jazz and freedom and avenger

勝手気ままな戯事日記 暇つぶしに・・・・

老兵は死なず! TEAC VRDS‐25X

2014-04-20 | お遊びオーディオ

Tc01

 

 

 

ここ数年、あまり、と言うか、ほとんどCDを聴かなかった。そのせいか、このVRDS‐25Xの作動が不安定になり、もうかなりの老兵なので4344MKⅡを手放した際、もう処分しようか、と。

 

でも、ちょっと待て、ひょっとして治るかも、と修理の依頼を。返事は、「治るかもしれないし、ムリかもしれない」と。ダメもとで5,000円を内金に入れ、修理に。

 

 

昨日、修理完了で退院してきた。金額は、なんと、諭吉一枚でお釣りが。

修理明細をみると、レンズ・クリーニングと注油、出力基板補修程度でした。笑っちゃいました。要するに、可愛がってやらなかったせいですね。それと、キャノン(XLR)端子が、もともと、HOT(3番)とCOLD(2番)が逆になっていたので修正されていました。

 

さぁ、音出しを・・・・・・、その前にちょっと。

 

実は、このVRDS‐25Xを導入した際、SPはALTECのCrescendoでしたが、「オレはデジタルが嫌いなんだ!」とばかり拒絶反応を。それで、4344MKⅡのシステムを別に組まなければならないハメに。でも、もう、ALTECしかないんだから何とか合せるしかありません。

 

取敢えず、アット・ランダムにケーブルを繋ぎ、スイッチON。出てきた音は、「なんじゃ、これは!二日酔いでもしているのか!」と、後悔の念が・・・・・・・・・・

 

 

そこで、通電したまま、一晩、寝かし、再トライ。オヨョ~、二日酔いが解消されている(シメシメ)。

今度は電源ケーブルをチョイスし、コンセントをあれこれ差し替え、本番モードに。

 

 

最初にピック・アップした一曲は、‘PIKE'S PEAK / DAVE PIKE’から?Wild Is The Wind’

 

うぅ~ん、メタリックでありながら、ソウルフルでリリシズム溢れるパイクのvibがセンターやや上に浮かび上がったのだ。そして、音板をマレットで叩く音がしっかり捉えられ、ヴィブラートが部屋中、きれいに流れていくではありませんか。ヤッター!

 

 

次に、?THE BRIDGE / SONNY ROLLINS’から‘ Where Are You?’を。

ロリンズの「隠れ名演」にして、エンジニア、RAY HALLの名録音です。我が国ではRVGばかり取り上げられるけれど、自分はHALLのナチュラルで伸びのある、しかも、演奏者達の情感、息遣いまでも録り込むかの如き「音造り」が好きだなぁ~。

ここでもロリンズとホールのコミュニケーションが素晴らしい!!!

 

続いて‘LEAPIN' AND LOPIN' / SONNY CLARK’から‘Melody For C’(RVGエディション)

ドスの利いたラウズのtsはどうか?これは随分、「音」をいじっている。かなりタイトです。それに、クラークのpタッチが強いかな?でも、OKです。

 

で、‘Bill Evans at Town Hall’から?Who Can I Turn To’、

粒立ちの良い綺麗で品のあるpの音ですね。やはり普通のジャズ・クラブでの収録音とは違いますよ。

 

 

その他、ザザッと聴きましたが、不安を覆し、予測を遥かに超えるイイ音を聴かせてくれました。さすが?25Xですね。もう少し調整すれば・・・・・・・・・

 

あの時の「拒絶反応」は何だったのだろう?

 

多分、「音学的」と「音楽的」な聴き方の違いなのでしょう。それとも「耳」の退化か?