先日、購入したパイオニアのCDプレーヤー「PD-70AE」を自分の部屋で聴く会を催しました。もっとも、参加者はIさんと私の二人だけです。以前から僕の装置を知っている彼の感想が楽しみです。
再生装置は次のとおりです。部屋は10畳の洋間ですが、僕が日常使っている生活空間で、音楽の再生を志向した部屋ではありません。機器をつなぐ線(ケーブル)は、CDプレーヤーに添付されたものではなく、一定の高品質のものを使用しています。
レコードプレーヤー:ヤマハGT2000L
カートリッジ:デンオンDL103、オーディオ・テクニカAT150E/G
SACD/CDプレーヤー:パイオニア PD-70AE
プリメインアンプ:デノン PMA-2000RE
スピーカー:JBL4425MKⅡ
音源としてあらかじめ準備したCDは次のとおりです。
ディジー・ガレスピー「An Electrifying Evening」(Verve 1961年録音)から『A Night in Tunisia』(チュニジアの夜)。購入したお店「オーディオコア」でも試聴に使ったCD。トランペット、アルトサックスのサウンドを確認しました。
キース・ジャレット「Standards In Norway」(ECM 1989年録音)から『Love Is A Many Splendord Thing」(慕情)。ピアノトリオによるライブ録音でライブ会場の雰囲気がするかどうか聴いてみました。
キャロル・スローン「Live at 30th Street」(Columbia 1962年録音 )から『On The Street Where You Live」(君住む街で)』。キャロル・スローンの歌声を聴いてみました。日本盤のレコードと聴き比べも。
ノラ・ジョーンズ「Day Breaks」(Universal 2016年録音)から『Burn』。Iさんがノラ・ジョーンズのファンということと、最近の録音のものを聴こうと取り出しました。
「まり・ミエ・ゆかりの大作戦」(WEA 1970年録音)から『白いブランコ』、『くちづけ』(歌:園まり)。歌謡曲やポップスはどうかと選んだアルバム。
カラヤン指揮ベルリン・フィルによるオッフェンバック作曲喜歌劇「天国と地獄」序曲(PolyGram 1980年録音)。この曲は、弦のアンサンブルに加え、クラリネットのソロ、ティンパニの突然の連打など、オーディオ的にも面白そうなので、選んでみました。
(感 想)
Iさんの感想は、「CDというよりもレコードを再生しているかのようで、このプレーヤーのアナログ変換部分は素晴らしい」、「オーケストラなども、定位がきちんと出るとともに、奥行きも感じられ、CDプレーヤー、アンプとスピーカーの組み合わせもうまくいっているのではないか」というものでした。
個々には、ガレスピー(tp)の音は、販売店における試聴には及ばないものの、かなりよいこと、ヴォーカルについては表情がよく出ていて、園まりのフレージングがきめ細かく再現されて絶品に聴こえること、オーケストラの各セクションの音が分離し、繊細さも出ていること、、ジャレット(p)のライブ盤では、ホールの雰囲気が感じられたことなど、二人の感想は一致しました。
全体として満足しているので、当分、このシステムを使います。スピーカーの台の高さを低くするなど、セッティングを変えてみるのもいいかもしれないとアドバイスをいただきました。そのうちにパソコンを使ったオーディオも試してみたいと考えています。
オーディオセット
CDプレーヤー「パイオニアPD-70AE」
プリメインアンプ「デノン PMA-2000RE」
スピーカーのロゴ。
CDとレコードの聴き比べ用に取り出したレコード。3枚ともオリジナルではありませんが、30cm四方のジャケットはよいですね。
「スピーカーの台の高さを低くするなど、セッティングを変えてみる」 - これはよくわかりますね。LPではどうしてもハウリング影響が桁違いですが、防振の効いたCDプレーヤーで綺麗に出るようにすれば、可成り詰めれますからね。
コメントありがとうございます。スピーカーの違いもありますが、販売店だと専用の試聴室なので、ゆったりとしたセッティングで音場の拡がりも大きく、そのへんが、自宅とは全く異なる点です。自宅にもオーディオ専用の部屋がほしくなりますが、こればかりは仕方ないです。
お話のようにスピーカーのセッティングは変える価値がありそうです。低めれば低音の出が大きくなると思います。かなり重いので、後日ということにしてあります。
私も、PD-70AEを来年早々にも購入しようと思っています。
私は、PioneerのPD-70>N70A>A-70>自作スピーカーで聴いています。PC、HDDとプレーヤーは御座いますが、やはり、CDPからの音質が一番良いです。
空気の良い所にお住まいで羨ましいです。
拙ブログをご覧いただき、また、コメントありがとうございます。最近、少しいい音で音楽を聴きたいと思い始めて、今回の購入に至りました。タイミングよく、パイオニアPD-70AEが発売され、試聴等して、ほとんど即決でした。
ぼつぼつPCなども試してみるつもりです。CDPからの音が良いというのは、パッケージものが好きな僕には嬉しいです。
レコード3枚ともオリジナルではないとはどう言う意味なのでしょうか。昔販売されたレコードの再カィティングの意味でしょうか。教えて頂けないでしょうか。
それと、私もPD-70AEを購入しました。音質は、エージング中で少しづつ良くなっています。
コメントありがとうございます。パイオニアのPD-70AEのご購入おめでとうございます。音質も少しづつ良くなっているとのことで、これから楽しみですね。
さて、オリジナルですが、レコードのオリジナル盤は、最初に作られた物を指し、本でいえば初版本といっていいかと思います。例えばブルーノート・レーベルのオリジナル盤だと、ものによっては10万円以上の値段がつきます。盤は厚く、ジャケットも厚かったり、コーティングがかかっていて、ジャケット写真も鮮明です。また、録音した当座のテープから作りますから音質もよいのが普通です。例外ももちろんあります。
この3枚は、有名なヴォーカル盤で、それぞれのオリジナル盤も人気があり、盤やジャケットの作りもよいです。僕が所持しているのは、右からアン・リチャーズのものは、日本で作られた国内盤です。多分テープで音源は取り寄せていると思います。真ん中のキャロル・スローンのものは、CBS(Columbia)による再発盤です。一番左のやはりキャロル・スローンのものは、国内盤(Sony)です。
オリジナル盤は高価で、しかも田舎だと入手しにくいので、僕は国内盤中心にコレクトしてしまいました。ヴォーカルの場合は、曲数が多く聴くにはCDが便利なので、古い録音でも最近ではCDを買うことが多いのですが、ジャケットの魅力もありレコードも購入しています。
再カッティングも含まれますが、セカンド(オリジナルの次の版)も結構な値段がします。オリジナル盤でないものは、各国でもプレスされますし、時代によっても再製造されるので、それこそいろいろなものがあります。日本の正規国内盤は丁寧に作られていますが、音質に元気のないものがあったり、様々です。
詳しく説明有難う御座います。
私は、昔 ポピュラーしか聞きませんでしたが、アメリカの輸入盤はひずみが凄かったです。日本のレコード会社の盤は、ひずみが無く綺麗なのですが音質が劣りました。
東芝のレコードは、音質に癖がありました。ビートルズの東芝のマスターの特別なコピーのようですがテープは凄い良い音だそうです。市販されていないテープの事です。
エージングの時期が不安ですね。これも、100時間位掛るのでしょうね。N-70Aの時は、壊れていると思ってしまいました。良い音質になるよう願っています。
有難う御座いました。