歌人馬場あき子さんのドキュメンタリー『幾春かけて老いゆかん』を
大阪十三の「七藝」で観て来ました。
この日は大阪での公開初日だったこともあり、ぎっしりの人で超満席でした。
短歌をやっている方も大勢来られていたのかもしれません。
意外に男性の観客も多かったです。
上映後の監督さんのお話もよかったです♪
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左の人は司会者。右手の方が監督。
私はかなり後ろの方の席だったため、舞台が遠く
お顔がはっきりとわかりにくい写真ですみません!
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一緒に観た仲間たち全員が『これはぜひ「シニア女性映画祭」で
上映出来たらいいね♡』と。
期待していた以上に見応えがあり、特に馬場あき子さんがお能を長年やっておられた関係で、
能や狂言の実際の演目も(映画を通してですが)実際に観ることが出来、
そのごく一部であっても深く心を揺さぶられました。
特によかったのは、馬場あき子さんの日常そのものがそのまま写し出されていて、
撮られた映像や彼女の言葉に監督の余計な色や脚色などが一切無かったこと。
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以前、瀬戸内寂聴さんの日常のドキュメンタリー(男性監督が撮った映画)を観ましたが、
それはあまりにも映像にその監督の「個人的な思い入れ」が強く出過ぎていて、
また、その彼の生の言葉が邪魔になるぐらいにナレーションとして沢山入っていて、
「もう二度と観たく無い」と感じてしまったぐらいでした。。
(寂聴さんはたぶんそういう結果になることを生前に見抜いておられ?
なおかつ、その若い監督への「慈悲の思い」で、失敗作もわざと赦された?のかも)
それに比べると、今回のこの映画は本当に淡々として謙虚な監督さんの姿勢が
とても氣持ち好く、トークでもそのお人柄がよく伝わって来ました。
心底謙虚な方だなと感じました。
そして心から馬場あき子さんを尊敬しているのがよくわかり、
その彼女の魅力を観客にもぜひ伝えたい!という思いがよくわかりました。
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そういうわけで、この映画は本当にお勧めです♪
馬場あき子さんの姿、立ち居振る舞い、その言動や行動力・・
あまりにも素晴らしくてとても真似は出来ませんが、95歳になってもこんなふうに
元氣で幸せに暮らすこともできるのだと心から安心出来、未来に希望が持てます♡
こんないい映画を撮ってくださった田代裕監督さんにも感謝でいっぱいです!!!
ほんとうにありがとうございました♡
現在70代の団塊の世代の人たちは「ニューセブン」!?と言われているそうですが(笑)
これまでの高齢者像とは全く違ったイメージで、
「新しいシニア文化」を創造していくのかもしれませんね。
いつもワクワクして、好奇心いっぱいで、「今」をイキイキと生きる世代♪
年代は違っても、そのハシリがもしかしたら馬場あき子さんでもあるのかも!?
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余談ですが、
十三の街は昔よく行き慣れたところでもあり、神津神社の境内で
毎月13日に開催されていた「十三市」を思い出して懐かしく、
映画の前にちょっとお参りに立ち寄りました♪
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紫陽花だけで無く、百合の花もきれいでした。
お好み焼きか、たこ焼きを食べたかったけれど、
美味しいお店はどこも行列で、残念ながらあきらめました。
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本日も「光のチャレンジ」をご覧くださってありがとうございます♪
映画は一人で観るのももちろんよいですが、誘い合ってみんなで一緒に観るのも、
あとのおしゃべりがまた愉しいですよね♪(笑)