大家さんと八っつぁんの会話から、たのしい物理が見えてくる!!親子で楽しめる、“ 落語 ” 物理入門書。と帯に書いてある。
しかも何と練習問題つき!の本。
『してやられた大家さんー落語で学ぶ物理入門ー』(佐藤 旭 著/清風堂書店)を紹介する。
科学的なことにはさっぱり弱く、中でも物理はいつも落第点続きだった私。未だに物理と聞くだけで苦手意識が働く。でもこの本なら面白く読みながら物理も少しは解るようになるかな?ほんとになるかな?と半信半疑ながらもさっそく購入。
思っていたよりぶ厚くて、しっかり数学の図形も書いてある。わぁ、幾何学もさっぱりダメな私。
と、言うわけで、お正月に読むつもりで購入したのにちらっと広げて眺めただけで、そのまま机上に置いてある。
読んでもいないのに紹介するのは少々気がひけるが、受験シーズンでもあり、勉強の合間に大いに笑って気分転換してもらえたら、、と願っている。
ついでにもう一冊紹介、と軽く言うにはあまりにも大事な本がある。
こちらは友だちが貸してくれて、今読んでいるところ。
『 福島原発事故と女たちー出会いをつなぐ 』(近藤和子 大橋由香子 編/梨の木舎)
2012年10月26日初版発行。
読んでいるとあまりもの生々しい臨場感にまるで自分がそこに居合わせたかのように、否、今もそこに閉じ込められたままでいるような切迫感と危機感が迫って来る。
そして今この方たちはどうしておられるのだろう、、と彼女たちひとり一人を訪ね歩きたい気持ちになる。
昨秋に東北の被災地を訪ねたある知人夫妻が、「関西とはかなり温度差がある。向こうは全然違う!そんなもんじゃない」と声を揃えて嘆いておられたが、阪神淡路大震災で被災した彼らでさえもそう感じるほどに、現地とは乖離した日常を送っている私たち。
私もこの本を読みながらそういうことをひしひしと感じた。
「忘れないで欲しい」ということを被災された方々は誰もが口々に言われるが、その意味がよくわかる。
関西は特に距離的にも東北からは遠く、東京よりもむしろ危機感が薄い面もある気がする。
誰もが今安穏とした日々を送っているわけでは無く、皆必死に生きていることには変わりは無いにしても、それでもやっぱり私たちは被災地とは違う「普通」の日常を無事送ることが出来ている。
だからこそ、時にはせめてこのような本を読むことで、あえて忘れないように、しっかりと想いを向けることが出来るようでありたい。
そして「今自分に何が出来るか」を考え、行動に移そう。
私はこの本を読み終えたら感想を書いて送るつもりでいる。
とても素晴らしい本だったが、ただ一つ違和感を感じた絵もあったので。
自分が絵描きだから言うわけでは無く、女性としてちょっと気になるイラストがあったからだ。
そういうことも伝えることで再版の折りにはさらに読者が増えることを期待している。
昨夜から今朝方は我が家近辺も珍しいぐらいの一面の雪景色だった。
こちらでは雪が降ると何となくワクワクするが、東北の方ではそれどころでは無いことだろう。
仮設住宅で暮らす人たちのことを思いつつ、少しでも早い春のおとづれを心から願っている。
下記の写真はなつかしい伊豆の「河津桜」。
今年も2月初旬にはもう咲き始めることだろう。
しかも何と練習問題つき!の本。
『してやられた大家さんー落語で学ぶ物理入門ー』(佐藤 旭 著/清風堂書店)を紹介する。
科学的なことにはさっぱり弱く、中でも物理はいつも落第点続きだった私。未だに物理と聞くだけで苦手意識が働く。でもこの本なら面白く読みながら物理も少しは解るようになるかな?ほんとになるかな?と半信半疑ながらもさっそく購入。
思っていたよりぶ厚くて、しっかり数学の図形も書いてある。わぁ、幾何学もさっぱりダメな私。
と、言うわけで、お正月に読むつもりで購入したのにちらっと広げて眺めただけで、そのまま机上に置いてある。
読んでもいないのに紹介するのは少々気がひけるが、受験シーズンでもあり、勉強の合間に大いに笑って気分転換してもらえたら、、と願っている。
ついでにもう一冊紹介、と軽く言うにはあまりにも大事な本がある。
こちらは友だちが貸してくれて、今読んでいるところ。
『 福島原発事故と女たちー出会いをつなぐ 』(近藤和子 大橋由香子 編/梨の木舎)
2012年10月26日初版発行。
読んでいるとあまりもの生々しい臨場感にまるで自分がそこに居合わせたかのように、否、今もそこに閉じ込められたままでいるような切迫感と危機感が迫って来る。
そして今この方たちはどうしておられるのだろう、、と彼女たちひとり一人を訪ね歩きたい気持ちになる。
昨秋に東北の被災地を訪ねたある知人夫妻が、「関西とはかなり温度差がある。向こうは全然違う!そんなもんじゃない」と声を揃えて嘆いておられたが、阪神淡路大震災で被災した彼らでさえもそう感じるほどに、現地とは乖離した日常を送っている私たち。
私もこの本を読みながらそういうことをひしひしと感じた。
「忘れないで欲しい」ということを被災された方々は誰もが口々に言われるが、その意味がよくわかる。
関西は特に距離的にも東北からは遠く、東京よりもむしろ危機感が薄い面もある気がする。
誰もが今安穏とした日々を送っているわけでは無く、皆必死に生きていることには変わりは無いにしても、それでもやっぱり私たちは被災地とは違う「普通」の日常を無事送ることが出来ている。
だからこそ、時にはせめてこのような本を読むことで、あえて忘れないように、しっかりと想いを向けることが出来るようでありたい。
そして「今自分に何が出来るか」を考え、行動に移そう。
私はこの本を読み終えたら感想を書いて送るつもりでいる。
とても素晴らしい本だったが、ただ一つ違和感を感じた絵もあったので。
自分が絵描きだから言うわけでは無く、女性としてちょっと気になるイラストがあったからだ。
そういうことも伝えることで再版の折りにはさらに読者が増えることを期待している。
昨夜から今朝方は我が家近辺も珍しいぐらいの一面の雪景色だった。
こちらでは雪が降ると何となくワクワクするが、東北の方ではそれどころでは無いことだろう。
仮設住宅で暮らす人たちのことを思いつつ、少しでも早い春のおとづれを心から願っている。
下記の写真はなつかしい伊豆の「河津桜」。
今年も2月初旬にはもう咲き始めることだろう。