「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

    「竹島」放棄に署名した菅総理側近とキリスト教牧師

2011-03-10 07:40:23 | Weblog
「産経新聞」の特種なのだろうかー。今日(3月10日)の一面トップで、民主党の菅総理の政策グループ「国のかたち研究会」の顧問である土肥隆一議員が先月27日、ソウルで開かれた「日韓キリスト教議員連盟」の集会で韓国側の求める日本政府に対して竹島の領有権を放棄する共同宣言に署名したということだ。先年、在ソウルの日本大使館に向かって拳を突き上げ”従軍慰安婦”問題に抗議した岡崎トミ子前国家公安委員長といい、議員である前に果たして国籍が日本人であるかどうかを問いたくなる人物が民主党にはめだつ。

土肥議員は日本キリスト教団の神戸教会の牧師だそうだ。すべてのキリスト関係者がそうだとはいわないが、2000年東京の九段会館で開催された「日本軍性奴隷制を裁く女性国際法廷」で、昭和天皇に有罪判決を下した、この模擬裁判の支援団体には、全国キリスト教連絡会議、カトリック正義と平和協議会などキリスト教関係の団体がたくさん名前を連ねていた。

このインチキ裁判の事実上の主宰者は朝日新聞の論説委員だった松井やおり氏(故人)も本名耶依からもわかるようにキリスト教信者で、父親の平山照次牧師は、戦後の混乱期”赤い牧師”として話題をなげた赤岩栄の同志で渋谷山手教会の牧師であった。土肥議員の属する神戸教会の信者の一人は昭和60年”東チモールで日本軍が4万人を虐殺した”という100%ガセネタを朝日新聞に投稿して、当時まだ元気だった第47師団の戦友会を激怒させたこともある。

誤解がないようにお願いするが、キリスト者の全員ガこういった連中ではない。しかし、政権の座にある菅総理のグループの顧問が、国の政策に真っ向から反対する意見を公式の場で述べるとは、いったいこの政権はどうなっているのだろうか。