あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

映画「木更津キャッツアイ」を見に行く

2004年01月18日 | 生活
「完全燃焼!」ってコトで。
クドカン脚本の「木更津キャッツアイ映画化」ってコトで。

ドラマ時代、そんなに見て無かったクセに映画見てきました。

ジャニーズは嫌いだが、ぶっさんは気に入ってるので。

つ~か、いきなり「ぶっさん命日の集まり」で数十年後。
バンビが若尾彰、モー子が伊佐山ひろ子で登場してるし(笑)。そこからツボなんだから困ってしまいました。

――で、ストーリーとしては。

主人公、21才にして余命半年を宣告されたぶっさん(岡田准一)は。死体安置所で突然蘇り仲間の度肝を抜いてから、また半年後の夏も元気で。野球・ビール・友達との遊びに明け暮れる毎日(仕事は!?!?)。

高校生時代に甲子園出場を目指していた仲間5人は、草野球チーム「木更津キャッツ」で活動する傍ら、夜は怪盗団「木更津キャッツアイ」として活躍(?)中。

そこに、地元にヒーロー「氣志團」が現れる。彼等が育った孤児院「甘えん坊ハウス」が地上げ屋に狙われているというのだ。
資金繰りのため、彼らは木更津でロックフェスティバル「フジミ・ロック・フェスティバル」の開催を計画。木更津キャッツに前座を依頼する。
オリジナル・ソングでの参加を指令されたキャッツ。「フジミ・ロック・フェスティバル」の成功は彼等にも掛かっていた!

―――なんちゅう粗筋なのだが。それは飽くまで只の粗筋であって、挿入される数々の下らないエピソードや余談のスピード感に頭クラクラ。約2時間の上映時間があっという間に過ぎてしまいました(笑)。

やっぱ作りがPOPだわ。

ドラマでお馴染みの登場人物も健在だし。
モー子(酒井若菜)は、相変わらずホットパンツ履いてアホみたいな喋り方してるし。
モー子とラブラブのバンビ(櫻井翔)、ビール飲む溜り場「野球狂の詩」のマスター(佐藤隆太)、アニ(塚本高史)、尾行が趣味のうっちー(岡田義徳)など以前と変わらず騒がしいし。

ナゼかドラマで死んだはずの「笑顔で人を幸せにする小奇麗な浮浪者」オジー(古田新太)は復活してるし。ぶっさんの父・公助(小日向文世)はローズ(森下愛子)との間にベビー出来てるし。
哀川翔さんは、Vシネのキングだし。

そして映画で初登場のユンソナは、韓国パブに嵌ったぶっさんの恋の相手となるし(これがイイ感じ)。
同じく映画で初登場のウッチャンは、学生時代の美礼先生(薬師丸ひろ子)の恋人役として学生服に身を包み(回想シーン、子役を使わず!)キレのいい「野っ菜~♪もっさ~い♪ソーレソーレ!」を踊り狂って見せる。←これが凄い!!
結局、ウッチャンの怪演が一番印象に残ったじゃねぇえかよ。

後半はぶっさん臨終(?)あり、南の島への漂流あり、なんか分からん怪獣の登場ありでメチャクチャなんだが、勢いとスピード感で見せてしまった監督さんは偉い(笑)!

またしても何の意味もないモノを見てしまった。そして思いっきり楽しんでしまった。

ま、一種のファンタジーとして。辺に辻褄あわせた話よりカタルシスあるけどね。

脳を休めるには、こんなワケの分からんモノ観た方がいいんだよね。

んなトコでスッキリしたい人にはオススメです。
「ぴあ」の映画満足度アンケートでも高得点上げてますから(そりゃドラマ見て期待してる連中の「期待以上」のバカバカしさなんだもん。期待のベクトルと方向一緒のバカバカしさ。そりゃ「100点」がガンガン点けられるさ)。

生真面目な人は見ない方がイイとは思いますが(笑)。

◆1/17(後楽園ホール)の試合結果
○4R
芹江匡晋 判定 石本康隆
上園隆昌 判定 島根秀明
新保 力 判定 市川和幸
○6R
折田力人 判定 妹尾覚士
太田篤史 判定 木山 進
○8R
三澤照夫 負傷判定6R 正藤秀明
○10R
湯場忠志 TKO2R  廬 錫根

ラスト・サムライって胡散臭く無いか?

2004年01月17日 | 生活
渡辺謙がアカデミー賞か・・・なんて言われているが。

日米協力勢作で、日本に来たトム・クルーズが侍になって(?)、渡辺謙と共闘する、そんな「ラスト・サムライ」←良く分かってないじゃねぇか

なんか上映タイミングが「日本がイラク派兵に協力」な時期だけに。

真珠湾攻撃日のレセプションでだって「攻撃した国家」の名称は省かれたらしいし。

「同盟国」に対してのお気使い?・・・・なんて勘繰ってしまうのは当然か。

で、映画でも同様の事やっちゃおうと。

日本人にアカデミーあげちゃおうかな~とか。ご褒美あげちゃおっかな~とか。

連中考えてやがるんじゃないだろ~な!!

