うっかりユーザのパソコン奮闘記

パソコンを使っていて感じたあんなこと、こんなこと、気ままに書いていきます。

三次元プリントって何だ

2013年11月19日 | 千差万別

三次元プリンターという奇妙な名前の機械が出回っています。
プリント、印刷、それを三次元にというなら、立体のものに図柄や文字を印刷するものかと思ってしまいますが、そうではなかったようです。

立体物の形をデータにしておいて、そのとおりの形のものを作らせるのが三次元プリントでした。


平面であれ、曲面であれ、面のあるところならば、どこにしてもプリントはプリントです。
ところが、三次元プリントは、面のあるところという条件を超えて、面を作り出すところまで行ってしまいました。

彫刻は、面を外側から作っていきます。面の手前側にある部分を取り除いていく作業です。
三次元プリントは、取り除き作用はしません。何もないところにいきなり面を作り出します。
面の内側には面と同じ物質が詰まっていますが、三次元プリントにとっては中身はどうでもよく、面の形が作業の成果なのです。


ここまできて、気付きました。
ものを作るということには、中身を作ることと、面を作ることの両面があったようです。
中身がだいじ、中身さえよければと、そう思い込んで作れば、人々の目をとらえにくいのものが出来上がります。
外から見える面だけをよくしようと作られれば、キラキラへらへらのものが出来上がります。

三次元プリンターが、面作りだけでなく、中身も作り出すことになったときには、何と名づけるのでしょうか。

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