新鹿山荘控帳

山荘管理人が季節の移ろいを、書きとめました
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旅の空と「袖すり合うも他生の縁」か

2015-01-04 17:34:24 | ドライブ
明けましておめでとうございます。本日より通常営業です。

さて年末年始の旅行ですが、東名新名神は大変順調で、渋滞はいつもの桑名四日市間だけでした。
ただ31日から雪が降り始め、予定していた年末の御朱印拝受は取りやめです。
その後雪が降り続き、と言っても大したことはないのですが、タイヤがノーマルですから出庫できません。
久しぶりに何もしない正月でした。昨日の晴天で何とか道路が乾いてきたのです。下の幹線道路は交通量が多いので軽い雪では問題ないのですが、そこまでの下りる住宅地内の道路が猛烈な急坂で、冬用タイヤでなくては走行が無理なのです。

さて本日新名神経由で帰京することにしたのですが、実は高速のガソリン代が154円/㍑でした。下界の20円高です。それで東京付近の渋滞を考慮して、なるべく早めに給油することにしました。距離を考えて新名神高速の土山SAで給油しました。
岐路も順調で、GSも混んでおらず進行方向側の給油機でセルフの給油をしていますと、後ろの給油機に私の車と同じ車種同じ色が停車したのです。

私の車はスズキのSX4のレンガ色です。何度か書きましたがあまり売れていなくて、今回の高速でも1台も遭遇していません。
3人の大柄の若者が乗っており運転者と思しき人に声をかけました。
私『めったに会わないので、見つけると声をかけています。徳島から来たのですか?』(徳島ナンバーでした)
彼『いえ、新潟に住んでいます。これから帰るところです』
私『東京ではなかなか見かけられないので』
彼『新潟にはたくさん走っていますよ』(雪国ではスズキの車が売れていると聞いたことがあります)
私『いつ頃買ったのですか』
彼『昨年、新車で』
私『それは偉い、これはいい車なんですよ』(私のは9年目です)
と、しばし次の客が来ないので歓談したのです。彼らの風体からは想像できない大変礼儀正しい人たちでした。ひょっとすると職人さんたちかもしれません。
これからの無事を祈り合って、別れたのです。

新潟ですと、中央道か圏央道で関越かそんな経路だろうと思ったのです。

伊勢湾岸も東名も大変順調で、事故があっても処理が済んだ後で渋滞がありません。
ただいつもの大和トンネルからの渋滞が始まっており、25キロ渋滞の表示が出ています。3車線で25キロは大変なので、手前の厚木で降りました。
厚木から国道129号線に下り、左からくる国道246号の合流地点の信号で停車しました。
なんと左側にレンガ色のSX4がいるではありませんか。ちょうど並んだところで停車です。見ると徳島ナンバーです。
129も246も幹線ですから合流地点の信号は長いです。
助手席の窓を開けると、彼も運転席の窓を開けました。
私『新潟に行くのにここで降りたのですか?』
彼『こっちの二人が東京なので、先に降ろします』

再び安全運転のエールを交わしたのでした。

新名神高速の土山SAのGSから厚木ICまで約360キロです。気持ちのいい彼らに二度も遭遇するなんて、この素晴らしい偶然は、今年は何かいいことがありそうな。
こんな時、『袖すり合うも他生の縁』と言っていいのではないでしょうか。
誰かに聞いていただきたく、報告しました。
コメント
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