ハリウッドってのは「米国国策映画勢作工場」だからな。

「ラスト・サムライ」みたいな映画だったら突貫で作れるだろうし「構想何年」なんてウソ連ねりゃ誤魔化せるし。

―――んな感じで「トム・クルーズと並んで笑顔の渡辺謙」を見て、不愉快な物を感じる。

こんなコト考えるのは私だけなんだろうか・・・。

「シベリア少女鉄道」公演を見に行く

2004年01月16日 | 生活
「シベリア少女鉄道」って劇団がイイなんて話があって。
新し目の劇団だが、どこの影響も受けていないと思われし作風だそうで。
ちょい前から登場した劇団と言えば、だいたい「大人計画」や「劇団健康~ナイロン100℃」の影響受けた「ナンセンス/不条理/身も蓋も無い劇風」が大半なのだが。
「大人計画の影響から最も遠い」なんて話がある劇団だって話なのが「シベリア少女鉄道」。
以前見た事のある者の話だと「なんか分からんが凄い」と。
「どう説明してイイか分からないが凄い」と。
そんな話なのでした。

今回の題名は「ウォッチ・ミー・ イフ・ユー・キャン」 。
結構、タイトルは内容に関連するらしいのだが。余り何も考えずに会場へ。
これまで「三鷹」とかで興行を行ってきた同劇団だが。
知名度を増すと共に、今回は下北沢へ進出。遂に駅前劇場の舞台を踏む事になったってワケだ。「スズナリ」を飛ばして「駅前」へ。
次は「本多劇場」か?

―――で、約2時間の上演が終わった。

感想は。
「なんか分からんが凄い」。「どう説明してイイか分からないが凄い」。やっぱり、そんな印象なのでした(笑)。

「出来るなら、ついて来て」というタイトル通り。途中からの目まぐるしい場面展開に大笑い。

以前、同劇団は「笑っていいとも」なんて言葉の含まれた題の上演を行っているが。
それも普通の演劇を淡々と演じていた役者がキッカケを得てから「いいとも」な空間を作り上げ。
つ~か、舞台は一転して「いいとも」のセットに変わり、縁者が「いいとも」の流れに沿ったセリフを喋り、それがセリフの上では普通の演劇の延長線上で成立しており、そのギャップに爆笑が巻き起こるなんてぇ「ナンセンス以前」の仕掛けに呆れながら感心する観客だったそうで。
その「切り替わり」の瞬間のカタルシスこそが「シベリア少女鉄道」の醍醐味なのだそうだ。

―――で、今回も同様の仕掛けがあったのだが。どんな仕掛けだったかは、苦労して考えた脚本家さんに悪いからバラさない(笑)。再演もあるかも知れんし(なお「いいとも」は再演もされてるのでバラしてみました)。

とにかく「思いつきだけ」の仕掛け、1発芸と言うか。
よく、これだけバカバカしい思いつきを、ここまで緻密に練って上演するものだなぁ・・・と感心させてくれる事しきりの同劇団。
しかも「思いつき」だけで100以上のパターンを考えて、それから厳選するってんだから念がいってる。

ほんとに「ナンセンスですらなく」「不条理ですらない」「メッセージのカケラも無い」。
松尾スズキからもケラリーノ・サンドロビッチからも、とことん掛け離れている。
だからこそ、受付に「大人計画」からのお届物が届いているんだろう。

一部では「演劇に何も求めていない」なんて意見もあり。
「観に来た人を感動させよう」「いっそ、その人の人生の転機を与えよう」・・・なんて、これっぽっちも考えていない。
途中まで、舞台上では地味な演劇が行われるだけだけ、そして徹底的に練られた脚本はアドリヴも許され無さそうなんで、スター役者の誕生の確率も限りなく少ない。
「限りなく1発芸」なので、脚本家が他で売れる要素も少ない。

多分、彼等は「演劇で有名になろう」みたいな色気さえ無いんじゃないのか?「そういった事」も彼等は演劇に期待して無いんじゃないのか?入場料も2,500円と安いし(むしろ最近8、000円だのブン取る大人やナイロンはヒドいんじゃないかい?)。

そんな「潔さ」がある演劇。そう言う意味では「凄い」。凄い物を観た。

今後も大変だろう。「1発のアイディアが全て」な演劇だから。

それでも彼らは続けていくのだろう。我々の驚く顔を見る為に。「そう来たか!」って笑う顔を見る為に。

次回は、春過ぎに新宿シアタートップスでの公演が決定している。題名は「未定」。

そりゃそうだ。これから、また1発芸と共に考えて行くのだろうから。

頑張れ、「シベリア少女鉄道」!!←だいたい、この劇団名からして舐めてるよな、少女なんて居ない普通の男女比率の劇団なのに(笑)

◆1/15(後楽園ホール)の試合結果
○6R
新田利明 判定 木竜シン
○8R
土屋治紀 KO5R コンデーン
森本裕哉 判定 草壁岳也
有永政幸 判定 山川 亮
○10R
江口慎吾 KO1R プミン・トンティウ
川嶋勝重 KO2R デント・シッソパー

下の家族が引っ越した

2004年01月14日 | 生活
ある日、もぬけの空だったと。
どうりで子供の声とか聞こえなくなったワケだ。いや、別に夜逃げじゃ無いだろうが。挨拶が無いとか言う気もないが。こっちが入居した時には お茶持って挨拶に言ったのによう。
ちょっと色っぽい奥さんだったが。「奥さんっっっっ!!!」とガブリ寄りたい気持ちもあったが。それも全て夢と消えた。

なんで引越たんだろう。
―――単にマンションか何か買ったのか?
―――単に上の階の深夜の洗濯機音に嫌気がさしたのか?
―――単に上の階の深夜の脱水機音に嫌気がさしたのか?
―――単に上の階の深夜の入浴音に嫌気がさしたのか?
―――単に上の階の真昼間からのエロビデオ再生音に嫌気がさしたのか?
―――単に上の階から怪しいユーロ・プログレが聞えて来て気持ち悪かったのか?
―――単に上の階から怪しい「ボンゴ・フューリー」のダミ声が聞えて来て恐くなったのか?
―――単に上の階から怪しい昭和歌謡が聞えて来て恐くなったのか?
―――単に上の階から怪しい「スペイン語のボクシング実況」が聞えて来て恐くなったのか?
―――単に上の階から怪しい「韓国語のボクシング実況」が聞えて来て恐くなったのか?
―――単に上の階から怪しい「タイ語のボクシング実況」が聞えて来て恐くなったのか?
―――単に上の階から怪しい「タガログ語のボクシング実況」が聞えて来て恐くなったのか?
―――単に上の階から怪しい「古い日本語のボクシング実況」が聞えて来て恐くなったのか?
―――単に上の階から怪しい「クイーンズイングリッシュのボクシング実況」が聞えて来て恐くなったのか?
―――単に上の階から怪しい「アル・バーンスタインのボクシング実況」が聞えて来て恐くなったのか?
―――単に上の階から怪しい「ダモ鈴木の叫び声」が聞えて来て恐くなったのか(←分かるヤツいねぇだろ)?

