例年、この時分なら大学時代の仲間と京都、大阪辺りで飲み会とゴルフを楽しんでいるはずですが、残念ながら今年は中止になりました。
仲間の一人の家は、京都・錦市場に近い所にあり、遊びに行った帰りに京都大丸(四条通り)の対面にあった「ザ・マン・ホール」と、一本南、綾小路高倉西の「シロ・ハウス」によく寄った。
「シロ・ハウス」のマスターはかなり個性的で、流れるレコードもA級、B級を通り越し、通好みのレコードが多かった記憶が強く残っている(笑)。
ある日、ロリンズの”BRASS & TRIO”のB面をリクエストしたところ、直ぐ後に新譜でリリースされたばかりのこのアルバムを掛けて来た。勿論、初めてでしたが、マスターに何か思惑があったのかもしれない。
1963年ニューポート・ジャズ・フェスティバルでのライブもの2曲と「クル・セ・ママ」(1965年)のスタジオ録音から一曲の構成で、コルトレーンの死後、1968年にリリースされている。
カヴァは当時の風潮でちょいサイケ調で出来は芳しくありませんが、数ある”MY FAVORITE THINGS” のヴァージョンの中、人気では1、2番を争う内容です。
久し振りに、あの時と同じような深い感銘が蘇りました。在り来りな表現ですが「不滅の名演」ですね。