 | オタネタ全般
「ブヒイイイイイイイイイ」

って最近よく見かけないだろうか。

これはキャラに極上の萌えを感じた人たちの魂の叫びである。



また、
「こいつらまたブヒブヒ言っているよ」
だとか
「ブヒるヤツうぜえ」
だとかいう具合に侮蔑的に使う場合もある。

これは
「○○萌え~」「○○萌え~」
と騒ぐのを
「もえ~ もえ~ ってうざいなこいつら… ん? なんか豚の鳴き声に似てないか?」
というので、萌え萌え言ってる(というか書いてる)オタのことを侮蔑して萌え豚と呼ぶようになったのが走りと言われている。

さらにその前段階としては、2chのゲハ板で任天堂ハードの信者のことを任豚と揶揄していることと、マスコミが植え付けようとしているヒキオタのステレオタイプが必ずデブであることに由来するような気がする。

しかし!

萌え豚という表現は侮蔑して言われることではなかったのか?
ならば、なぜ萌え豚と蔑視される人たちが、それを率先して使ってブヒブヒ言っているのだろうか?

上の説明ではまだ解説が十分ではないのである。



任豚という用語。
マスコミから見たオタのステレオタイプとしてのデブ。
これらは何年か前からあった。

しかし!

我々が
「ブヒイイイイイイイイイ」
と言い出しはじめたのは割と最近である。

2011年冬のアニメであるインフィニット・ストラトスが大々的にユーザーが使った最初の作品である。
とくにシャルというヒロインについて。



シャルはかわいい。
ありえないくらいかわいい。
あの恥じらいの表情はメインヒロインの箒を引きずり下ろしてモブキャラにさせるほどの破壊力があった。

あのかわいさは見た人でなければわからない。
ぜひおまえらも見よ。



シャルのGood!なセリフに
「一夏のえっちぃ」
というのがある。

あれを当時リアルタイムで見たものはどう思ったか?

「シャルル萌え~」

そう騒ぎたかった。

いや、実際そう騒いだ。

しかし、何かが足りない。
いままで見てきた凡百の萌えアニメと同じ表現をそこで使ってしまっているのが何か物足りない。
俺たちのこの高揚する感情を表現するための何かが足りない。

そうこうしているうちに
「また萌え豚かよ・・・」
などと外野に揶揄されはじめた。

そこで我々はハッと気がついた。

「俺もう萌え豚でいいや」

それがすべての始まりである。

「ブヒイイイイイイイイイ」

俺たちはもう萌え豚なのだ!
それが至高の表現だったのだ!!
それほどシャルはすばらしかったのだ!!!



インフィニット・ストラトスは、2011年冬のアニメとして魔法少女まどかマギカに次ぐ成功を収めた。
アニメが終わった後、そこでシャルのすばらしさについて語り合った同志たちは巣立っていった。
そして今、さまざまなゲームやアニメでブヒイイイという表現は使われている。

我々は勝ったのだ。
何に勝ったのかわからないが勝ったのだ。

あえていえば、我々を萌え豚と揶揄する外野と、そして俺もう萌え豚でいいやと気づき一回り大きくなる前の自分自身に対して。
・・・かな?





参考までに

IS<インフィニット・ストラトス>は 『養豚場』 ぶひいいいいぃぃぃぃぃぃ
http://blog.livedoor.jp/insidears/archives/52437081.html