jazz and freedom and avenger

勝手気ままな戯事日記 暇つぶしに・・・・

ジャズ喫茶「ベイシー」

2010-08-15 | ジャズ・etc

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AVENGERーDODGEのオフ会(軽井沢 CafeGT)でお会いしたCohen77さんが、岩手県一関市にある「ベイシー」に寄られたの事。残念ながら、「ふられた」そうですが、実は、自分も、もう一度、今度はAVEに乗って行ってみたいと思っていました。

 

 

もう、かれこれ8~9年前?でしょうか、英会話スクールで知り合った同世代の二人と、たまたま、一人が仙台に転勤になった機会に三人で東北を旅行し、平泉の中尊寺の後、「ベイシー」を訪れました。

 

 

「ベイシー」と言えば、ジャズ・ファンで知らぬ者はいない「聖地」のような存在ですよね。

 

  

ジャズ喫茶というと、なんとなく狭く、良い意味で薄汚れたイメージが付き纏うがが、「ベイシー」はそんな大凡の既成概念を覆す。それはオーナーの華麗なるキャリアと人脈と無縁ではありません。

「ベイシー」のもう一つの顔は「音」。菅原氏が書かれたこの本のサブタイトルに「ぼくとジムランの酒とバラの日々」とあり、ジムラン、つまりJBLの音をとことん追及している。でも、「ベイシー」の「音」は決して全てのオーディオ・ファンが喜ぶ「音」ではなく、ジャズ・ファンの脳天をぶち抜く「音」なんです。

 

僕達が入った時、チェット・ベーカーのレコードが鳴っていたが、直ぐ、コールマンの‘At The Golden Circle’に代わり、次にマイルスの‘At The Plugged Nickel’が掛かった。

 

通常、ライブものを続けて掛けないのが、ジャズ喫茶のセオリー?なのだが、旅人により強いインパクトを与えようとするオーナーの鋭い感覚(一期一会的な)からくるものだろう。

とにかく、SPをセッティングしてあるやや高目の台がステージとなり、目の前で、まるでコールマン・トリオ、マイルス・クィンテットが演奏しているよな錯覚に陥った。特に、後者の狂乱の様は鳥肌が立つとしかいいようがありませんでした。家庭、並のジャズ喫茶で聴く「音」とは全く異次元の世界ですね。「菅原マジック」とでもいうのでしょう。

 

「音」の善し悪しよりも、「リアリティ」を優先してしているのではないでしょうか。

 

 

 

 

一関まで、約800km、だが、気持ちはそこまで離れちゃいない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
13日未明に東京を出て、一関、十和田、札幌、ニセ... (Cohen77)
2010-08-22 00:00:41
13日未明に東京を出て、一関、十和田、札幌、ニセコと周り、本日午後、都内の自宅に無事帰還しました。


 今回は都合2,200キロほど走りましたが、Aveちゃんの御機嫌は麗しく、また、渋滞と無縁だったせいもあって、平均燃費は13.3km/l (7.5l/100km)をマーク。クルーズ・コントロールドライブが快適でした。


 聖地の門が閉じられた夜はウェイン・ショーターに癒しを求め、Odyssey of Iska、Adam's Apple、Native Dancer などを聴きまくり。一度でいいから、Footprints、Teru、De Pois Do Amor, O Vazio、Beauty and Beast をベイシーのジムランシングで聴いてみたいですね。


 早い機会に再度ベイシーにチャレンジしたいけれど、もう有休が...

 
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えぇ~、そのまま北上して、北海道まで一気通貫で... (dodge)
2010-08-22 21:41:37
えぇ~、そのまま北上して、北海道まで一気通貫ですか!
2,200km、そりゃ~、すごいや~。
てっきり、失意のまま帰京されたのでは、と心配してましたよ(笑)
ひょっとして、AVEは北海道、初上陸ではなかったでしょうかね。と、すれば、熱視線が・・・・・・・・

それに燃費も地球にやさしいですよね。

聖地は、予め確認してから行かないと、チョット、?ですね。
でも、一関に永住する覚悟をしてからでないと、ヤバイかも!

いずれにしても、無事ご帰還、お帰りなさい~

では、では。
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Blue Spirits に触発され、京都出張の合間に YAMAT... (Cohen77)
2010-09-06 17:33:46
Blue Spirits に触発され、京都出張の合間に YAMATOYA を訪れ、昔を懐かしみながらジャズを聴いてきました。


2階はもうなくなっていて、1階だけになっていましたが、バイタボックスのスピーカーとマッキントッシュの真空管アンプは健在。ジムランとはまた違う、艶やかな趣のいい音でした。


菅原氏の「ジャズ喫茶ベイシーの選択」は面白いですね。僕は、名盤 The Great Jazz Trio at the Village Vanguard のプロデューサー伊藤八十八氏と録音エンジニアの David Baker氏 が同店を訪れ、(低音がガンガン出るので面白がって、)大音量で自分たちのレコードをかけまくったため、ウーハーが壊れたという話が大好きです。


日本のジャズ喫茶という特異な文化空間について、ジャズ喫茶店主による本はたくさん出版されていますが、この分野・テーマに関心を持つ外国の日本研究者や文化人類学者による図書や研究論文もいくつかあります。


そうした図書のひとつで、現在一橋大学に在籍しているマイク・モラスキー教授の「ジャズ喫茶論」(筑摩書房)や、同著者による「戦後日本のジャズ文化」(青土社)は知的刺激に溢れていて、とても面白い本だと思います。


そういえば、今月中旬(9/18-20)、まっちゃんの地元金沢で「Kanazawa Jazz Street 2010」が開かれますね。


Avengerを駆って、金沢まで行こうかな。
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おぉー、YAMATOYAですか! (dodge)
2010-09-07 01:15:21
おぉー、YAMATOYAですか!
懐かしいなぁ~、確か、YAMATOYAは僕が京都を離れる前後?にオープンした記憶があり、当時は行っていなく、20数年前、一度、立ち寄りました。岡崎、熊野神社の近くですよね。ペッパーの‘WINTER MOON’が流れ、感涙に咽びました。2年前、京都に行った際、近くを通りましたが、残念な事に時間がなく諦めましたが、雰囲気あるインテリアの1Fは健在のようですね。

今、おふくろの健康状態は良くなく、うぅーん、まっちゃん+JAZZ祭り、・・・・・・・ 全く、動けましぇん~
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