幕末掃苔屋 公式ブログ

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また喜多方へ

2010年12月11日 | 侍たちの警視庁
またもや喜多方に行ってきました。
喜多方には今年九月にも佐川官兵衛の掃苔のために訪れていますが、今回の目的は、警視庁
巡査を辞めた後に会津自由党員となり、加波山で挙兵して刑死した三浦文治の掃苔です。

まずは会津若松駅で途中下車し、妙國寺で白虎隊を掃苔しました。
その後、十年以上前から行きたいと思いつつも果たせずにいた白虎隊伝承史学館を訪れました。
館内には五千点の展示品があるそうですが、そのうち二点の写真に興味を持ちました。
一つは藤田五郎と言われている警視官の写真です。
赤間倭子氏が寄贈した写真と書いてあります。
この写真の人物がどうして藤田五郎だと判明したのか、気になりました。
もう一つは私が大変お世話になっている「歴史研究」の吉成主幹が来館された時の記念写真です 。
白黒写真で時代を感じさせるものでした。

その後、喜多方駅に行き、駅からタクシーで熱塩温泉に向かいました。
三浦の墓のある示現寺までは三千五百円ほどでした。
タクシーの運転手さんが歴史に詳しい方で、瓜生岩子のことを色々聞かせてくれました。
示現寺には瓜生岩子の墓もあるので、もちろん掃苔しました。
三浦の墓も瓜生の墓も苔むしており、とても雰囲気の良い墓でした。
そのついでに日中線記念館にも寄りました。
まるで「銀河鉄道の夜」の実写版が撮影できそうな車両が展示されていて、車内にも入れました。

喜多方駅前の丸見食堂で中華そばを食べた後、会津若松駅に戻り、五年前から気になっていた
キャンドルという喫茶店に入りました。
なぜか店先に2メートルくらいのキカイダーの像が建っています。
古さ良し、料金良し、雰囲気良し、店員のキャラ良しの、私好みの素晴らしい喫茶店でした。

広田駅に行き、会津藩校日新館に向かいました。
ここも会津若松駅からは微妙に離れているため、行きたいと思いつつも叶わずにいたスポット
です。
行ってみてびっくりしました。
南門、戟門、東塾、西塾、大学、大成殿、弓道場、木馬場、水練水馬池、武講、砲術場、天文台
などが完全復元されており、大規模な施設です。
いったい建設費にいくらかかったのでしょうか。
幕末・明治記念室には郡長正の切腹シーンの人形などもあり、見ごたえ十分でした。
夕方だったためか、お客は私以外一人しか見かけませんでしたが、最後に良い施設を見学でき
ました。

※写真は三浦文治の墓

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
クロサカさまへ (カワチ)
2010-12-13 22:56:22
熱塩の示現寺にある三浦の墓はとても大きくて立派でした。
やはり地元の墓は良いですね。
私は長坂秀佳のファンなので、会津の喫茶店にあったキカイダー像はうれしかったです。
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調査お疲れ様です (クロサカ)
2010-12-13 09:51:18
三浦文治の墓で真っ先に浮かんだのが谷中霊園にある合祀墓だったのでこちらのお墓は正直驚きました。
むしろ菩提寺にもあるのは当然ではありますね。
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