長井さんの事件における日本政府の動きが私には分からない。
日本政府は28日、藪中三十二外務審議官を現地に派遣して真相解明に努め、死に至った発砲が「故意」であれば、ミャンマー政府に対して責任者の処罰や謝罪、補償を求めることを検討する方針であると発表した。
また、高村外務大臣は、「故意に銃撃したとも伝えられており、大変憤慨を覚える」と記者団に語り、町村官房長官は記者会見で、「国連安保理の議論もこれからで、国連人権理事会の対応もある。そうした動きを見ながら我が国として独自に検討していく必要がある」と述べている。
何をのんきなことを言っているのかと私は強い怒りを覚える。
まず、高村氏の発言だが、外地における邦人の生命を守る使命を持つ政府機関の長である外務大臣ともあろう者が、このような発言をしているのが本当だとしたら私は信じられない。彼は、この発言を聞く限りでは、殺害現場の映像を見ていない事になる。冗談ではない。動画を見れば、誰が見ても間違いなく長井さんは故意に撃ち殺されている。あのような貴重な証拠映像は、外務省の役人がすぐにでも高村氏に見せていなければならないものだ
また、官房長官が言うように、日本政府は何ゆえに、安保理や人権理事会の動きを見て行動する必要があるのか。自国の国民が射殺されたのだ。それも、国家権力によってである。このような時に国連や他の国の動きを気にする必要はない。すぐに強硬な抗議をすべきだ。こういう時に真っ当な行動が出来ないから日本は国際社会においてバカにされているのだ。
全身全霊を使って、国全体で怒りをぶつけなくして何が、「国民の利益を代表する政府」だ。
現地の日本大使館の動きも何ら見えてこない。ただ、大使館付きの医務官が「流れ弾と言うより、近い距離から撃たれた傷跡に見える」言ったというものだけだ。
大使館の機能不全はミャンマーに限ったことではないが、外務省としても、これまでの汚名を返上するためにもこの場は全力を尽くして「闘う」べきだ。
これが、欧米の国であったら大変な状況になるであろう。昨日もこのことをヨーロッパの人間と話したが、日本政府の対応を説明したら考えられないと目を丸くしていた。
マスコミの論調で、このような日本政府の動きを批判するものは見当たらないが、記者諸君よ、「死に至った発砲が『故意』であれば、ミャンマー政府に対して責任者の処罰や謝罪、補償を求めることを検討する」などとのんきなことを言っているのになぜ食いつかないのですか?
生前、大手の報道機関のあり方に腹を立てることの少なくなかった長井さんが、恐らく「あの世」からあなたたちを見て言っていますよ。
「マスコミの皆さん、しっかりしてくださいよ」と。
日本政府は28日、藪中三十二外務審議官を現地に派遣して真相解明に努め、死に至った発砲が「故意」であれば、ミャンマー政府に対して責任者の処罰や謝罪、補償を求めることを検討する方針であると発表した。
また、高村外務大臣は、「故意に銃撃したとも伝えられており、大変憤慨を覚える」と記者団に語り、町村官房長官は記者会見で、「国連安保理の議論もこれからで、国連人権理事会の対応もある。そうした動きを見ながら我が国として独自に検討していく必要がある」と述べている。
何をのんきなことを言っているのかと私は強い怒りを覚える。
まず、高村氏の発言だが、外地における邦人の生命を守る使命を持つ政府機関の長である外務大臣ともあろう者が、このような発言をしているのが本当だとしたら私は信じられない。彼は、この発言を聞く限りでは、殺害現場の映像を見ていない事になる。冗談ではない。動画を見れば、誰が見ても間違いなく長井さんは故意に撃ち殺されている。あのような貴重な証拠映像は、外務省の役人がすぐにでも高村氏に見せていなければならないものだ
また、官房長官が言うように、日本政府は何ゆえに、安保理や人権理事会の動きを見て行動する必要があるのか。自国の国民が射殺されたのだ。それも、国家権力によってである。このような時に国連や他の国の動きを気にする必要はない。すぐに強硬な抗議をすべきだ。こういう時に真っ当な行動が出来ないから日本は国際社会においてバカにされているのだ。
全身全霊を使って、国全体で怒りをぶつけなくして何が、「国民の利益を代表する政府」だ。
現地の日本大使館の動きも何ら見えてこない。ただ、大使館付きの医務官が「流れ弾と言うより、近い距離から撃たれた傷跡に見える」言ったというものだけだ。
大使館の機能不全はミャンマーに限ったことではないが、外務省としても、これまでの汚名を返上するためにもこの場は全力を尽くして「闘う」べきだ。
これが、欧米の国であったら大変な状況になるであろう。昨日もこのことをヨーロッパの人間と話したが、日本政府の対応を説明したら考えられないと目を丸くしていた。
マスコミの論調で、このような日本政府の動きを批判するものは見当たらないが、記者諸君よ、「死に至った発砲が『故意』であれば、ミャンマー政府に対して責任者の処罰や謝罪、補償を求めることを検討する」などとのんきなことを言っているのになぜ食いつかないのですか?
生前、大手の報道機関のあり方に腹を立てることの少なくなかった長井さんが、恐らく「あの世」からあなたたちを見て言っていますよ。
「マスコミの皆さん、しっかりしてくださいよ」と。