管理栄養士Atsukoの日々

 コーチングを用いた栄養・食事相談が得意です。
 専門:透析を含む腎疾患・糖尿病・生活習慣病・栄養教育

メル友

2008-11-10 21:32:10 | 仕事
10月に研修会で知り合った某大学病院の管理栄養士さんと
よくメール交換をするようになりました。
いわゆる「メル友」です。

彼女は、病院に就職して3年目。
徐々にいろいろな方の栄養指導に携わるようになってきて
食事療法に前向きに取り組めない患者さまとの関わり方について
悩んでいる様子です。

彼女のメールを通して私自身、よく思うことは、
今までなされてきた管理栄養士の栄養指導の方法は
「正しいのだろうか?」
ということです。

誰のための栄養指導なのか?
そして、誰が満足する栄養指導でなければいけないのか?

答えは「患者さま」ですよね。

でも今までの栄養指導方法は
管理栄養士の自己満足のためにあるように思います。
「教えることに精一杯で、患者さまの心を置き去りにしている」
そう感じずにはおれません。

管理栄養士の本当の仕事は、
教えることもさることながら
一番大切なことは、相手の行動変容を促すような
言葉かけをするということだと私は思っています。

患者に知識を与えることは、医師でも看護師でもできます。

管理栄養士が他の医療職と違う専門性を示せるのは、
「患者さまの行動変容を促すような言葉かけができるかどうか?」
という部分だと私は思っています。
(これが出来なければ、管理栄養士に与えられた栄養指導の保険点数は
近い将来、廃止されるなんてことにもなりかねません。)

管理栄養士の存在意義、そして栄養指導の在り方を
多くの管理栄養士に伝えることができたらなあと思いつつ、
メル友である彼女の質問に返信を書いている今日この頃です