―――単にネズミの被害からウチらより先に逃げ出しただけのような気もするが(笑)。
ウチらが追い出したネズミが下へ出没した可能性は高いからな(笑)。
ピークの頃は下でもドタバタやっていたような・・・。
その辺で不動産契約結んで、最近引っ越したのなら日程的にも理解できる。

さらば、ちょっと神経質そうだった奥さん。気に障った事があったらゴメンナサイ。

◆1/10(後楽園ホール)の試合結果
○4R
田中康紀 引分 松橋友也
加藤祐樹 判定 前田卓哉
黒木里志 判定 高橋光晴
○8R
山本大五郎 判定 西川和孝
○10R
三浦誉士 TKO6R キンジ天野
○WBCミニマム級タイトルマッチ12R
イーグル赤倉 判定 ホセ・アントニオ・アギーレ
○日本Sフェザー級タイトルマッチ10R
本望信人 判定 コウジ有沢

◆1/13(後楽園ホール)の試合結果
○4R
植木隆史 判定 笠井 優
菅原 慎 KO1R 横山広明
○6R
磯谷和広 KO6R 白幡洋徳
小口雅之 判定 国吉慎吾
○8R
原口清一 TKO8R 若林 陽
平戸 忍 判定 橋本辰也
○10R
川嵜タツキ 判定 柏樹 宗

ライヴアルバム名盤集5

2004年01月14日 | 洋楽
・・・もう息切れか(笑)

◆ザ・ローリング・ストーンズ「スティル・ライフ」
・・・「スタート・ミー・アップ」で復活した近未来型ストーンズのライヴ・・・だが。
「タイム・イズ・オン・マイ・サイド」などの懐かし系の曲も織り交ぜた、やっぱり
ストーンズ節。スタジアム・ライヴらしい開放感もグー。
猥雑さで言えば70年代の「ラヴ・ユー・ライヴ」も捨て難いが。

◆ザ・バーズ「Untitled」
・・・2枚組の1枚がライヴのパターン。70年録音盤。音色暗いし、リズムセクションは
ロック刻んでるし代表作の「Mr.タンバリンマン」は裏声使ってないしで、「爽やか
フォークロック」を期待したら肩透かし食う。
私なんぞは逆に楽しめたが。ヴォーカルは声を潰してB・ディラン風だし。R・マッギンの
ラーガ風ギターと、クラレンス・ホワイトのストリング・ベンダーの応酬って事だが。
すんません、私ゃまだ聴き込みが足らない。
ドゥービーやイーグルスやリトル・フィートの芽が詰まってる。
バーズが「アメリカンロックの源流」のように言われるのも分かる気がした一枚。

◆トラフィック「ウェルカム・トゥ・ザ・キャンティーン」
・・・元天才少年スティーヴ・ウィンウッドが成長して落ちついたら、こうなったみたいな。
急造のライヴなんで音もバランスも悪いが、記録として価値ありか。
「ギミ・サム・ラヴィン」に激情を求めてはいけない。
天才少年は常人では計りきれない程のスピードで成熟(老成)しているのだ。
後のライヴ「オン・ザ・ロード」は、もっと熟成しいますので。

◆ボブ・マーリィ&ザ・ウェイラーズ「Live!」
・・・これが無きゃ狩撫麻礼も生まれなかったってな大傑作。
個人的に取り上げるのはロック・ライヴばっかりにする積もりだったが、これはロック以上に
ロックだしな。
「トレンチタウン・ロック」含む民族音楽的レゲエのA面、名バラード「ノー・ウーマン・
ノー・クライ」含むロック的なB面。
昔はB面ばっか聴いてたっけ。
クラプトンがカヴァーした「アイ・リョット・ザ・シェリフ」だが、本家には1万光年敵わず。
最初「レゲエ=夏の気持ちイイBGM」の積もりで買ったオレは大馬鹿者でありました。
でも、ターンテーブルに乗せて「唯事でない」雰囲気に圧倒されました。
そして、これがジャマイカではなく英国での実況盤ってのに驚愕いたしました。

◆オーティス・レディング「ライヴ・イン・ヨーロッパ」
・・・これもソウルだが。
熱気はロック以上だし(←だったらJBも挙げろよ)。
「リスペクト」「サティスファクション」等のジャンプ・ナンバーから、トライ・ア・リトル・
テンダネス」のようなバラードからジワジワとテンポアップする高揚はオーティスならでは
・・・で。
元々「ディ・トリッパー」などロック・カヴァーもコナす人だけに、ここで取上げて然るべき
とも思いましたとさ。
26才で死んだ人だけど、45過ぎた牧師さんみたいな雰囲気ありましたよ。

