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水戸に行ってきました

2012年01月06日 | 掃苔録
水戸に行ってきました。

掃苔目的で水戸を訪れるのは四回目です。
今回は、千波町の本法寺で会沢正志斎、松本町の常磐共有墓地で小澤寅吉と豊田小太郎と川辺左次衛門、見川の妙雲寺で井伊直弼、八幡町の祇園寺市で市川三左衛門、那珂市東木倉で根本正を掃苔してきました。
根本正は未成年者喫煙禁止法や未成年者飲酒禁止法を提唱し、成立させたことで有名な方ですが、若い頃の一時期、東京で警察官をしていました。
すべてレンタサイクルでまわりましたが、坂道はたくさんあるし風は非常に強いし水戸駅から那珂市東木倉までは八キロほどあるしで、すべての掃苔を終えたときには太股がガクガクブルブル状態でした。
夕方、初詣でほどほどに賑わっている水戸東照宮を訪れ、数年ぶりに安神車(徳川斉昭が考案したという戦車)を見てきました。
いつ見ても興味深い姿です。写真はこちらをご覧下さい。
その後、居酒屋であんこう鍋とあんきもで一杯やったあと、常磐線で帰りました。

話には聞いていましたが、水戸の地震被害は甚大でした。
自宅から近い谷中霊園でも灯篭の倒壊は見かけましたが、墓石の倒壊はあまり見かけませんでした。
しかし水戸の墓地では、数えきれないほどたくさんの墓石が倒壊していました。
復旧までにかかる時間と労力を考えると、気が遠くなりました。

次回の「四十七都道府県 幕末維新掃苔録」(『歴史研究』に書かせていただいている私の連載)では茨城県での掃苔について書きたいと思います。
私は水戸藩については詳しくありませんが、十数年前に訪れた瑞龍山(水戸徳川家累代の墓所)には深い思い出があるので、それを中心に書きたいと思います。


※写真は倒壊した墓石群



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