バラとハーブ

バラ・薬用植物の勉強をする筈がまた育児!?
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バラ講座に参加

2007-02-11 | 生活の出来事
ハーブスクールのインストラクターコース以外に、
研究コースという更に知識を深めるコースがあります。

その特別講座は、各々の分野で活躍している
専門家の講義を受けることが出来ます。

今回バラ管理の講座ということで
今となっては全国的に有名になったコ○ツガーデンの
後○み○りさんが講師でした
画像はその方が剪定の実技をしているところです。

コ○ツGは日本唯一?苗の生産から営業まで自社で行っているそうで、
驚いたことに、イングリッシュローズの大元、
あのデヴィッド・オースチン社がやって来て
生産販売のライセンスをコ○ツGだけに与えたそうなんです
これは、スゴイことです

マダム・イザック・ペレール(オールドローズ)
今まで疑問だったことを、いっぱい質問して来て
色々とスッキリしました。

特に、以下のことが分かってスッキリでした。
シュートの剪定の件ですが、
秋に根元から出たベーサルシュートを少し切ったらその枝が枯れたとか、
1月にアーチ上部のサイドシュートに花が咲いていたが
サイドシュートはどのくらい切っても良いものか?
A:枝の断面図から理解すれば更に納得できますが、
 結局、枝が硬く締まって「木質化」しないうちは
 未発達なのでむやみに切らない。
 サイドシュートに花が咲いたら花のすぐ下を摘む程度、
 「秋伸び」した新枝は「冬を迎える根の状況」により未発達なので弱い。
 
1月末になってもつぼみがつくが、いつまで咲かせても良いか?
A:1月中旬頃まで

追肥、お礼肥、寒肥(元肥)は成長期や花後の回復期など、
苗の状況に応じて、求める肥料の栄養素が異なるが、
毎回、いつも同じばら肥料+有機肥料ミックスで良いか?
寒肥はリン、カリを増やした方が良いか?
寒肥は根元まで深く掘って与え、それ以外も良く耕して与えている。
A:それで良い。夏以降に株が弱っていたらリン、カリを多めに与える。
 
・・・と、他にもありましたが、こんな内容でした。

あと、おまけ
オールドローズって
1868年のラフランス以前をオールドと呼ぶと資料にありましたが、
色んなオールドの年号を見たらそれ以降のもあって、変だなと思っていたら、
18世紀末から19世紀初頭までに育成されたバラなんだそうですね
今はもっと時代が進んで、
イングリッシュローズのような巻き巻きカップスタイルがモダン化して
HTの高芯咲きがモダンからクラッシックの分類に変わりつつあるそうです。

他には、「接木」のこと、すでにご存知の方も多いと思いますが、
根の部分だけ丈夫な原種(ロサ・ムルティフローラ=ノイバラ)を使って
その上に色んなバラを接ぎますが、
輸入の大苗は、台木にカニラ、ラクサ?などを使うので、
赤茶の??土を好んだり、輸送によって根が傷んでいるので感染し易く、
それらに対処して植えないと、枯れ易いんだそうですね

他にも消毒や土の選び方など色々勉強になりました。
やはり、疑問は曖昧のままひきずってないで、
信頼できる専門家に教えてもらうのが一番ですね