jazz and freedom and avenger

勝手気ままな戯事日記 暇つぶしに・・・・

THE OPENER / CURTIS FULLER ・・・・・ オリジナルが欲しい愛聴盤

2017-01-21 | ジャズ・tb

 

 

 

「BN 1568」と言えば、泣く子も黙るコレクターズ・アイテムの一枚。その一つ前、と言うと・・・・・・・・

C・フラー、BN・初リーダー作‘THE OPENER’(1567) 

 

パーソネルは、

Curtis Fuller(tb) Hank Mobley(ts) Bobby Timmons(p) Paul Chambers(b) Art Taylor(ds)

1957年6月16日 録音

 

PRESTIGEに初リーダー作を録音した後と雖も、レーベル「初」となれば、威勢のいいナンバーをTOPに置くのが常套なのに、敢えてバラードからスタートさせ、B面のTOPにも。しかも、モブレー抜きのtbカルテットです。こうしたプログラミングはBNの中でも異例ですね。フラーの素質を見極めたライオンの慧眼と言うべきでしょう。

同じ編成で、ほんの二ヶ月前にロリンズのオールスター・キャスト‘Vol.2’(1558)があり、注目度は低いけれど、秘かに愛聴されているファンは少なくないのでは。

A-3、その名の通り、エスニック・フレーバーを効かしたO・ペティフォード作‘Oscalypso’もいい、ラストのガーシュインの‘Soon’では、まるでココアのような温かな懐かしさに包まれる。

全編に亘り、ティモンズの衒いのないpがイイ。

‘A Lovely Way To Spend An Evening’、「素敵な夜を」、なるほど。

 

所有する盤は、RVGの刻印がない再発のUA盤。 b、dsはやや存在感が薄いけれど、シビアに聴かなければ、tb、ts、pはそれほど悲観するほどではありません。オリジナルはエッジがしっかり立っているのでしょう。

こってりとコーティングされたオリちゃんが欲しい、それも美品で。1、2度、出会いがありましたが、カヴァの4角がやられていました。

 

 

ストライプがハッキリし、黒潰れしていない。ライトの照りも、タバコの煙もリアル。

出来れば「Vol.3」(1583)も欲しい。準オリでも構わないけど。

耳の劣化に、間に合うかな?(笑)