「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

            野田総理の星占いと総理補佐官

2012-02-11 07:21:36 | Weblog
民放の情報番組はアホらしくてめったに見ないのだが、昨日の昼のTBS系番組で、いま週刊誌を賑せている手塚仁雄総理補佐官が出演しているので暫くチャンネルをそのままにした。手塚氏は僕の住む地区からの選出代議士だが、最近2回も「週刊新潮」に登場している。一つは手塚氏が議員会館内でヤフーオークションにふけって、儲けていたという内容。もう一つは選挙区内の中目黒の”億ション”をキャッシュで手にいれたというニュースだ。どちらも政治家先生は”三日やったらやめられない”話だ。

週刊誌の報道の真偽は知らないが、かって手塚氏が区会議員時代、毎日駅頭にたって演説していた頃に比べれば大変な変わりようだ。その手塚補佐官がテレビで何を語るのかと思ったら、野田総理の日常生活だ。総理の人気が今一つ上がらないのでこんな作戦に出たのであろうか。開口一番、総理が毎日、新聞の星占いに目を通していると面白おかしく語った。いつも笑顔もみせず、鉄仮面みたいな総理にも、皆と同じような一面もあるのだということを印象づけようとしたのだろう。

しかし、僕にいわせれば、これは逆効果ではないだろうか。まさか野田総理が星占いによって政治を動かすとは思わないが、わが家の老妻や娘が星占いで一喜一憂するづけているのとは違う。過去においても政治家と女占い師とのスキャンダルが週刊誌に何回も報道されている。それに、この時期国民にダーティを印象づけている補佐官の口からこれを語らせるのか。どうみてもまいなすである。

ちなみに野田総理が読んでいる占い師によると、5月20日が総理の運気の変わり目だそうだ。この日に総理が不退転とする”税と社会保障の一本化”案が可決されるかどうか。あるいは内閣が解散に追い込まれるかどうか。