元*おばドファイターのブログ

ジュニアバドミントン、卒業しました。
オトナのバドミントンはボチボチ。
今は、仕事と子育てと動物とビールと。

クビ

2008-09-28 12:59:24 | Weblog
ジュニアのお話。

なに、あたしがとうとうコーチをクビになったって?

・・・それもいいかも

だから、せっかく教師にならない人生を歩いているっていうのに、なんでこんなにコドモに囲まれているんだか



話は、こないだのジュニアの試合でのこと。

メインのコーチは、大会本部でずっと運営の仕事をしなければいけなかったので、あたしと保護者さんたちでコドモの監督をしていた。

うち、人数が多いから、常に誰かがコートに入ってる状態。
食事をとるのも、いや、飲み物を買うヒマもない

コドモたちは、試合が終わるとコメントを聞きに来るから、コーチは(この
場合あたしだけ)全員の試合をしっかり見てないといけない。

・・・・ので、ギャラリーでのコドモたちのことはあんまり見られなかった・・・

つーか、見られないと、こんなに堕ちていくものなのね

まず、弁当時間前から、足下にはアメやキャラメルのゴミが散らかっている。
・・・食べること自体は叱らない。
お腹すいてチカラが出ないと困るからなあ。
少し糖分をとって元気を出す分には・・。
推奨はしないが、コソッとササッと食べてほしい。

んが、これがピクニック気分のはじまりだったか・・・

自分の試合以外は見もしない。
もちろん、仲間の応援もしない。
お菓子を食べて、しゃべっている。ふざけている。あばれている。

何度か叱るが、静まるのはその時だけ。

こんなジュニアだったっけ?

ずっとおとなしすぎて存在感の薄いジュニアだったが、元気になりすぎてこうなったのか?
副作用なのか

帰るときには、足下ゴミだらけ。
保護者の皆さんがゴミ拾い

こんな試合で、もちろんいい結果が出るはずもない。
最近では、最悪の結果だった。
いつも言ってるけど、勝ち負けではない。
練習の成果が出せない試合。
一生懸命やってるとはとても思えない試合。

もちろん、ちゃんとがんばったコも何人かいた。
ほんの何人か。

当然、最後のあいさつはお説教になった。
説教される方もイヤだろうが、する方はもっとイヤだ

なんだ、この試合。
なんだ、このジュニア。

何がいけなかったのか、コーチとしてうんと反省する。
最近、練習メニュー変えたり足の強化をしたり、特にがんばってきたつもりだったので、コーチ二人ともかなり落ち込んだ


そして、トドメの情報が入ってきた

我がジュニアの爆弾、ある6年男子が、こともあろうに他のコドモにお金をたかってカップそばを買い食いしていたという・・・。

おい・・・

いろんなコに事情を聞くと、体育館の売店でカップ麺を見つけ、食べたいと思ったが手持ちのお金が1円足りず、引き連れていた下級生の女の子たちとともに「1円寄付して」とたかりまくっていたらしい。
同じ6年の女子が1円あげて(本人的に貸したのかあげたのか不明確)、その1円硬貨を投げたり受けたりして遊んだあげく、買い食い。

知らんかった・・

いや、正確に言うと、食ってたのは見た。
でも、弁当食ってたのは見てないし、何より食べ物を買って食べること自体は禁止してない。
弁当が足りなくて、おにぎり食べることもアリだろう。
だって、朝7時あたりに集合して、夕方5時6時くらいまでずっとあるのよ。試合って。
お腹もすくやろう。
カップ麺がアリかどうかは意見の分かれるトコロでしょうが。
そして、基本的に、親の監督下でやってほしいトコロだが。
(この男子、やっぱり保護者はほとんど来れない。)

ウチにも、そこの指針はない。
だって、今までなかったことだから、考えたこともなかった。

・・・つーか、そんなことまで決めないとイカンのね・・・。

そんなにルールで縛るのって、息苦しいね。



さて、試合後初のジュニアは、反省会でした。
練習どころじゃないやろ。

全体に、キモチがゆるんでいたことを説教したのち、この爆弾オトコに事情説明をさせた。
このコは、まず、悪いことをしたとわかっていた。
そして、まわりの下級生がお金を集めてくれた、と言った。
他のコドモの認識と激しくちがう。
下級生のせいにするのか。

「学校で、コドモ同士のお金の貸し借りが許されているのか」
「家では許されているのか」

そう聞くと、ほとんどのコドモが「ダメです」と声をそろえて言う。
『ダメだ』とわかっているのか。

「学校で、家でダメなものが、ジュニアでだけ許されるワケがない。」

なぜダメなのか、1円だからいい理由はないことを説明した。

コドモは、お金の価値をまだ知らない。
たった1円を自分で稼ぐことのたいへんさも。
初めて外で働いて、初めてもらった給料を、何に使おうかとわくわく大切に思うキモチを知らない。
まだ実感できようもないのだから、アタマでわかっていただくしかないのだが。

そして、くり返し空気を乱すこの爆弾オトコを、ジュニア退部とした。

そう、これが初めてではないからだ。

くり返し叱られて、でも、何もよくならない。
不真面目、ヒトの話を聞かない、ふざける、おぼえない、提出物は出さない・・・キリがない。

ただ、このコは、明るいのだ。

コドモに、根っから悪いコはいない・・・んだと思う。

このコにも、悪気はないのだ。

でもね、ダメなことは、ダメなんですよ。
あまりにも守らないので、もう限界です。
ここは学校ではない。
最後まで面倒を見るトコロではないとです。



ここで退部としましたが、もし改心してどーしてもバドをつづけたいなら、もう1回入部したいと言って来いと言い渡しました。

鬼ではないので、やりなおす道は残しとるとです。



イヤな気分です。





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