安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

アイク・ケベック「BLUE & SENTIMENTAL」、上田市の「ごはん処 はらどけい」でチキン南蛮定食のランチ。

2023-12-03 19:30:00 | テナー・サックス

先日、ランチに上田市の「ごはん処 はらどけい」に入りました。おすすめの中から「チキン南蛮定食」を注文。チキン南蛮には、タルタルソースがかかり味わい深かった。味わい深い演奏を。

IKE QUEBEC (アイク・ケベック)
BLUE & SENTIMENTAL (BLUE NOTE 1961年録音)

   

アイク・ケベック(ts, 1918~1963年)は、コールマン・ホーキンスやベン・ウェブスターから影響を受けているものの、よりモダンだと思われるサックス奏者ですが、共演陣の顔ぶれの良さも相まって、ブルーノート・レーベルに残されたアルバムはどれも楽しめます。本作も、サイドメンに恵まれた作品。

メンバーは、アイク・ケベック(ts)、グラント・グリーン(g)、ソニー・クラーク(ts)、ポール・チェンバース(b)、フィリー・ジョー・ジョーンズ(ds)。不思議なことに、ジャケットにソニー・クラーク(p)の名前は印刷されていません。グラント・グリーン(g)が参加し、ソロもたっぷりとっています。

曲目は次のとおり。

1  Blue and Sentimental (Count Basie, Mack David, Jerry Livingston)
2  Minor Impulse (Ike Quebec)
3  Don't Take Your Love From Me (Henry Nemo) 【恋を永遠に】
4  Blues for Charlie (Grant Green)
5  Like (Ike Quebec)
6 Count Every Star (Bruno Coquatrix,  Sammy Gallop)【星を数えて】
アイク・ケベックのオリジナルが2曲、グラント・グリーンのオリジナルが1曲、ベイシー・ナンバーが1曲、あとはスタンダード曲です。

先日、みどり市のジャズ喫茶「Jazz in Blue City」に寄ったら、マスターが『最近、アイク・ケベックにはまっている』と、2枚のCDをかけてくれましたが、そのうちの1枚をレコードで聴きました。僕も好きなミュージシャン(関連記事へのリンク 1,   2)で、特にこのアルバムは傑作です。ベイシー楽団の演奏でお馴染みの「Blue and Sentimental」やスローテンポのバラード「Don't Take Your Love From Me」など、アイク・ケベック(ts)の太い音色による黒っぽい吹奏が魅力的。「Count Every Star」をはじめとして、グラント・グリーン(g)のプレイも特筆もの。

ジャケット裏面のメンバーと曲目の表記。メンバーには、ソニー・クラークの名前がありません。

安曇野市宅で聴いているところ。飾ってあるレコードは、いずれもアイク・ケベックのリーダー作で、右から「Easy Living」(Blue Note マンハッタン盤)、本作「Blue and Sentimental」(国内キング盤)、「Heavy Soul」(国内東芝盤)。

(参考)本作から「Blue and Sentimental」が聴けます。

ブルー・アンド・センチメンタル、アイク・ケベック - YouTube

 

【はらどけい】

住所:長野県上田市常磐城1-8-26
電話:0268-21-6288
ホームページ:はらどけい - 上田/食堂 | 食べログ (tabelog.com)

お店の外観。駐車場は結構広いですが、昼時は混雑します。

店内。カウンター席。

   

おすすめの品が黒板に書いてありました。この中から、チキン南蛮定食を注文。

鶏肉は、すべて国内産を使用しているそうです。

チキン南蛮定食。

チキン南蛮。つけあわせに、キャベツに林檎などのサラダ。

チキン南蛮は、結構ボリュームがあります。

ごはん。軽めにしてもらいました。

味噌汁

小鉢のポテトサラダ

小鉢のこんにゃくの煮物。いろいろ盛りだくさんでした。



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
BLUE & SENTIMENTAL  (mobu)
2023-12-03 21:04:58
アイク・ケベック名前からしていい
ですよね。ジャズやりそうな感じ。
「アイク」。日本の昭和の邦画に役名で
出てきそうな名前。
このテナー、聴いてると溶けてくる
というか、脱力しますね。
リラクゼーションの極みみたいな所が
あります。
普段のグラント・グリーンとは少し
違って、雰囲気がケベック寄りなのも
面白いです。
感化されてるというか、アイクが
移ってくる感じがあります。
ジャケ写のフランシス・ウルフも
いい仕事してるし、デザインの
リード・マイルスも、いかにもブルー・
ノートというような作りで、
この当時でしか出来ない仕事を
してますね。30センチ四方の芸術と
言われる所以だと思います。
おっしゃる通り「味わい深い演奏」
ですね。
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Unknown (azumino)
2023-12-04 17:36:41
mobuさん こんばんは

アイク・ケベックのアルバムは、日本盤が出るのが遅く、発売された時に買い求めた記憶があります。mobuさんがお書きのように、グラント・グリーンの参加もあり、寛げるアルバムだと思います。ケニー・バレル参加の「Bossa Nova Soul Samba」も好きで、ギタリスト二人の起用は成功しています。

ケベックも麻薬をやり、肺癌で早くに他界していて、素晴らしいプレイをしているだけに、もう少し録音を残してもらいたかったです。

コメントありがとうございます。
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