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1995年の阪神淡路大震災がきっかけとなり自動書記で突如絵を描き始める 絵の仕事は26年目 ブログ光のチャレンジは11年

阪神淡路大震災で授かった能力(22)

2012-02-26 | 「アズミックアート物語」21~ その後
もうすぐ東日本大震災から一年が巡って来ます。
3月11日には大阪では中之島公園とか、奈良では平城京跡地などで鎮魂と復興の祈りの集いがもたれるようですが、皆様はどこでどのように過ごされる予定でしょうか。

私は今日は京都の平野神社へ出かけました。岩手大槌町にある「蓬莱島」の復興を支援するハープコンサートがあったからです。
「蓬莱島」はあの「ひょっこりひょうたん島」のモデルになったと言われているところらしいのですが、今日伺った話では、町の(人の)復興が優先されているため、無人島である島の復興まではまだなかなか手がまわらないのだそうです。

平野神社はしだれ桜などで有名なところですが、ここの宮司さんが蓬莱島にある祠などの被害状況の調査に行かれた関係で、その奥様であるプロのハープ奏者の山根ひろみさんと共に復興支援に協力され、「ひょっこりひょうたん島ワンコイン支援コンサート」を始められたということです。

私はそのニュースをネットで見てさっそく出かけたというわけです。我が家からはかなり遠く片道2時間近くかかりました。
(平野神社は、京都駅前の市バス乗り場(B5)から205、50系統のバスで約35分、「衣笠高校前」下車すぐのところにあります)

今日はとても寒い日でしたが、たくさんの人が聴きに来ておられ、とても心に沁みる演奏を一緒に堪能しました。
今後も「毎月最終日曜日の午前11時~」開催予定で、12月まで続けて、集まった会場費(大人一人500円)をまとめて現地へ贈られるそうです。(都合で日程変更もあり得るそうですので、出かけられる前には念のため開催日時を各自でお確かめください)

毎回演奏のテーマは違うそうで、山根さんが選ばれたその曲にまつわるお話などを演奏の前に少しされるのですが、そのお話がまたとてもいいのです。
今日の演奏曲目の一番最初は山根さんのオリジナル曲「いのり」、続いて「ラルゴ」、「埴生の宿」そして「螢の光」「夜もすがら」、その次は賛美歌?「ピエ イエズ」「アメージング・グレイス」、それから「若者の歌」(ロンドンデリーの歌)、その後に
「ジュピター」、そして最後の曲が「虹の彼方に」でした。(なぜかアイルランドに縁の深い曲目が多かった気がします)

音楽がお好きな方なら、この曲目を見られただけでももうどんな雰囲気かが一目瞭然で、ハープの音色と共にその曲が耳に甦ってくるのではないでしょうか。

私は音楽には疎く、ほんもののハープも初めて近くで見たのですが、このハープの音色、「弦」には「魔を破る」(日本の神社の破魔弓のように?)力があると言われているとのことで、演奏の後はハープに触れて(鳴らして)「厄よけ」?をして帰って下さいと山根さんは勧められていました。
(もう少し小さなサイズの)「アイリッシュハープ」なども教えておられるようですが、この日の演奏に使われたハープはとても大きく実に立派なものでした。(「ウォールナット」という木が使われているそうです)

ところで最近私は「ダニーボーイ」という曲を聴いて感動していたのですが、それが「ロンドンデリーの歌」と同じメロディーで、「アイルランド民謡」が原曲だったとは知らなかったのです。(私の好きな「庭の千草」もアイルランド民謡です!)

また「虹の彼方に」(Over the Rainbow ) があの有名な「オズの魔法使い」の中で使われた主題歌だったことも初めて知って驚きました。(この曲は2001年の全米レコード協会等の主催による投票で選定された「20世紀の名曲」第一位だそうです)

山根さんがこの英語の歌詞がまたとてもいいんですよね~と説明されていたので、後で調べてみてなるほどと深く納得しました。
♪~小さな鳥たちに出来ることが、私に出来ない筈はない~♪
まさに今日の演奏を締めくくるにふさわしい曲だったなと感じて、最初から最後までの曲の流れ、その曲目構成のセンスの良さに驚嘆しました。

演奏曲目は、今回は特に(来月の「3・11」を目前にして)「鎮魂」、そしてそれだけではなく(復興を祈る気持ちをこめて)少しでも明るく「希望」の持てるものをと、ふと浮かんでくるままに決められたそうですが、山根さんのその大らかであったかいハートがハープの音色と共に会場全体に優しく響き渡り、来場者にも静かに伝わっていくようでした。
本当に真心のこもった演奏を聴かせていただいて、私もとても心が洗われ癒されました。

話が長くなりますが、私の住んでいるところのすぐ近くにあるインテリアショップの看板に
「 There’s no place like home 」と書かれていて、いつも何気なく見ていたのですが、そしていいフレーズだなと思っていたのですが、このコンサートがきっかけでエピソードや原曲を知ることが出来、今さらながらにこの言葉が輝きを増して感じられます。

最後に山根さんが話された「大槌町の被災者の方々からの伝言」(私たちへのお願い)をお伝えしたいと思います。
『「ふるさと」や「上を向いて歩こう」の歌もいいけれど、自分たちとしては「ひょっこりひょうたん島」こそみんなに歌って欲しいと願っている』
これが彼らにとってみんなと一緒に歌いたい、今の気持ちに一番ぴったりくる歌なのだそうです。

ということで、今日の締めくくりには来場者全員でこの歌を歌いました。
(このような企画を考えて下さった平野神社の宮司様と山根ひろみ様、お世話くださった方々にも感謝をこめて。。)


「ひょっこりひょうたん島」  (井上ひさし作詞)

なみをチャプチャプ チャプチャプかきわけて
くもをスイスイ スイスイおいぬいて
ひょうたん島はどこへゆく ぼくらをのせてどこーへゆくー ルルル ル ルル ルー

まるいちきゅうのすいへいせんに なにかがきっとまっているー

くるしいこともあるだろさ かなしいこともあるだろさ
だけどぼくらはくじけない なくのはいやだ わらっちゃおう
すすめー ひょっこりひょうたん島 ひょっこりひょうたん島 ひょっこりひょうたん島


さて、この平野神社では「思いがけない出遇い☆ 」もあったのですが、この話はまた後日のお楽しみに♪
(今日は出かけていたためにUPが遅くなりました。ご愛読に感謝です)

写真は「平城京」の 朱雀門 です。(遷都1300年祭の直前に撮ったもの)






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