うっかりユーザのパソコン奮闘記

パソコンを使っていて感じたあんなこと、こんなこと、気ままに書いていきます。

テンプレート

2010年12月20日 | 忘れかけていたこと
template は、鋳型、型板、雛型、定型書式を言い表すことばである。
何かを作るとき、もとになる定型的なデータやファイルをこう呼んでいる。

temple には、区別された神聖なところという意味があって、どなたかが決めてくださったテンプレートと、私らが勝手に作って保存しておくファイルとは、格が違うのかもしれない。漢字で書くと天板、お天道様がくださった板か。

コンピューターは、データをコピーして部分的に修正することが簡単にできる。
よく使う画像や文体をテンプレートとしてあらかじめ用意しておき、便利に使えることはパソコンの便利さのひとつである。
例えば、最近のワープロソフトには、冠婚葬祭のあいさつ文がテンプレートとしてたくさん用意されていて、宛名などを入力するだけで簡単に郵便ができあがる。

何かのテンプレートをもとにして、自分流の修正を加え、気に入ったものができたら保存ファイルとして自分が持っていればよい。
ところが、博愛心に富んだ方は、それを公開してほかの人にも使って欲しくなることもあるらしい。

市販のアプリケーションソフトには、概してテンプレートが多すぎる。
使わないテンプレートは邪魔ものでしかない。
Web の利用が素早くできなかった頃の習性が、ソフト制作者に染み付いていて、画像も定型文書も、その都度ダウンロードしたほうがずっと便利であることに気付かないらしい。
ことによると、ソフトの値付けのために付録を増やしてるのかもしれない。
しかしなかには、テンプレートのたくさん入ったソフトを無料で配布している暢気な会社もあって世はさまざまである。


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