安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

フランク・ロソリーノ I PLAY TROMBONE

2009-05-10 20:13:01 | トランペット・トロンボーン

2日続けて朝6時に起きました。きのうは、東京から帰省した娘(神社仏閣ファンです。)のお供で善光寺のご開帳へ。回向柱にさわり、山門に登り、数珠を買ってもらい、ご満悦のようでした。きのうの夕方安曇野市へ移動し、今朝から田植えです。専業農家の人に機械でやってもらっているので、植え直しや端の方を植えることと苗箱の水洗いくらいですが、疲れました。そこで、リラックス・トロンボーンです。

FRANK ROSOLINO (フランク・ロソリーノ)
I PLAY TROMBONE (BETHLEHEM 1956年録音)

 Iplaytrombone

トロンボーンというと、大きな音が出ますし、豪放なプレイというイメージがします。しかし、スタン・ケントン楽団のメンバーとして有名になったロソリーノは、このアルバムではミュートを使用するなどしてソフトにプレイをしています。

この作品を聴きたくなる理由は、ロソリーノのリラックスした演奏とともに、なんといってもソニー・クラーク(ピアノ)の西海岸時代の録音が楽しめるからです。メンバーは、ロソリーノ、クラークにベースがWilfred Middlebrooks、スタン・リーヴィ(ドラムス)というもので、ベースはわかりませんが、あとはおなじみのメンバーです。

曲目は、「I May Be Wrong」、「The Things We Did Last Summer」、「Flamingo」という3曲のスタンダードに、ロリンズ作の「Doxy」、ロソリーノ作の「Frieda」、「My Delux」です。「My Delux」を除きテンポは遅いので、ゆっくりとロソリーノのストレートに吹いてくれるテーマメロディが楽しめます。

ロソリーノは「The Things We Did Last Summer」、「Flamingo」という2曲のバラードで繊細な名人芸を披露しています。録音のせいもあるかもしれませんが、ソニー・クラークの打鍵が軽めで、フレーズも明るく、ブルーノート時代とは少し異なります。特に「Doxy」や「My Delux」における、気の利いたイントロ、バッキング、ソロが良かったように感じます。

 <植えた後の田んぼの様子>

 2009