管理栄養士Atsukoの日々

 コーチングを用いた栄養・食事相談が得意です。
 専門:透析を含む腎疾患・糖尿病・生活習慣病・栄養教育

新しい糖尿病診断基準

2010-07-12 20:50:09 | Weblog
7月1日から、糖尿病の診断基準が変更になっているのをご存知ですか?

従来は

1)空腹時血糖値≧126mg/dl
2)75gブドウ糖負荷試験2時間値≧200mg/dl
3)随時血糖値≧200mg/dl

上記1)~3)のうちいずれかが別の日に行った検査で2回以上確認できれば
「糖尿病」と診断してもよいとされていました。

また下記の①~③のいずれかの条件が認められれば、
上記1)~3)のいずれかは、1回だけの検査において確認されれば
「糖尿病」として診断されていました。

①糖尿病の典型的症状(口渇、多飲、多尿、体重の減少)
②HbA1c≧6.5%
③確実な糖尿病性網膜症の存在など



今回の新しい診断基準は、
上記の1)~3)に、新たに

「HbA1c≧6.5%以上」が加わります。

ただし、このHbA1cの値は、国際標準化された測定法で測られた数値ですので、
従来、日本で用いられてきた測定法から算出された値に直すと
「HbA1c≧6.1%以上」となります。

臨床現場での混乱を避けるため
今後しばらくは、従来の測定方法で得られた値と
標準化された方法から得られた値を併用するようです。


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