コメダ珈琲店、4日に福岡初出店 店内は朝から満席(日刊マックスの記事より)
コメダ喫茶店の本拠地の名古屋は独特の喫茶店文化があることで有名です。
朝から新聞片手にコーヒーを一杯頼むと、ゆでたまごやアンコのたんまり乗ったトーストがついてきたりと予想外のことが起こります。
そうした中で生まれしのぎを削ってきてたコメダ喫茶店が全国で受けているというのは納得できる面はあります。
かのシロノワールも喫茶店で満腹になりたがる名古屋人の気風から生まれたものなのでしょう。
しかし考えてみると少し変な気もします。
普通、多くの人に受け入れられたいのなら独特のクセは少ない方がいいはずです。
僕に言わせればマクドナルドのハンバーガーはその典型で色んな人の味の嗜好の最大公約数を食べ物にした印象です。
日清のカップヌードルや明治のチョコレートもその卒のなさが万人に愛される理由と思います。
そのアクの強さゆえ人を選ぶ食べ物ならいくらでも思いつきます。
朝食には欠かせない納豆も独特の臭いとネバネバのせいで外国人と関西人の評判は散々です。
福井県民はカツ丼にとき卵でなくソースをかける独自の習俗をもつことで知られています。
そのせいで野蛮人扱いされ気の毒とは思いますが、福井県民の味方をするなら全世界を敵に回す覚悟が必要です。
一方でこう考えることもできます。
地域の持つ独特の文化で育ったものは、その道を追求していくことで洗練され普遍的なモノにたどり着くこともあります。
それに無色透明の小奇麗でそっけないものより、個性的なものの方がずっと面白いです。
名古屋の喫茶店文化から全国に花開いたチェーン店にはまさにそんな良さを持っているのかもしれません。
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