パソコン操作に思い込みは邪魔になる。
年賀状の追加印刷をしたいのだがうまくいかない、と電話がかかってきた。
暮に手こずったあのソフト"F"の画面を想像しながら応答する。
住所録には書き込んであって、宛名はできたが裏面が出てこないという。
「その人の名前をクリックして、裏面のボタンを押してみてください」と言うと、「跳ねられてしまってだめだ」という返事。
では最初からと、ソフトを再起動してもらい、「住所録のいちばん始めのもう印刷済みの人をクリックして見てください」「宛名が出てきた」「裏面のボタンを押してみてください」という。
「跳ねられちゃうよ」「そうですか」・・・3秒後、「あ、出てきた」
「よかったですね、印刷はできますね」「ありがと」「いつでもどうぞ」
あの人は、どういう思い込みをしていたのだろうか。
この前に手こずったから、またうまくいかないのではないか、とでも思ったのか。
よくわからないからまただめなのではないか、と思いながら動かすと、パソコンも巧く動かない。
しばらく付き合ううちに、ユーザーの気持ちまで記憶してしまうらしい。
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