「検索」の次は「共有」です。
パソコンの機能で最も強力な、パソコンという名にふさわしいものですが、多分いちばん働きの悪い機能ではないかと思っています。
「共有」は、ネットワークを介して、パソコンに保存されているフォルダやファイルを、多くの人たちが参照でき、同時に利用することもできる機能です。
そのように「できること」はすぐわかります。
しかし、そう「すること」は、なかなか機能全開とはいきません。
まず「しらせること」です。だまって共有フォルダーに入れておいても、それだけでは誰も気付きません。これがいちばん面倒なところです。
共有するには「わかること」が肝心なのですが、人それぞれわかりかたが違うので、これも難しいところです。
肝心なのは「つかうこと」です。保存しておくだけでは、利用者の来ない資料館、図書館と同じです。
しまいこんだ本人さえ何が入っているのか、すぐにはわからなくなります。
お化け屋敷で手をつないで歩いたり、花火を一緒に見るぐらいのことなら、共有というのもどうかとは思うのですが。
これが役に立つのはプロジェクトと呼ばれるほどの仕事ぐらいのものなのでしょうか。
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