安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

マイク・ルドーン「THE HEAVY HITTERS」、松本市渚のジャズが流れるカフェ「VIENS CAFE」。

2023-03-23 19:30:00 | ピアノ

買物の帰りに、ジャズが流れる喫茶店「VIENS CAFE(ヴィヤン・カフェ)」に寄り、珈琲を飲みながら、ビル・エヴァンスのハードバップ色が強い「New Jazz Conception」を聴きました。現代のハードバップ作品を。

MIKE LeDONNE (マイク・ルドーン)
THE HEAVY HITTERS (Celler Live 2022年録音)

   

コリー・ウィーズが主宰するカナダのCeller Musicグループから新規に発売されるアルバムの中には、僕の好みに合いそうなものがたまに含まれています。今回のマイク・ルドーン(p, 1956年生)がリーダーの「The Heavy Hitters」は、メンバーが豪華で、すぐに発注しました。

メンバーは、マイク・ルドーン(p)、エリック・アレキサンダー(ts)、ジェレミー・ペルト(tp)、ヴィンセント・ハーリング(as)、ピーター・ワシントン(b)、ケニー・ワシントン(ds)。「Chainsaw」の1曲だけに、Rale Micic(g)が加わっています。オールスターズです。

曲目は次のとおり。

1  Hub (Mike LeDonne)
2  New Day (Mike LeDonne)
3  Silverdust (Mike LeDonne)
4  In Dia Es Un Dia (Mike LeDonne)
5  Big Richard (Eric Alexander)
6  Chainsaw (Eric Alexander)
7  This is Something New (Eric Alexander)
8  Cedar Land (Mike LeDonne)
9  Bluesit (Mike LeDonne)
マイク・ルドーン作が6曲、エリック・アレキサンダー作が3曲。曲想、サウンドともに1950年代~60年代のブルーノートレーベルの諸作品をイメージしている感じで、フレディ・ハバード、ホレス・シルヴァー、シダー・ウォルトンらへのオマージュ(敬意、賛辞)が曲名に現れています。

収録された曲、英文字をデザインしたCDのジャケット、ルディ・ヴァン・ゲルダー・スタジオにおける録音と、まさに往年のブルーノートレーベルのアルバムを想い起こさせます。ジェレミー・ペルト(tp)の刺激的なプレイがかっこいい「Hub」、ハービー・ハンコックの「Maiden Voyage(処女航海)」を髣髴とさせる雰囲気の「New Day」、エリック・アレキサンダーが父を偲んで作り、彼のワンホーンで演奏されるバラード「Big Richard」など、現代の精鋭達の演奏が楽しめます。

ライナーノートにあるメンバーの写真。真ん中がヴィンセント・ハーリングというのも、出たがりの彼の性格を表していて愉快です。右から二番目がリーダーのマイク・ルドーン。

ジャケットの裏面。こちらのデザインもなかなかいいので、掲載。

(参考)本作から「New Day」が聴けます。

A New Day - YouTube

 

【VIENS CAFE(ヴィヤンカフェ)】

住所:長野県松本市渚2-7-4
電話:0263-28-1222
ホームページ:ヴィヤンカフェ (VIENS CAFE) 食べログ (tabelog.com)

外観

置いてある自転車がかっこよかったので、アップで撮影。

店内

スピーカーの箱は、マスターの自作です。最近の変更はないそうです。

きれいなカップがたくさん置いてありました。

カウンター席横に飾られたエッフェル塔の写真が目を惹きます。

天井近くの壁にレコードのジャケットが飾ってあります。一番左のジャケットのビル・エヴァンスのアルバムをかけてくれました。

モノラル専用プレーヤーです。

真空管アンプなど。

昔懐かしいプリンがあるというので、注文。

シロップがたくさんで、なかなかよいプリンでした。

珈琲。中深煎りのグァテマラです。女性を中心にお客様が多い喫茶店ですが、訪問時は珍しく、僕一人の貸し切りでした。また、出かけます。