―――もう、いよいよネタ切れか。
リトル・フィートの「ウェイティング・フォー・コロンブス」も捨て難いが、音がこじんまり
してるし。
あと、フリーのBOXセットに収録された高音質ライヴ(最高!)も取上げたかったが、主旨が
違ってくるし。
コロシアムの「ライヴ!」も捨て難いが、クリス・ファーロウの大味なヴォーカルは少し引いたし。
どっちかっつ~とコロシアム人脈なら「テンペスト・BBCライヴ」を正規ルートで出してくれたら
大喜びなんだけど。
そう、BBCやキングビスケット・フラワー・アワーの音源も大分発掘されて正規盤として出てる
のだが。まだまだ発掘作業は継続して頂きたい物である。あと、ゲス・フーでも思ったけど。
メンバーなんて、いつ脱退するか分からないんだから、さっさとイイ時にライヴ盤を出しとくべき
だよなぁ・・・なんて。

だいたいドゥービーだって、トム・ジョンストン在籍時の活きの良いステージをパッケージしてれば
違っただろうに(リトル・フィートも同じ)。
または、遂にライヴ盤出さないまま解散・・・とか。
バッド・カンパニーとか惜しいよ。73~74年で出してりゃ、評判の良いライヴバンドだったから
好ライヴ盤出せたろうに・・・。
そして、元祖ヘヴィ・ロックバンドの「スプーキー・トゥース」。
再度、ジェフ・ベック・グループも惜しんでおこう。
あと、数々のプログレ・バンドも。

そんなこんなで、このライヴ名盤集も終わりを迎えようとしているワケだが。
肝心の「スーパーロック・フェスティバル(ワーナーが所属洋楽ロックバンドのライヴの歓声を
繋げて架空のフェスティバルを実況録音した企画盤)」は売れたのだろうか?

そもそも、「それが好盤」って話だからレコードコレクターズもライヴ盤特集したキッカケにした(?)
ワケだし。ウチもそうだし。

HMVとかタワレコとかに視聴しに言っても、コーナーに無かったからなぁ…。
平積みにも されてなかったし。
大体「入門編に」ったって、今時の若い者は好き好んで入門したがろうとはしないだろうし(苦笑)。
「あの頃を懐かしむ人に」たってワタシャ殆ど出典元のライヴ盤を持ってますし。
「貴重な未発表ヴァージョン」とかガンガン収録してくれてないと触手は伸びないんですけど・・・。
しかし、売れて欲しい。受け継がれて欲しい。
我が青春の70年代ロックよ、永遠に。

ライヴアルバム名盤集4

2004年01月14日 | 生活
・・・・ジミのモンタレー、ダブって紹介してた(苦笑)。

◆ヤードバーズ「ファイヴ・ライヴ・ヤードバーズ」
・・・若きクラプトン在籍の元祖ギターバンドのデビュー・ライヴアルバム。ギターだけが突出したブルース(ロック)バンド、ヤードバーズ。ヴォーカルの技量不足などが常に語られるバンドだし、その辺が確かにキツいのだが、チャック・ベリーのカヴァーなど勢い良くやって、それを補っている感じ。
また、クラプトン目当てならブルースブレイカーズの「With eric crapton」でも良いが、クリームや後のイメージで聴くとハズして中古盤屋に売っ払う事になるんで、まずはそんな感じで売っ払われて良く見掛ける中古盤を安くGETする事をオススメする(笑)。

◆クイーン「ライヴ・キラーズ」
・・・装飾排除して革ジャン着る前、少女漫画キャラ時代の集大成。代表曲の連発に圧倒される2枚組。「ミュージックライフ誌」でのパート別人気投票で全パート集団票でNo1を独占していた恨み(Key/pianoまで「フレディ・マーキュリー」は無いだろう!?ジョン・ロードかキース・エマーソンに空けとけよ!!!)から反感感じまくってた私だが、このエンターティメントには頭が下がり。
しかし、肝心の「ボヘミアン・ラプソディ」の中間部のオペラ・パートを「テープ」で済ませ、その間に「お着替え」って話に再び反感が爆発した(笑)。「ロック・バンド=ライヴ・アルバムの出来」だった私は言葉を失ったのでした。「あれ」さえなけりゃ大好きなバンドだったのに(←結局好きなんじゃねぇかよ!)。

◆ザ・ゲス・フー「ライヴ・アット・パラマウント」
・・・意外と好きなカナディアン・バンドの72年発表のストイックなライヴ・アルバム。私、ソウルフルなダミ声に弱いのよね(笑)。ミディアム・テンポのストイックな曲が良い。フルートなんかも使ったりしてジャズっぽい味も出したりして。
聴きドコロは代表曲「アメリカン・ウーマン」(オースチン・パワーズでも使用)か。17分にも拡大されたヴァージョンは、導入部からして長い(笑)。中間部は、やや冗長。時代だから仕方ないか。
残念ながらオリジナル・メンバーのランディ・バックマンが脱退した後のステージ。初期の「ジーズ・アイズ」「ノー・タイム」と言ったブルーアイド・ソウル的な曲は収録されていない。よりヘヴィに深化したって事か。バートン・カミングスが居ればOKなトコロもあるが、初期のライヴも聴きたいなぁ・・・。
あと、R・バックマンが脱退後に結成した「バックマン・ターナー・オーバードライヴ」のライヴも。

◆フランク・ザッパ&キャプテン・ビーフハート&マザース「ボンゴ・フューリー」
・・・やっぱり、ザッパ御大も挙げたくなったが、これがビーフハートとの共演盤。だってダミ声すきなんだもん(笑)。本当は「ホットラッツ期」のザッパ・バンドがスキなのだが、このアルバムでのブルース・ロック感は堪らない物があります。ザッパ御大関連のライヴで一番スキです。
75年のテキサスでのコンサートを収録したロック版「ゴジラ対キングコング(マザーズは自衛隊か?)」。
一曲目の「デブラカタブラ」のぶっきらぼうなリフから隊長のダミ声が聞こえただけでイキそうになってしまいます。「キャロライン・ハードコア・エクスタシー」での隊長・御大・メンバーらの万華鏡ヴォーカルも感動。ラストの「マフィンマン」での怒涛の畳み掛け!御大さえも充実したステージに感激した風情でメンバーを紹介!
幼馴染みの2人、最後はケンカ別れして悪態つきあっていたそうだが。この共演盤での掛け合いは不滅だ。
誰だ、こんな素晴らしく分かりやすいアルバムを「アバンギャルド」とか「難解」とか言った奴は!?

