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正雪 純米吟醸 山田錦 別撰 山影純悦

正雪の山影にはずっと疑問に思っていたことが一つあった。宮城で買ったときは赤ラベル、福島で買ったときは緑ラベル。この違いはなんだろう?中身が違うのかな、と思ったが、同じ山田50の純米吟醸。なぜか日本酒度だけ違って、緑ラベルが+3、赤ラベルは0。しかし、先日酒屋の主人に聞いてやっとわかりました。山影は、春先の新酒の段階で最初の出荷、次に熟成させた後、秋頃に2度目の出荷をするそうだ。そう言われてもう一度ラベルをよーく見てみると、緑ラベルは「生酒を瓶詰→湯煎で火入れ→低温熟成→出荷」、赤ラベルは「生酒を瓶詰→低温熟成→湯煎で火入れ→低温熟成→出荷」。赤ラベルは火入れの前に熟成をしているではないか!そう、おそらく春先に出るのが緑ラベル、熟成後に秋に出るのが赤ラベルなのだ。

さて、味の方はというと、緑ラベルは普通の正雪の純米吟醸に近く、若干旨みや香りが強いような感じ。ところが、赤ラベルはすごい。これで純米吟醸酒か。1万円クラスとまではいかないかもしれないが、間違いなく7~8千円クラスの酒と言っても通るような味と香り。(実際は3千円台。) 何の抵抗もない飲み口で飲むと一瞬にして消えてしまうが、飲み込んだ後にバナナのようなすっきりした甘さとフルーティーな香りがしばらく残る(かなり長い)。秋になったら赤ラベルが出ると思うと待ち遠しい。どっかにまだ売ってないかなぁ、昨年の赤ラベル。とりあえず、今年の緑ラベルはもう買いましたが。兵庫県産山田錦/精米歩合50%。(製造年月 2004年5月(緑ラベル)、2004年11月(赤ラベル)。
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正雪 純米大吟醸 斗びん囲い 15BY

暴飲族的には反則ですが、たまにはこういううまいのも飲んでおかないと。いやぁ、びっくりしました。日本酒を飲み始めて以来、これほどうまい日本酒を飲んだことがあっただろうか。めったに買えない値段(1万円超えてます)ではありますが、どんな金持ちよりも確実に自分の方がうまい日本酒を飲んでいるという優越感に浸れる逸品。今日、封開けしましたが、カドがどうとかそんな心配は最初っから必要ありません。香りが華やかで、味もその香り通りフルーティーでまろやか。口の中での味の滞在時間は非常に短く、すっと入ってすっと消えていく。アルコール臭さとか日本酒っぽさとかを、いくら探そうとしても見つからない。間違いなく日本酒であるはずなんだけど。正雪は、大吟醸の13BY、14BYも暴飲族の秘密基地にあるので、そのうちまた報告します。しこにほは、これいっといた方がいいかも。超オススメ!山田錦/精米歩合35%。(製造年月 2005年3月)
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正雪 純米大吟醸 備前雄町

正雪にしては、正雪特有の吟醸香がかなり控えめで落ち着いた感じ。味は封開けのときから結構まろやかだった。熟成させて飲んでみたい感じがするが・・・もう手遅れのようです。(もうあと1合の命です。) 2本目もあるので、そっちはじっくり寝かせてみます。備前雄町/精米歩合45%/生貯蔵。(2004年10月)
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