Google 検索サービス街の散歩がひと通り終わったので、先週ちょっと引っかかった問題を取り上げることにする。
メールで返信するとき、文字を特別に大きくしたいという方が現れた。
これまで、メールは電報のネット版と思っていたから、文字の大きさを変えてメールを化粧しようなどと考えたこともなかった。
電報にも入れものに凝ったのが使われるのは知っていたが、中身の文字面は単調なものかと思っていた。
朝日のア烏のカと、昔聞いた電報を送るときの局員の声が耳に残っているので、電報というものは、やはり文字をを組み合わせた短文で、メールはそれが電子化されたものという、いわば固定観念がぬぐいきれてないのだ。
「あまり大きすぎるとかえって読みにくいですよ」と言ったら、お目出度メールの返信だから、はじめの文字だけ大きくしたいというご希望なのである。
返信メールの作成画面に編集メニューバーが出てくるから方法はわかるのだが、来たメールによってこのバーが出ないことがあって困るのだという。
Outlook Express で[ツール]→[オプション]の[送信]タブで送信モードを変更できるのだが、そこでHTMLモードにしておいても、テキスト形式で送られてきたメールの場合、返信のとき編集メニューバーが出てこない。
メール送信の形式を「HTML」/「テキスト」と切り替えてみて、自分宛にメールを送り、返信用ウィンドウに文字を変えられる編集メニューバーが出てくるかどうかを試しているうちに、「受信したメッセージと同じ形式で返信する」かどうかを選択できるようになっているのに気づいた。
送られてきたメールがテキスト形式の場合、「受信したメッセージと同じ形式で返信する」という縛りがかかっていると、送信モードがHTMLになっていても、返信はテキストモードになり、返信用ウィンドウのなかでは文字の大きさを変えることができなかったのである。
メールの送信形式の設定欄を表の形にしてあれば、こういうところにも気づきやすいのだが、うっかりを棚に上げてぼやいても仕方がないだろう。
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