◆ザッパ&マザーズ「ロキシー&エルスウェア」
・・・ハハハ、挙げ始めたらキリがないザッパ・ライヴ。73・74年のハリウッドはロキシーその他の演奏を収めたライヴだが、これが音がイイ!一曲目「ペングィン・イン・ボンデッジ・ボウイン♪♪――オ~イェ!オ~イェ!」でKOされてるオレ。「オレンジ・カウンティ」の再演などハイテク軍団が これでもかと演奏しまくる。ルース・アンダーウッド(ホットラッツ・バンドにてkey/sax/flで大活躍だったイアンの嫁。2人で貢献してるんだよなぁ~。いっぱい同時貢献して欲しかったけど)のマリンバ超絶演奏も圧巻。←映像で見たら もっと凄いね、先端の残像が。

◆フランク・ザッパ(&マザース)「オン・ステージVol.2」
・・・ヘルシンキ・テープスとして余りにも有名な74年の音源。メンバーは、ほぼ「ロキシー」と同じ。この時期の御大はライヴ音源を取っといて後でスタジオアルバムに使ったり当たり前にしてたので、ここのギターソロが次作の大傑作と言われる「ワンサイズ・フィッツ・オール」に使われてたりする。
つ~か「ワンサイズ」の曲も既に演ってます。ギターソロを使った「インカ・ローズ」の迫力は、当然こっちが上だし。緻密さも負けていない。バケモンだ、こいつら(笑)!
「オン・ステージ」シリーズは数々あるが、まずはココから手を着けるのが正解か?
CD2枚組で(2枚面で感動の「アンクルミート」を自在に演奏)、お腹一杯なのが珠に傷だが。何が凄いって、さっきまで他のバンドのCDを受けけず、吐き出していてばかりいたウチの壊れ掛けアホCDプレイヤーが「ヘルシンキ・テープス」入れたら素直に再生を始めたって事だ!

◆クリーム「クリームの素晴らしき世界」
・・・ライヴとスタジオ一枚ずつの偉大なる変則盤。「クロスロード(S)」は永遠の名演か。トリオで一丸となって弾き(叩き)捲る怒涛の演奏なのに、どこか軽やか。正直J・ブルースのベースは鈍重に聴こえるので苦手なのだが、このプレイは最高。テクニカルなハード(ブルース)ロックの夜明けです。ギタリストがソロイストとして注目を最大限に浴びるキッカケとなった記念すべき瞬間。今のクラプトンは、この遺産で食ってるような物?(←南部ロックもあるだろう?)
正直、他のライヴ・テイクはドラムソロなど冗長に聴こえる部分もあり。いま通しで聴くのはツライか?

◆ザ・フー「キッズ・アー・オールライト」
・・・キース・ムーン(d)が亡くなる迄のグループの10年を追った記録映画のサントラ盤。スタジオ盤のミックス違いなどが聴ける。しかし。ザ・フーと言えばライヴ。ライヴと言えばザ・フー。ここでは「マイ・ジェネレイション」のイカサマ爆発シーンから、ストーンズ主催のロックンロール・サーカスでの「クイック・ワン」(ミニ・ロック・オペラ←ブルースベースの楽曲がメインだった英国ロックの中、ソープドラマの主題歌からポピュラー・ミュージカルまで消化した「理解不能な」楽曲にミックはビビッたろうな)、Dr.タウンザンドが狂人ドラマー・ムーンにシーケンサーサウンド流れるヘッドホンを着けて制御しようとしたが やっぱりエキサイティングな世紀の名演になった「無法の世界」(ブレイク後にロジャー・ダルトリーが叫ぶ「イエ――――」で鳥肌立たないヤツはロックファンと認めないもんね!)同様の「ババ・オラィリィ」、ウッドストックでの「ピンボールの魔術師」、ソロじゃなくコードストロークだけでギターのインストはOKを示した「スパークス」等々、ライヴ曲の数々は珠玉の輝きで。
「ライヴ・アット・リーズ大学」の統一感には敵わないまでも幕の内弁当的な魅力に溢れたアルバムなのでした(なお、塩ビ盤当時は2枚組)。

―――続く(←のか?)

ライヴ・アルバム名盤集3

2004年01月12日 | 生活
あぁ、もう止まらない(笑)。

◆エアロスミス「リトル・サウス・オブ・サニティ」
・・・意外に98年ライヴ。音も良いし、代表曲オン・パレードなんで。78年の「ライヴ・ブートレグ」でのJBカヴァーもイイが、90年代の「プロ意識の塊」なエアロも好きなんだよなぁ。

◆ジェフ・ベック「ライブ・ワイヤー」
・・・ホントは、Jeff beck With Jan hammer Group Live なのだが。「ワイヤード」のギター・インストで人気再燃となった時期だけに、このタイトルは仕方なしか(歌が全然ないワケじゃないが)。
つ~か、R・スチュワートと組んでた時代のライヴ・アルバム残してりゃ歴史に残りまくってたろうに・・・。あとコージー・パウエルと組んでた第2期・・・(以下略)。
「ベック・ボガード&アピス/ライヴ・イン・ジャパン」(迷信、ジェフズ・ブギー、ゴーイング・ダウン、アイム・ソー・プラウド、レディーなど代表作オンパレード)も良いけど、やっぱり強力なヴォーカリスト不在が辛かった。
よって、ヤン・ハマー(Key)と組んだこのライヴ盤を挙げるのだが。
オープニング、車のクラクションを表わすギターとキーボードの掛けあいが堪らない。

