うっかりユーザのパソコン奮闘記

パソコンを使っていて感じたあんなこと、こんなこと、気ままに書いていきます。

マナーオタクがマナーを壊す

2013年11月26日 | 千差万別

「既読スルー」という耳慣れない言葉を聞きました。
面倒なことをする気にはなれないので、LINEをまだ経験していませんが、チャット型のメールかと思われるそのLINEで、奇妙な問題が起きています。

近頃は、中学生が生意気に食事会をたびたび開きます。
簡単に相談をまとめられるLINEのおかげのようです。

相談をすばやくまとめるには、送信したLINEにすぐ返事が来なければなりません。
メールでも連絡はできますが、いますぐというわけにいきません。
パソコンでもケータイでも、電源を切っておけば連絡が即刻には届きません。
LINEの端末に、「電源入り」が常態のスマホを使っていれば、知らなかったとは言えません。

連絡が来たのに返信しないと、無視したことにされてしまいます。
読んでおきながらスルーしやがった、「既読スルー」はけしからん、というわけです。
「あとで」は無効、賛成反応はそのときに、そんな奇妙なルールができあがっているのです。
賛成反応は時間をおかずにしなければなりませんが、いやだという返事は、うっかりすぐにはできません。あいつ考えもせずにすぐ断りやがった、となるのです。
この反応過敏は、変なこだわりをつのらせ、マナーオタクから病的なものになって行きます。

LINEの始末が悪いのは、返信がなくても読んだことだけは送信者にわかってしまう仕組みです。
メールにも重要な業務連絡などのために確認メッセージ要求という方法がありますが、そんな生ぬるいものではなく、見れば見たという余計なチェックが、みなできてしまうようになっています。全信全例です。

マナーオタクにマナーを壊す手伝いをさせる、この仕組みが既読スルー症の根源らしく、罹った人はお気の毒、チェックするほうも病的なら、されるのを恐れるほうも病的になっていきます。

便利なシステムは便利さだけ利用しておけばよいのに、なかなかそうはいかないようです。

にほんブログ村



最新の画像もっと見る

コメントを投稿