安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

エリック・アレキサンダー「TIMING IS EVERYTHING」、JR東日本「トランヴェール8月号」の特集「上杉家に咲いた布の花」。

2024-08-08 19:30:00 | テナー・サックス

JR東日本の新幹線車内誌「トランヴェール8月号」は、上杉家に咲いた布の花と題して、新潟県の越後上布や小千谷縮を紹介しています。小千谷縮は、サラッとして夏に最適な着物地のようです。夏に購入した熱いアルバム。

ERIC ALEXANDER (エリック・アレキサンダー)
TIIMING IS EVERYTHING (CELLAR 2023年録音)

   

先日、甲府市のコットンクラブで聴いた『The Battle Japan Tour 2024 feat. ヴィンセント・ハーリング(as)、エリック・アレキサンダー(ts)』(その記事へのリンク)におけるエリック・アレキサンダーの演奏がまずまず良かったので、CELLAR MUSICから出ている彼の新譜を購入しました。

メンバーは、エリック・アレキサンダー(ts)、リック・ジャーマンソン(p)、アレクサンダー・クラフィー(b)、ジェイソン・ティーマン(ds)。Jed Paradies(fl, track 3)、Rale Micic(g, track 3)、Alma Micic(vo, track 8)、Stan Wetering(ts, track 4)。基本は、カルテットですが、曲により4人のミュージシャンが加わっています。

(英文表記)Eric Alexander(ts)、Rick Germanson(p)、Alexander Claffy(b)、Jason Tiemann(ds)。

曲目は、次のとおり。

1  After the Rain (John Coltrane)
2  But Beautiful (Jimmy Van Husen)
3  Serenade To A Cuckoo (Roland Kirk)
4  Big G’s Monk (George Coleman)
5  Sasquatch (Eric Alexander)
6  Misty (Erroll Garner)
7  Timing Is Everything (Eric Alexander)
8  Evergreen (Barbra Streisand,  Paul H. Williams)
9  Someone (J. Graydon,  M. Meuller,  R. Nevil)
エリック・アレキサンダーの自作2曲「Sasquatch」と「Timing Is Everthing」、それと「Someone」は知られていませんが、あとは有名曲です。ことにバラードの「But Beautiful」と「Misty」は名曲。

先の来日公演で、エリック・アレキサンダー(ts)は、フラジオと同一音型の繰り返しという、僕の嫌いな演奏法を抑え気味でしたが、このアルバムでも、それらの出番が少なくてありがたい。コルトレーンモードという感じで、音を長めにとって雄大に吹いている「After the Rain」が最も印象に残り、フルートとギターが加わった「Serenade To A Cuckoo」はブルージーで、こういう演奏ならもっと聴きたいと思わせます。バラードの「Misy」を途中からテンポアップしてスインガーで演奏しているのは、好みではなく、バラードで通してほしかった。 

ジャケット裏面にあるミュージシャンの集合写真。左から二人目がエリック・アレキサンダー(ts)。

(参考)本作から、「After The Rain」が聴けます。

After the Rain - YouTube

 

【JR東日本 新幹線車内誌 トランヴェール2024年8月号】

   

表紙

   

特集は、「上杉家に咲いた布の花」。新潟県では、上杉謙信が活躍したころには越後布(えちごふ)、江戸時代には越後縮(小千谷縮など)という越後上布が生まれていて、その歴史などを追ったもの。

十日町市博物館に展示されている越後上布

   

上杉謙信関連のスポットの紹介。上の写真は「春日山神社」、下の写真は「春日山城跡」。

    

カラムシ。イラクサ科の多年草で、3年がかりで栽培し、8月ごろ3m近くに成長したものを収穫する。カラムシから採った繊維が青苧(あおそ)で、越後縮・越後上布の糸になるそうです。

   

越後上布の着物

   

小千谷縮。小千谷市総合産業サンプラザ「匠之座」に展示があるそうです。小千谷縮は、江戸時代の天明年間(1781~89年)には年間20万反も生産されていたそうです。現在も、よく売れているそうです。

 

   

駅弁の紹介も、新潟県のもので新潟駅で販売されている「新潟コシヒカリ弁当」です。幕の内弁当だそうです。

   

湯守とっておきの旅は、新潟県 越後長野温泉の「嵐渓荘」です。燕三条駅から車で約45分だそうです。



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (yuki)
2024-08-08 20:42:23
女房の出身地は信玄公なんですよ。
それだけです。

コルトレーンも好きだったなぁ~。
手持ちのモノは無く、アレクサからです。
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Unknown (azumino)
2024-08-09 08:32:36
yukiさん こんにちは

JR東日本の新幹線車内誌は、たまに面白い特集をやるので、そういう時は自宅に持ち帰り、たまにはブログにアップしています。今月号は、越後の布に着目した着眼点が良い企画だと思いました。

長野県(信州)は、川中島の戦いがあったように、上杉家と武田家の取り合いの地域であり、謙信、信玄は、現代でも長野県民にお馴染みです。

それにしても、信州は、経済力もなかったせいか、大きな武将は出なかったですね。

今でも、たまにコルトレーンの演奏を聴いています。
コメントありがとうございます。
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