◆キング・クリムゾン「エピタフ」
・・・復刻シリーズの白眉。1stの「宮殿」時代のメンバーで行った69年ライヴを集めた涙のデラックス盤。生きてて良かった。
意外と後の独裁者のギターがショボイ(笑)。フルートなどを奏でるI・マクドナルドが上手い。そしてドラムのマイケル・ジャイルズがドタバタと叩く破壊力。スタジオ盤でもドラム史に残るような凄いプレイしてたけど、こっちの迫力も凄い。

◆キング・クリムゾン「スキッツォイド・マン」
・・・輸入盤で発売された時にセンセーションを巻き起こした驚異の発掘盤。やっぱり取上げずには居られない。
69年発売の1stの一曲目「21世紀の精神異常者」のヴァージョン違いをこれでもかと5曲つめ込んだ異形の一枚。
そんなに発掘盤が頻繁じゃなかった頃に「東京タワー/蝋人形館」のプログレコーナーで掛かってるの聴いてブっ飛んだ事を思い出す。69年のライヴヴァージョンが音・演奏ともに素晴らしかったからだ。スタジオ・ヴァージョンもリミックス盤、他のライヴ・ヴァージョンも当時は未CD化の「アースバウンド」「USA」からのテイクで、当時は貴重だった。
これがあったから、後のクリムゾン発掘が進んだと思える記念品。
「諸問題により」最初の邦題が使えなくなり「21世紀のスキッツォイドマン」となった同曲だが。「精神異常者」の何が悪いんだボケ――――!!!

◆ジェスロ・タル「バースティング・アウト」
・・・78年なんちゅう過渡期に、これだけ充実したライヴ・アルバム発表するタルは偉大だ!「ロックやるには年だけど、死ぬにはちょいと若過ぎる」「アクアラング」など代表曲収録。これらをマンネらずに演奏してるのがエライ!

◆イエス「キーズ・トゥ・アセンション」
・・・代表曲を最新の機材で再現した98年イエスの真骨頂。なんか、シリーズ化されてるし。イエスソングスの音の悪さに泣いていたオーディオマニアの方、どうぞ(笑)。
問題はウェイクマンの手癖キーボードだが。これも芸と許せればオールOK(笑)。
「ラウンドアバウト」のオープニングは、やっぱアコギだよね♪

◆ディープ・パープル「メイド・イン・ヨーロッパ」
・・・第2期パープルの「メイド・イン・ジャパン」に続く、第3期のライヴアルバム。
ディヴィッド・カバーディル(Vo)の「ミストゥリーテッド」の熱唱が光るが、ブチ切り気味のベースが辛い。音に潤いないのもツライかな。
ただしイマイチだったスタジオ版の「嵐の使者」「レディ・ダブルディーラー」はライヴで勢い増しててグー。「紫の炎」みたいなハイテクニックな曲を ここまでライヴで再現できるのもパープルだからだろう(ヴォーカルの「伸ばし」や「キーボード多重音」の再現はチト不可能だけど)。

◆レインボー「ライヴ・イン・ジャーマニー‘76」
・・・・実は大好きな「スターゲイザー」が入ってる分「オンステージ」より好き。パープル・レコードから出てる発掘2枚組だが、音質も良く選曲も最高のゴキゲン盤。コージー・パウエルよ永遠に!

◆ジミ・ヘンドリクス「ジミ・プレイズ・モンタレー」
・・・噂のジミヘンがその 全容を現したモンタレー・ロックフェスでの演奏。最初は、これまたモンタレーでの熱唱でセンセーションも巻き起こしたオーティス・レディングとのカップリングで発売されていたが、ジミの演奏だけで一枚のライヴとして発売された。
オープニングでジミを紹介するのはストーンズのブライアン・ジョーンズ。ジミの凄さは音楽家の間で既に知れ渡っていたのだ。
そして始まる「キリング・フロアー」から「フォクシー・レディ」「ヘイ・ジョー」「風の中のマリー」「パールス・ヘイズ」。カヴァーの「ライク・ア・ローリン・ストーン」「ワイルド・シング」。最後の「ワイルド・シング」ではギターを叩き壊し燃やすパフォーマンスはノイズとして記録されてるが、ギター壊してあんなフィードバック音出続けるワケなく、たぶん付け足し。それでもOK!許す!
台頭時だけにメンバーはフレッシュで息も合っており、後のウザそうでダルそうな空気は微塵も無し(笑)。

◆ファミリー「BBCラジオ・イン・コンサート」
・・・英国国営放送局の倉庫からは数々の名演が発掘されているが、これもその一枚。70年代の英国バンドは無名でも実力派がゴロゴロしており、このファミリーの同様だったワケだが。ロジャー・チャップマンの味のあるダミ声ヴォーカルがソウルフルで魅力的。音質も最高。物凄く拾い物な一枚。

―――まだまだ続く。

ライヴアルバム名盤集2

2004年01月12日 | 生活
ここでは、「ローリング・ストーン誌だったら上位に持ってきそう」ってんで外したアルバムも挙げようか・・・と。
また、2枚組の一枚だけがライヴの変則盤も挙げるか・・・と。

◆オールマンブラザース・バンド「フィルモア・イースト・ライヴ」
・・・ギタリストとして圧倒的な評価を受けるジュアン・オールマン率いる同バンドの大出世作。ブルース・ベースのスケール大きなアメリカン・ロック。ベテラン・ジャズ・ミュージシャンの様な安定感もあるが、多くのミュージシャンがカバーした「ウィッピング・ポスト」のスピード感は、やっぱりROCK!

