安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

ソニー・ロリンズ FALLING IN LOVE WITH LOVE

2015-05-31 09:00:20 | テナー・サックス

佐久市に住んでいる友人から、軽井沢高原ビールをいただきました。これは、軽井沢町に本社がある(株)ヤッホーブルーイングの製品ですが、同社は、地ビールのヨナヨナエールを製造販売していることで全国的にも知られています。これからのシーズン、木陰で地ビールというのもよさそうです。野外公演も似合うテナー・サックス奏者。

SONNY ROLLINS (ソニー・ロリンズ)
FALLING IN LOVE WITH LOVE (Milestone 1989年録音) 

   

ジャケットで印象に残るアルバムがあります。このロリンズのものもその一枚ですが、「恋に恋して」という意味を、イラストでシンプルに表しているのでしょう。内容のほうは、バラツキがありますが、トミー・フラナガン(p)が参加した2曲はよいし、「テネシー・ワルツ」などポピュラーな選曲もあり、結構気に入っているアルバムです。

3つのグループによる録音です。(1)は、ソニー・ロリンズ(ts)、ブランフォード・マルサリス(ts)、トミー・フラナガン(p)、ジェローム・ハリス(b)、ジェフ・ワッツ(ds)。(2)は、ロリンズ(ts)、ジェローム・ハリス(g)、マーク・ソスキン(p)、ボブ・クランショー(b)、ジャック・デジョネット(ds)。(3)は、(2)のグループにクリフトン・アンダーソン(tb)が加わったものです。

曲は、(1)のグループで演奏される「For All We Know」と「I Should Care」、(2)のグループで、「Tennessee Waltz」(テネシー・ワルツ)、「Little Girl Blue」、(3)のグループで、「Falling in Love With Love」(恋に恋して)、「Sister」、「Amanda」の全7曲。「Sister」と「Amanda」はロリンズのオリジナルですが、あとはスタンダードです。

ソニー・ロリンズ(ts)の歌心が溢れた「Tennessee Waltz」や「Falling in Love With Love」は、聴いている方も一緒に口ずさみたくなるような、彼のテーマ演奏とソロが繰り広げられています。「For All We Know」や「I Should Care」におけるマルサリス(ts)は、ロリンズと一緒にやれるのが嬉しいといった感じのプレイで、微笑ましい。「For All We Know」におけるフラナガン(p)は、格調が高く、琴線にふれるようなフレーズを弾いていて、アルバムの価値を高めています。 

【軽井沢高原ビール】

軽井沢高原ビールホームページ

 

   

   

3本が入ったパックでいただきました。エールビールなので、あまり冷やさずに飲みましたが、コクのある味で、美味しかったです。パッケージも面白いし、人気が出るに違いありません。



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2 コメント

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ボブ・クランショー (duke)
2015-06-01 18:45:46
azumino さん、こんばんは。

こちらもようやく日中は暑くなりました。札幌ドームで飲むビールがますます美味しくなります。

統一性に欠けるアルバムですが、ロリンズは快調ですね。ボブ・クランショーの参加が全体を引き締めております。クランショーのサイドワインダーのあのソロがやりたくてベースを始めた人が多いというは話を聞いたことがありますが、本当のようです。DAY BY DAYのベーシストもそうでした。
エレキベース (azumino)
2015-06-01 22:23:57
dukeさん こんばんは

札幌ドームでのビールは、一味違うと思います。やはりサッポロブランドでしょうか。

クランショー(b)は、スイングするのはもちろん、メロディアスで、センスがよいです。エレクトリック・ベースになってから来日した時に、一回だけライブを聴きましたが、ソロもよくて、すっかり好きなベーシストの一人になりました。

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