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『R自転車で行こう!』・・・R(ラバネロ)号に相応しいローディになるべくR(ロード)の「道」を修行中の40半ば♂。

術後まだ一週間たってないけど・・・仕事!

2008年07月14日 | 事故orz

もはや現在の姿を見られると、重症で入院していたんだといっても誰も信じてもらえない状況になっています。
「ホントに重症だったのぉ・・・」と不思議な顔をされます。
術中の写真見せると今度は「なんで歩けるの」と不思議な顔をされます。
一粒で2度美味しいグリコのキャラメル状態。。。

今日の朝の回診の時に主治医から、「一応」あさって、今週の水曜退院って事にしてくださいと言われました。
私の身体の治り具合からだとすでに先週金曜、三日目での退院でも本当によかったそうです。
(三日目(術後二日目)ですでになんの投薬、点滴もなく、消毒するでもなく保護シート取り替えるだけの通院で大丈夫な処置だったから・・・・
入院ってのは、形式的なものだったのです。)
まあ、私のほうとしても、頚部、全身打撲の他に「肺挫傷」もあるので一応容態が急変とかしたらいけないから、、、
入院(夜に泊まりに行くだけ)が安心でよかったのかなと思います。
肺挫傷も治療方針は「放置」ですけど・・・
しかし、今回の大きな怪我で私の服用した痛み止めはたったロキソニン1錠だけ。
私が痛みに強いからであろうか・・・・いや1つだけ心あたりがある。

今回の治療のキーワードは「放置」かもしれませんね。
血管、筋肉の損傷はそのままではさすがにまずいので「縫合」するかもしれません。
が、擦り傷、切り傷等に関しては以前と全く違う対応になったとは聞いていたがその方法が私に合ったのかもしれません。(以前とは言っても今回が初めての大怪我です。大学時代に習った知識とはって意味です。)

昔はケガ(擦り傷や切り傷)には消毒。 最近の流れでは「傷の消毒は厳禁!」で、ガーゼや吸収パッド付絆創膏(いわゆるカットバン)を当てるのも良くないと言われているのは知っていたが、実際自分の身体で体験した結果、、、
本当に傷が早く、綺麗に治る気がする。痛みも全然ない。


昔の傷(創)の治療法・・・
× 傷は消毒しないと化膿する
× 傷は乾燥させる(濡らしてはいけない)
× かさぶたができるのは傷が治りかけている証拠
  ってのは迷信、間違いなんだということなんです。


湿潤治療、ラップ療法うるおい療法などと呼ばれる新しい創傷治療法 が今回私にも使われました。
閉鎖湿潤ラップ療法っていうと、簡単にやるには傷を水道水できれいに洗って、あとは傷を乾かさないようにラップ(クレラップとかサランラップなど台所用のふつうのでOK)で被って、縁をテープで留めてやるだけ。あとは毎日傷とそのまわりを水洗いしてラップを交換していけばOK。ただ傷を湿潤環境においておくというだけで、特別な薬を使うわけでもなく、通常よりはやく、そしてきれいに痛みもなく傷が治ってしまいます。かさぶたができないというのも大きな特徴で、かさぶたに関係した肌の突っ張りや、かさぶたが剥がれて再出血ということもないそうです、、、(出来た部位は実際あるけど。)
このやり方のポイントは・・・
■消毒は絶対にしないこと
 消毒薬は要は細菌(細胞)を殺す"毒"であるから、人間の正常な細胞に対しても毒性があります。傷を消毒するということは、傷を治そうと活躍している人間の細胞をも殺すことになり、かえって傷の治りが遅くなります。消毒で傷が滲みて痛いのは細胞が悲鳴を上げている状態であり、はっきり言ってキズの消毒なんて痛いだけ損です。 ただし水で傷口は綺麗に洗う必要があるのは当然。
■傷は乾かさない=湿潤状態を保つ
うるおい療法のもうひとつのポイントは、その名のとおり傷を乾かさないこと。
傷からは傷を治すために必要な成分が含まれた創傷治癒には非常に重要な滲出液が出てきています。そこにガーゼを当ててしまうと、必要な成分が吸収されて乾燥してしまい、自然治癒効果をなしません。そこで、ラップ等の水を通さないフィルムを当てて周りをテープで留めることでキズを常に湿らせた状態にし、人間が持っている自然治癒能力を最大限に活かすことができるというわけです。


んーこれが痛みがなかった要因のような気がします。
はー無事仕事できました。