◆ボブ・ディラン&ザ・バンド「偉大なる復活」
・・・国内盤ではボブ・ディラン単独のアルバムのように扱われてるが、ザ・バンドも自前の曲を挟んでいる共演盤。そして、ディランがオートバイ事故で重症を負いブランクを作った後に行われた大々的な復活コンサートの実況盤。
元々はディランのバックバンドだった「ザ・バンド」だが、初期2枚の名盤で立派なグレイトの仲間入りしており。この2組の名曲がライヴ・ヴァージョンで聴けるだけでも満足な一品。しかも久々に大観衆の前に現れたディランは気合が入っており、力強い歌声が聴ける。

◆MC5「キックアウト・ザ・ジャムズ」
・・・デトロイト・パンクと言われるが、ファンクのパワーも吸収した圧巻で混沌のハネ・ビート。これもELPの「展覧会の絵」と同じくオリジナル・ライヴ。しかもデビュー盤。エネルギー量がハンパじゃない。

◆デラニー&ボニー&フレンズ(エリック・クラプトン)「オン・ツアー」
・・・60年代後半、米国のルーツ・ロックを披露した夫婦デュオの英国ツアーにクラプトンが参加。本アルバム後、米国南部のスワンプ・ロックがシーンをリードする。

◆トッド・ラングレン「バック・トゥ・バース(未来への帰還ライヴ)」
・・・音楽の魔術師トッドの2枚組ライヴ。ヒット曲あり、ソウルのメドレーあり(しかしトッド節)。リック・デリンジャーなど、ゲストも多才な お徳盤。

◆レイナード・スキナード「ワンモア・フロム・ザ・ロード」
・・・76年音源の2枚組。代表曲をこれでもかとトリプル・ギターで聴かせるサザン・ロックの熱血演奏。「フリーバード」は名演。ロニー・ヴァンザントの粘りっこいハイトーン・ヴォーカルも良い。
クリームの「クロスロード」のカヴァーもあるが、トリオバンドの曲を大人数でやって、アレンジはそのまんま(いわゆる完コピ)で笑わせてくれる。
しかし、そのカワイ気もレイナードならではで、愛しい。

―――続く。

ライヴアルバム名盤集

2004年01月10日 | 生活
ボクシングの世界戦があるというのに、勤務日です。
地上波TVの生放送なし。デジタル衛星は生だけど、職場じゃ見れず。留守録。

ど~せ、速報性ゼロのサイトだからイ~けど。結果期待してBBS御覧になった方、ゴメンナサイ。いや、ひょっとしてBBS参加者の方が結果UPされてるかも?
まぁ、生放送感覚で深夜の録画放送見るため、他のサイト様を含めBBSは見ませんけれど。

―――で。表題の話に移りますが(笑)。
最近ライヴアルバムにハマってて。「クラッシック・ロック誌」やら「レコード・コレクターズ誌」が「ロック名ライヴアルバム特集」なんてヤってくれるから(笑)。

つい、どっちにも選出されてない「ロビン・トロワー・イン・コンサートだってイイぞ!」なんて言いたくなる。

―――で。やっぱり書き忘れがありました(笑)。
「忘れるくらいなら大したアルバムじゃないだろ」って言われそうだが。「なんでこんなの忘れてたの!?」なんちゅう大物の忘れとかあって。ボケが進行している実感を味わいました(本日の勤務でも、うっかり忘れ数回)。

―――で。「これ忘れちゃダメだろうなライヴ名盤」を追加で。

◆「展覧会の絵」エマーソン・レイク&パーマー・・・・「ELPを舐んなよ!」と云いつつ忘れてる(涙)。つ~か、普通ライヴアルバム=スタジオ盤で発表した曲をコンサート・ヴァージョンで演奏した実況盤なワケで。
しかし、この「展覧会の絵」はイキナリ実況盤。2NDの「タルカス」が売れてブートが出回ったため、慌てたレコード会社が廉価盤で売り出したとか。よってヒスノイズのヒドい音質で、オーディオマニアは嫌っていました(その分、高域が上がってるんで私的にはOKなのだが)。
ムソルグスキーの原曲を、キーボードトリオの勢いイイ演奏で聴かせてくれて。「ロックとシンセサイザーの可能性を広げた」「クラッシックとロックの融合」なんて云われた一枚(70年代初頭だねぇ!)。
もっとも、この疾走感やスペクタクル性は、能書き不用のスポーツ感覚で聴いてOKのシロモノ。
アンコールの「ナットロッカー(くるみ割り人形)」はシングルカットされて結構なヒット。
出来たら「ロンド(=アメリカ/ドヴォルザーク)」も入れて欲しかった。
一旦は飽きても、しばらく置いて また聴けばハマる一品です。

◆「ジェイムズ・ギャング・イン・コンサート」・・・アメリカン・ハードロックのパイオニア(?)トリオの名演。
71年発表の一枚組、中身はギッシリ。「STOP」「WALK WAY」などの代表曲がエキサイティングなヴァージョンで聴ける。実際、ギターのジョー・ウォルシュ(Vo.も)はWhoやヤードバーズのような英国ロックに憧れたクチで。
曲によってはキーボードトリオになってプログレ風なリフを聴かせてくれる(これが、なかなか良い!)。
しかも、憧れ先に似てスタジオ盤によっては迫力不足のモノもあり(ウォルシュって長身・鼻デカなところがP・タウンゼンドに結構似ている)その溜飲を下げるのが、このライヴってなワケよ!
音は良くない。「カセット録音か?」ってな繋ぎもある。しかし、The Whoのブートが音質悪いのが逆に迫力あったりするのと同様に、凄味を増してる印象もある。本家には無いファンキーさも魅力だ。
トム・クリス(bass)とジム・フォックス(drums)の演奏もグー。ここの荒々しい演奏から、後にウォルシュがイーグルスへ参加すると聞いて皆おどろいたワケだが。
そして、ウォルシュはここでも2代目ギターだったってのに軽い驚きを覚えた私だったのだが。
隠れた名盤と言いたい。ジェイムズ・ギャングの魅力は、ベスト盤じゃ分かんないよ~ん。
あと、グループ名の由来は、あの西部時代のギャング「ジェシー・ジェイムズ」だそうです。

