正真正銘!超驚愕の発掘音源!!ビル・エヴァンス幻のスタジオ録音が遂に陽の目を見ます!
「メンバーは、エディ・ゴメスにジャック・デジョネットというトリオ。つまり、ビル・エヴァンスの数ある作品の中でも人気が高く、グラミー賞を受賞した(最優秀ソロイスト賞)、あのジャズ史上の名盤『モントルー・ジャズ・フェスティヴァルのビル・エヴァンス』と同メンバーのトリオ。このトリオは活動期間が6ヵ月しかなく、今までモントルーの音源が唯一の公式録音。それ以外でも数曲しか聴くことができませんでしたが、本録音は、モントルーでのパフォーマンスの5日後の演奏をたっぷり記録。しかもスタジオ録音というのだから本当に驚きです。」
以上はキャッチ・コピーです。
いゃ~、凄い音源(MPS)が出てきましたね。4月の上旬にリリースされる予定でLPもあるとの事。
どうしようかな?・・・・・・・・・
実はこの『モントルー・ジャズ・フェスティヴァルのビル・エヴァンス』、ちょっと苦手なので。
念のため、聴き直しましたが、うぅ~ん、あまり気持は変わりません。
でも、スタジオ録音か ・・・・・・・・・・・・・
迷いながらこのアルバムに針を。
1963年5月、ハリウッドのシェリーズ・マン・ホールでのライブもの。
カヴァ同様、地味な作品ですね。下は後年、リリースされた同ライブの未発表作品集。
ちょっぴりレイジーさを含んだpとごく普通にリズムを刻むbとdsが醸しだす物憂い香りは、センシティブでクールなリリシズム、ドラマティックな展開、またb、dsとのインタープレイ等々、他の名盤で聴かれる世界とまるで別もの。
夕暮れ時、閑静な住宅街を散歩中、何処からともなく‘Lover Man’(TIME REMEMBERED収録)のメロディが聴こえ、ふと見上げると二階の窓から仄かな灯りとともに。思わず立ち止りタバコに火を・・・・・・・・・
そんな情景を思い浮かべる穏やかさに包まれたアルバムですね。
この2枚の作品の中に、自分の好きなもう一人のエバンスがいるような気が・・・・・
今からもうあちこちで賛否両論が見られます。 さすが、エヴァンスですね。
結果がどうであれ、まあ聴ければそれでいいじゃない、と今は無理に平静を装っています。
シェリーズ・マンホールのライヴ、結構好きです。何気によく聴く1枚です。
あの頃が、一番貪るようにジャズを聴いていました。
だからといって感傷的になるワケではありませんが、持っていてもいいかな、と思っています。
本音はとても期待してます(笑)。
ベースのゴメスを苦手としているので、どうしようか迷ったのですが、モントルーではエヴァンスのソロがよかったので、注文しました。デジョネットとの組み合わせも興味をそそられます。エヴァンスのソロ部分が多いことを期待しているのですが(笑)。
シェリーズ・マン・ホールもいいですね。意外とベースのソロもありますが、チャック・イスラエルは、太い音で、無理に跳ねるようなフレーズを使わないので、ずっとよく聴こえます。
確かに、スタジオでのエバンスとデジョネットとの絡みに興味が湧き、スルーする理由はありませんね。
MPSは「音」が良いイメージがありますが、稀に、エコー過多のケースがありますので、ピータソン盤やホーズ盤のような良い録音を願っています。
シェリーズ・マン・ホール、あまり話題に登りませんが、裏評判は良いようですね。