幕末掃苔屋 公式ブログ

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横浜散歩

2012年03月26日 | その他

先日、当ブログに以下の記事を載せました。

警視隊と蒸気機関車

警視隊の出征と凱旋

この記事を書くにあたり、横浜停車場とワーグマンについて確認しておきたいことがあり、横浜に行ってきました。
神奈川県立歴史博物館の資料室で調べものをしたあと、横浜開港資料館で開催中の企画展「フォトスタジオの聖地・横浜」を見てきました。
売店を覗くと、「幕末月旦札(トランプ)」とか、明治六年に堤磯右ヱ門が販売した本邦最初の石鹸の復刻版「磯右ヱ門SAVON」とか、面白そうなものがいくつかありました。
特に、ベアトの写真を立体化したジオラマ「幕末ニッポン ベアトの見た風景」には興味をそそられました。

横浜で調べたかったことはすべて済んだので、あとは散歩を楽しむことにしました。
中華街の梅蘭という有名な店に入り、名物の焼きそばを食べながらレモンハイをガブガブ飲みました。
店を出たあと、すでに満腹にもかかわらず、店先で売られていた「猫耳」という揚げパン風の菓子や、カスタード入りの揚げドーナツ「ハリネズミまん」を買い食いしてしまいました
さらに元町方面に向かい、ウチキパンでパンを買いました。
そのままブラブラと石川町駅方面に向かって歩いていると、唐人お吉の名前が書かれた看板が目に入りました。
気になって読んでみると、明治元年から四年までここにお吉と恋人の鶴松が住んでいたのだそうです。
その間、お吉に髪結いの仕事を紹介したり、身の回りの世話を焼いたのが門倉知加と小川かめいう二人の女性で、この二人が主人を務めていた店が石川屋という小料理屋として現在も営業中だと書いてありました。
これはぜひ行ってみたいと思いました。
石川屋は感じの良さそうなおでん屋でしたが、さすがに焼きそばにチューハイ、猫耳とハリネズミまんを食べたあとでは入る気になりませんでした。
横浜にはちょくちょく来るので、ぜひ今度入ってみたいと思います。


※写真は「猫耳」