地震を感じたとき、その直後に、場所、深さ、大きさがわかる、テレビ情報より早いサイトがあります。
防災科学技術研究所が出している「防災地震Web」です。
⇒ http://www.seis.bosai.go.jp/
これはいつだったかHさんから教えていただいたもののような気がしていますが、はっきり覚えていません。
忘れるほどだいぶ前から、デスクトップ右端の目立つところにアイコンを置いてあります。
もっとも、パソコンが動いていなければパッと見ることはできませんが。
呼び出したときに、3秒くらいで読み取れなければ現代向き情報ではありません。
自然災害のときに避難対象区域を知らせるホームページを持っている、進んだ役所があります。
それが、いざというとき3時間余りもつながらなくなった事件があったそうです。
だれかが困っている程度なら事件ではない、そうではないでしょう。
事件だと思わなければ、多分急いで改めようとはしないので、事件と呼んでほしいのです。
すぐつながれば10秒以内で済む情報読み取りが、つながってから画面に出るまでに30秒もかかれば、見たい人が一斉に出てきたとき、回線がつながらなくなるのは自然の成り行きです。
そこで画面が出るのがなぜ遅かったのか、驚いたことにPDFを使っていたのです。
PDFは、暇なときに作って、おおよくできたと眺めるのに向いたファイル形式だと、かねがね思っていました。
PDFファイルにも機敏なのと腰の重いのがあって、同じ内容でも格段に時間差が出ます。
どういうわけか、お役所で作られ、見せてやるぞというファイルには、重々しいのが多いのです。
印刷されたときの出来栄えをだいじにするお役所の仕事では、重厚型PDFが珍重されるのでしょう。
こういう情報を見なければならないようにしておいても、回線がつながらないのは回線容量が小さいから、画面の出かたが遅いのはパソコンが遅いからと、ほかのことのせいにするのは簡単です。
いいえ、責任転嫁のつもりは決してありません、回線容量、伝送速度、端末機能、それぞれが向上していくよう働きかけることによって、産業発展に寄与しているのです、と返事がきそうです。
やはりPDFは前世紀のレガシーではないのかなあ、という思いは変わりません。
巷にはとろいパソコンをだいじに使っている人が大勢います。Webで配られたものを、その人たちが見るときにどういう具合になっているか、気配りのあるなしの問題のように思います。
町のスピーカーから流れる公共放送にも、似たようなところがあります。
お役所、保険会社、警察等々要するに確かに一言一句間違いなく伝えたぞ~何人と言うえども変えられないぞ~なんでしょうかね、ご提起の様に会でも少しPDF概念のご高説を伺い他ですね。