日本語に訛やアクセントがあるように英語も様々な特徴がある。
英国は大きく分けて4つの地方に分かれるが、日本で言えば関東甲信越にあたるイングランドでも、バーミングやマンチェスターなど都市によってアクセントに違いがある。それに、階層や環境が複層的に加味されると、さらにその違いが細かく変わる。
ロンドンに行って英語が理解できずに自信を喪失する人も少なくないが、そう、ロンドンでも幾つかの違ったアクセントが存在するのだ。特に、コックニーと呼ばれる下町英語に悩まされる日本人は多い。コックニーとは、最近になって知られるようになったが、paperをパイパーと言うように、一般的に「エイ」と発音するところを「アイ」と発音する言い方だ。
サッカー界のスーパースターである「ベッカム様」の英語が理解できないで自信をなくした人がいるかもしれないが、彼の英語こそコックニーだからあまり深刻に捉えない方がいい。
その他に、育った環境で話し方にも特徴が現れる。話し方の癖を見分ける方法の一つに持っている新聞で量る方法がある。
タイムズやガーディアンなどの高級紙と言われる新聞を持っている人達の多くが、鼻にかかった「Received Pronunciation(RP-容認発音)」(総人口の内、数%の人だけが話すアクセント。「オクスフォード」「オクスブリッジ」「クイーンズ」アクセント等とも言われる)で話す。一方、テレグラフやエクスプレスなどを持つ人は、使う表現を含めて理解しやすい標準的な話し方だ。また、サンやミラーといった大衆紙を愛読する人たちにはコックニー・アクセントで話す人たちが目立つ。
コメディアンの話すアクセントは、大衆的なコックニーが多いと思われがちだが、実は英国のコメディアンには、有名大学を出た人が多く、結構RPの使い手が多い。
では、イギリス人たちは、どのアクセントを一番好むものなのか。
7月29日、音声テキスト変換サービスを行う企業SpinVoxが興味深いアンケートを行いその結果を発表した。英国の成人2181人を対象にオンラインで「もしも自分の話し方を選べるならば、どんなアクセントで話したいか」と調査したもので、「一番人気」はクイーンズ、「二番人気」はアイルランド訛りとなった。
一方、最も嫌われた話し方は、ロック・ミュージシャンのオジー・オズボーンなどが話すバーミンガムの訛りだった。バーミング訛りは、昔から嫌われることが少なくないが、この調査結果はバーミンガムの人たちには嬉しいことではないだろう。
またその調査で、73%の人が現在の自分の発音や話し方に満足していなかったことが分かった。日本でやったらどんな結果が出るか。興味はあるが、特定の方言に否定的な見方が集中する恐れがあるから方言好きの私は率先して調査することはしない。
英国は大きく分けて4つの地方に分かれるが、日本で言えば関東甲信越にあたるイングランドでも、バーミングやマンチェスターなど都市によってアクセントに違いがある。それに、階層や環境が複層的に加味されると、さらにその違いが細かく変わる。
ロンドンに行って英語が理解できずに自信を喪失する人も少なくないが、そう、ロンドンでも幾つかの違ったアクセントが存在するのだ。特に、コックニーと呼ばれる下町英語に悩まされる日本人は多い。コックニーとは、最近になって知られるようになったが、paperをパイパーと言うように、一般的に「エイ」と発音するところを「アイ」と発音する言い方だ。
サッカー界のスーパースターである「ベッカム様」の英語が理解できないで自信をなくした人がいるかもしれないが、彼の英語こそコックニーだからあまり深刻に捉えない方がいい。
その他に、育った環境で話し方にも特徴が現れる。話し方の癖を見分ける方法の一つに持っている新聞で量る方法がある。
タイムズやガーディアンなどの高級紙と言われる新聞を持っている人達の多くが、鼻にかかった「Received Pronunciation(RP-容認発音)」(総人口の内、数%の人だけが話すアクセント。「オクスフォード」「オクスブリッジ」「クイーンズ」アクセント等とも言われる)で話す。一方、テレグラフやエクスプレスなどを持つ人は、使う表現を含めて理解しやすい標準的な話し方だ。また、サンやミラーといった大衆紙を愛読する人たちにはコックニー・アクセントで話す人たちが目立つ。
コメディアンの話すアクセントは、大衆的なコックニーが多いと思われがちだが、実は英国のコメディアンには、有名大学を出た人が多く、結構RPの使い手が多い。
では、イギリス人たちは、どのアクセントを一番好むものなのか。
7月29日、音声テキスト変換サービスを行う企業SpinVoxが興味深いアンケートを行いその結果を発表した。英国の成人2181人を対象にオンラインで「もしも自分の話し方を選べるならば、どんなアクセントで話したいか」と調査したもので、「一番人気」はクイーンズ、「二番人気」はアイルランド訛りとなった。
一方、最も嫌われた話し方は、ロック・ミュージシャンのオジー・オズボーンなどが話すバーミンガムの訛りだった。バーミング訛りは、昔から嫌われることが少なくないが、この調査結果はバーミンガムの人たちには嬉しいことではないだろう。
またその調査で、73%の人が現在の自分の発音や話し方に満足していなかったことが分かった。日本でやったらどんな結果が出るか。興味はあるが、特定の方言に否定的な見方が集中する恐れがあるから方言好きの私は率先して調査することはしない。