教団「二次元愛」

リアルワールドに見切りをつけ、二次元に生きる男の生き様 (ニコニコでは「てとろでP」)

巨大ロボットの制御について

2009-05-27 00:03:42 | オタネタ全般
巨大ロボットの登場するアニメはあまたある。

しかし!

巨大ロボットの制御方法について、ちゃんと考えられたものはいったいどれだけあることだろう。

制御方法の定番は、コックピットの右手側と左手側におのおの前後に動くレバーがあり、それを動かして制御する方法だ。
これはかなりのシェアを占めるデファクトスタンダードな制御方法である。

ただ、あれだけ複雑な2足歩行ロボットなのに、いくらインテリジェントな制御を組み込んだところで可制御パラメータが2種類しかないのは、いくらなんでも足り無すぎだ。
まあ、つじつまを合わせるため、実は手より足のほうが操作が複雑だった・・・、というコジツケもできなくはないが、わたしは足で操作するロボットモノを寡聞にして知らない。
(ただしイニシャルDのような車モノは除く)

この問題について真っ向から取り組んだものも、数は少ないが存在する。


例えばトップをねらえ!だ。
これも左右にあるレバーを動かして操作するタイプのものだ。
しかしながら、よく見てみてほしい。
レバーを動かしている最中、すごい勢いで指が動いている。

これがどういう操作を意味しているかはわからない。
仮説だが例えば、レバーを押す力がアクチュエータの駆動力に対応し、指で押しているボタンがアクチュエータの選択に対応しているとすると、これならば相当複雑な操作が可能であろう。

しかしながらこれはメチャメチャ操作が難しそうだ。
始めて動かした人だったら立ってもいられないだろうし、専門の教育機関で訓練しでもしなければマトモに動かす事もままならないだろう。
おおっ、なんだかトップをねらえ!の世界とツジツマが合ってるぞ!


これ以外の例だと、無限のリヴァイアスとか。
マシンをはじめて動かした頃、操作はアクチュエータ1個づつを考えながら動かしているようなぎこちない動きだった。

ところがどっこい、無限のリヴァイアスのマシンではマクロを走らせることができるらしい。
マシンの操縦者とは別に大量のプログラマをかかえ、どんどんマクロを組んでいくことで、どんどんスムーズでクイックな動きに仕上がっていく。
なんて理にかなった素晴らしい設定か!!


ほかには、冥王計画ゼオライマーやファイブスターで用いられた方法。
人間である主人公はやりたいことを指令するだけで、あとはアンドロイドのような別の操縦者が細かいことを全て引き受けるタイプ。
これはソフトウェアが人間のやりたいことを連想してシゴトをこなすという、ある意味かなり高度なプログラムだと思う。
WindowsについているIMEに満足せず高いカネ払ってATOKを買う人がいるがごとく、ファイブスターでも優秀なファティマが高値で取引されるのも頷ける仕様だ。

ただ、残念ながら細かい制御仕様は語られることがない。
設定としてはおもしろくなりそうだから、もっと大仰にフロシキを広げても良いような気がする。


あとはサイコミュみたいに考えたら動くとかのロボットもあるにはあるが、SF設定としての感動はあまりないよな・・・。


ホントはこうやってSFフリークも感動するような巨大ロボットの制御方法を考えてほしい。
いくらなんでもレバー2個だと子供だましではあるまいか?