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地震で倒壊の恐れのある校舎の建て直し

2008-11-15 01:14:11 | Weblog
 讀賣新聞によると、神奈川県厚木市は14日、市立南毛利(なんもうり)中学校の校舎の一部で使われていたコンクリートに著しい圧縮強度不足が見つかり、地震による倒壊の恐れがあるために使用を中止し、建て替えを決めたと発表した。

 強度不足が見つかったのは、3棟ある校舎のうち、1972年に建てられた4階建ての校舎。2階の壁のコンクリートの圧縮強度は建築基準法の基準(1平方ミリ当たり13.5ニュートン)を下回る10.7ニュートンで、地震に対する「構造耐震指標(Is値)」は、震度5強程度の地震で倒壊の恐れもある0.22だったという。

 南毛利中の全校舎は以前行なわれた調査では、国の耐震基準をわずかに下回る程度と診断されていたが、補強工事のため各階の壁のコンクリートの一部をくりぬくコア抜き検査を実施したところ、北棟の2階部分で、コンクリートの材料が十分に混ざっていないなど施工ミスが判明したとのことだ。

 校舎を建てた建設会社はすでに倒産しており、事情が聞けないという。

 当該校舎には計14学級が入っており、市は来週以降、ほかの棟にある図書館や音楽室などを使って授業を継続する予定という。新校舎は、2011年末までに建設する方針。

 これに比べて我がさいたま市はなんと遅れていることか。耐震化率は未だに40%を切った状態だ。市内の学校には、Is値で0.22を下回っている校舎はあちこちにある。そう。あの「姉歯マンション」どころではない状況なのだ。

 国は、中国四川大地震で校舎の多くが倒壊したことから3年以内に全国の校舎の耐震化を終えることを目標として掲げ、その費用の9割を負担すると発表したが、さいたま市はその後どうなっているのだろうか。それを確認するために来週市役所に足を運んでみようと思う。

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