7日と21日に起きた「ロンドン同時多発爆破事件」の容疑者が次々に拘束されている。中には、アフリカのザンビアやイタリアにまで及んだ逮捕劇も伝えられている。
さすが、007に代表される英国情報機関はスゴイ、と思われるかもしれないが、以前も書いたように人権よりも政権のメンツをかけた捜査活動に見えて仕方がない。
今回のような国内の治安・諜報活動を担当するのは、ジェームズ・ボンドが所属する(?)MI6ではなく、HomeOffice(内務省)のMI5である。同じ内務省に属するScotlandYard(ロンドン警視庁)と共に、多数の捜査官を街中に放ち情報収集と「犯人探し」にあたっている。また、約15,000台の監視カメラから得られた映像の解析にも約1000人のスタッフを配しているといわれている。
これまでアメリカに比べれば、人権に配慮した捜査活動を行なうとの評判を得ていた英国捜査機関だが、今回の事件に対するやり方は、「臆病な番犬」のブレア首相の目を気にしているためか、何か余裕のなさを感じる。
この一連の捜査が、英国世論の「人権重視」の部分を刺激するか、それとも古くからの保守的で排他的な「ジョンブル魂悪魔編」を呼び覚ますか。私としては前者に期待するが、下手をすると内務省の幹部に人種偏見主義者が多いと言われているだけに後者が頭をもたげてくるかも分からない。
さすが、007に代表される英国情報機関はスゴイ、と思われるかもしれないが、以前も書いたように人権よりも政権のメンツをかけた捜査活動に見えて仕方がない。
今回のような国内の治安・諜報活動を担当するのは、ジェームズ・ボンドが所属する(?)MI6ではなく、HomeOffice(内務省)のMI5である。同じ内務省に属するScotlandYard(ロンドン警視庁)と共に、多数の捜査官を街中に放ち情報収集と「犯人探し」にあたっている。また、約15,000台の監視カメラから得られた映像の解析にも約1000人のスタッフを配しているといわれている。
これまでアメリカに比べれば、人権に配慮した捜査活動を行なうとの評判を得ていた英国捜査機関だが、今回の事件に対するやり方は、「臆病な番犬」のブレア首相の目を気にしているためか、何か余裕のなさを感じる。
この一連の捜査が、英国世論の「人権重視」の部分を刺激するか、それとも古くからの保守的で排他的な「ジョンブル魂悪魔編」を呼び覚ますか。私としては前者に期待するが、下手をすると内務省の幹部に人種偏見主義者が多いと言われているだけに後者が頭をもたげてくるかも分からない。