ビター☆チョコ

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フォーチュン・クッキー

2005-12-10 | 洋画【は】行
                    
再婚を2日後に控えた精神科医テス・コールマン(ジェイミー・リー・カーティス)の悩みの種は,娘のアンナ(リンジ-・ローハン)。
ロックに夢中で学校では問題児。テスの再婚相手ともあまり打ち解けない。
そんな二人がチャイニーズレストランで大喧嘩。見かねたレストランのマダムがくれたクッキーが災いの元。
次の朝,目覚めた二人はどういう訳か体が入れ替わっていた。
テスの結婚式まであとわずか,二人はパニックにおちいる。


年頃の娘と母親の対立。国は変われどどこでも同じらしい。
どっちが正しいとか間違ってるとか問題はそんなことじゃない。
その時その時,いつだって自分にとって大事なものがあって,その大事なことに夢中になるあまり,お互いの立場や気持ちを思いやれなくなっているだけなんだ。
そんな二人が,どういうわけか体が入れ替わって,今まで知らなかったお互いの生活を体験して理解しあっていく。
その過程をとってもテンポよく,楽しくみせてくれる。

コギャル(死語?)のアンナが母のテスの身体に入れ替わった後は,外見は15歳でもどう見てもおばさんにしか見えない。
娘の魂が入ったテス。こちらは娘のアンナがイメージチェンジを図って,外見はなかなかクールなおばさんになるのだが,
行動はコギャルそのもの。
成り行きで出演したお堅いテレビ番組で,型破りの発言をして観客に大うけ。
会場で観客のウェーブに乗せられた顔なんかきらきらしてる。
娘のボーイフレンドに惚れられちゃったりもする。
中身は娘のアンナなんだから,あたり前と言えばあたり前なんだけど,
テス世代としては嬉しいじゃないですか。
「人は内面が充実してると年齢に関係なく輝けるんだよ」ってことですよね。(←強引)

笑って笑って,最後はホロリとさせられて予想以上に楽しめた。
弟のハリーとちょっとボケの入ったおじいちゃんも,いい味だしてる。
最後にこの二人も,問題のフォーチュン・クッキーをもらいそうになるのだが
危機一髪でまぬがれた。
この二人が入れ替わったところも,ちょっと観てみたい。