米国国務省幹部が16日、相次ぎ会見を行ない、ブッシュ政権の国連改革構想を発表した。
日本にとっての最大の関心事である安保理拡大論議に関しては、常任理事国は「日本プラス1カ国」とし、非常任理事国を2~3カ国増やして安保理全体を20カ国程度の構成に拡大する内容で、日独印伯4カ国グループが唱えてきた25カ国案とは大きな隔たりがある。
アメリカもホント大人気ない(というと子供に失礼か)やり方をする。要するに、対イラク戦争に協力的であった日本に“ご褒美”を、そして反対したドイツには“げんこつ”をという、まあ非常に分かり易いと言えば分かり易い手法を見せた。
しかし、このアメリカの発表に、逆に困ったのが日本政府であろう。これまでドイツと共に推進してきたキャンペーンを「はい、そうですか」と止めるわけにはいかないからである。そして、たとえブッシュ大統領の誘いに乗ったとしても、こじれた日中関係を考えれば、そうやすやすと常任理事国の椅子を手に入れられるとは思えない。さあ、小泉さんと「霞ヶ関(外務省)」、どうする?
日本にとっての最大の関心事である安保理拡大論議に関しては、常任理事国は「日本プラス1カ国」とし、非常任理事国を2~3カ国増やして安保理全体を20カ国程度の構成に拡大する内容で、日独印伯4カ国グループが唱えてきた25カ国案とは大きな隔たりがある。
アメリカもホント大人気ない(というと子供に失礼か)やり方をする。要するに、対イラク戦争に協力的であった日本に“ご褒美”を、そして反対したドイツには“げんこつ”をという、まあ非常に分かり易いと言えば分かり易い手法を見せた。
しかし、このアメリカの発表に、逆に困ったのが日本政府であろう。これまでドイツと共に推進してきたキャンペーンを「はい、そうですか」と止めるわけにはいかないからである。そして、たとえブッシュ大統領の誘いに乗ったとしても、こじれた日中関係を考えれば、そうやすやすと常任理事国の椅子を手に入れられるとは思えない。さあ、小泉さんと「霞ヶ関(外務省)」、どうする?