京都・HANAYAで流れた一枚。
マスターとの会話、店内撮りに気を取られ・・・・・・、しかも、ここ20年以上、聴いていない記憶が・・・・・・
何故?と思い出しても、はっきりした理由が浮かばなく、恐らく所有する再発ABC盤のカヴァと、もう一枚、オリジナル・カヴァの国内盤の音が相乗してネガティブに働いたのだろう。
改めて聴いてみると、カヴァはいまいちだがABC盤の音は良い。一方、国内盤はカッティング・レベルが低いせいか、生気に乏しく、まるで蒸留水のように味気ない。まさかカヴァに合わせBGM風音作りをしたとは思えないけれど、「まさか」ほど「まさか」ではないものは・・・・・・・・・
エンパイア4000D/1で聴くABC盤は、pが煌びやかで耳に付く箇所がありますが、発散する響きに上手く包み込まれ、妙に艶めかしく感ずるほど。このカートリッジは個性が強くハマると 実力以上のものを発揮しますね。
”I Fall In Love Too Easily”、”Stairway To The Stars”、こんな良い演奏が有ったとは、迂闊でした。タメを絶妙に利かしながらさり気なさを装い忍び寄るエモーショナルな炎が心の奥部まで焼き焦す。この2曲、私的名演箱に入れよう。
同一セッションの姉妹盤、”How My Heart Sings!”
ターコイズのOrpheun盤。 カヴァはMONO仕様ですが、中身はSTEREO盤、よくあるケースですね。
対照的にテンポの速い演奏を集め、出来にバラ付きがありますが、初めからしっかりしたコンセプトがあったわけではない?ので止むを得ないでしょう。
聴き漏らしている名演がまだまだありそうです。
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