安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

新井平伊著「脳寿命を延ばす認知症にならない18の方法」(文春新書)を読み、クリニックへ。

2021-01-23 19:37:15 | 読書

たまたま書店で目にした新井平伊著「脳寿命を延ばす認知症にならない18の方法」(文春新書)を読みました。新書は啓蒙的なものだと思うのですが、その範疇を超え、読んでよかった役立つ本です。

   

著者の新井平伊(あらいへいい)さんは、順天堂大学大学院医学研究科修了。東京都精神医学総合研究所主任研究員、順天堂大学大学院教授を経て、2019年よりアルツクリニック東京院長。アルツハイマー病の基礎と臨床を中心とした老年精神医学が専門の方です。

(目次 裏表紙から)   

はじめの脳の基本的な仕組みの解説から先端治療まで述べられています。ここまで脳の研究が進んでいるのかと、それだけでも瞠目。

(目次の最後にある脳寿命を延ばすために、今すぐできる18の方法)

具体的な記述が多く、しかもわかりやすく書かれています。

(感想など)

下記に転載しましたが、衝撃だったのは、『糖尿病は認知症に2倍なりやすい』という記述です。実は僕は糖尿病に近い状態なのですが、この本を読んで先日、足が遠のいていた糖尿病内科クリニックに出かけ、改めて検査を行い、今後治療していくことになりました。

『糖尿病になると、インスリンの分泌や効きが悪くなります。・・・効きが悪くなった分を補おうとして、インスリンはたくさん分泌されます。それに伴い、アミロイドβというタンパク質が脳の神経細胞に沈着するとの報告があります。このアミロイドβこそ、アルツハイマー病を引き起こす物質です。』と記されています。

このように糖尿病がなぜまずいのかを説明してくれています。他の箇所でも同様で、例えば、飲酒について『さまざまな研究で、酒は神経毒であるという事実がわかってきました。一次的なダメージは神経細胞へ、二次的なダメージは血管を介してやってきます。』と記し、毎日の飲酒は最悪だとしています。

   



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