◆「VIVA!ロキシーミュージック」・・・メンバーが違う音源のためイマイチ統一感は無いが、「アウト・オブ・ブルー」のギラギラ感や「ドゥ・ザ・ストランド」のウネリ&疾走感は凄い。本当はジョン・ウェットン在籍時の音源を、ベースを上げて聞きまくりたいのだが。
「アヴァロン」のアダルトロックとは別の魅力あり。

◆「グランドファンク・レイルロード/ライヴ・アルバム」・・・荒い、音悪い、ツライ。でもそれが魅力のGFR(?)。名曲「ハートブレイカー(ツェッペリンやフリーとは同名異曲)」も圧巻。
70年代中期にもキーボード加えた編成でライヴ盤を発表しているが、こちらも良い。

◆「ロリー・ギャラガー・ライヴ・イン・ヨーロッパ」・・・「アイルランド・ツアー」に比べ、音の太さは こちらが上。生々しいロック・ギターの音が聞きたかったら、こちらをドウゾ。

◆「テンイヤーズ・アフター/Undead」・・・ジャズっぽいブルースロック。アルビン・リーの鼻に掛かった甲高い声は好き嫌いあるだろうが、当時としては速弾きなギターは良い。味があるし。
だが、「アイム・ゴーイング・ホーム」はベスト盤に収録されてるヴァージョンの方が手数とスピード感で上なので、そっちもオススメしたい。←ウッドストックでの演奏だったかな?まるで100m走った後のようなA・リーの壮快さが眩しい。

・・・・続く(笑)。

そういや、大晦日に一気放送した「ロックの要」をまとめて見た

2004年01月09日 | 生活
BSフジの番組欄に載ってて少し気になっていた「ロックの要(かなめ)」。

スターダスト・レビューのヴォーカリスト根元要氏が、ロックの映像を紹介する番組ってんで。
今までは録画しても見る時間なしと留守録もしてなかったんだが、大晦日に過去プログラムを一挙放送ってんで、他に録るモノも無いんで録ってみたが。

年明けて、一段落したトコロで見ようと思いつつ、何か松明ける前に普通に仕事体勢に入り(涙)。ウチでメシ食う時間ついでに見る感じで再生したのだが。

結構おもしろかった(笑)。
大晦日スペシャルってんでチャー出てたし。チャー結構、話面白いし。ダジャレもあるが(笑)。
要さんもギター抱えて名曲演奏の再現したりするのだが、チャーは「違うね」「勢い無いね」と、ことごとくダメ出し(笑)。
そして、チャー自ら弾き出すと、これがカッコいい!

―――で、肝心の映像だが。以前M・Brsって洋楽専用チャンネルが放送したライヴ映像などあり「これDVDで録ったらOKじゃん」みたいなプログラムも発見。
「スティーヴィー・レイ・ヴォーン/ロックパラスト(デビュー直後の独公演)」「ドゥービー・ブラザース/ロッキンダウン・ザ・ハイウェイ(再結成ライヴ)」など、まとまったライヴ映像あり、これは大満足。

また米国だったかのライヴ演奏収録の定期番組の映像権を取得したらしく、そこから70年代の演奏をピックアップして放送していく方針とか。
早速そこからジョニー・ウィンターの映像は流れ。
要先生の「最後まで来日していない大物。来て欲しいが、多分ムリ。彼は日本嫌いだから!」とのミュージシャンちなみコメントも楽しい。

いや~、なかなかイイね!低レートで9時間近く録画してしまったが、編集すれば1/5以下の時間に収まりそうだし。
毎回のように1バンドをピックアップして紹介するワケじゃないから、消す時は消去してイイし。

これから続けて視聴していきますか!

「ライヴ・アンド・デンジャラス」は英国誌だからNo.1なんだよねぇ・・・

2004年01月09日 | 生活
「クラッシック・ロック誌」が選んだロック・ライヴアルバムの最高盤=シン・リジィの「Live And Dangerous」。

'78年にリリースされたこのライヴアルバムは、米ビルボードでは84位だったワケだが。つ~か、元々このバンドって米国での人気なかったんだよなぁ・・・。

しかし英国では、アイリッシュ・フレーズちりばめた楽曲が絶大な人気を誇り。25年過ぎても ここまで評価してもらっているってなワケで。
そういや、ステイタス・クォーも大人気。つ~か国民的バンドだそうで。「ハロー」「パイルドライバー」なんつぅアルバムは「英国民謡のメロディーが詰め込まれた必殺盤(By 伊藤正則。~でも私には分からなかった)」なんて評価もあるが、反面 米国での人気はカラっきし・・・とか。

70年代も後半になると、そういった二極化が現われたとかで。逆に米国でスタジアム級のコンサートを成功させたロビン・トロワーみたいな存在もある。
しかし、英国ファンは米国で売れたミュージシャンには急に冷淡になったってさ(笑)。

よってローリング・ストーン誌あたりが同様のランキングを作成したら、多分「ライブ・アンド・デンジャラス」は50位以内にカスりもしないのでは?・・・なんて。
多分ローリング・ストーン誌ならオールマン・ブラザーズ・バンドのフィルモア・ライヴあたりが1位だろうな。またはジミヘンのモンタレー。

一方、英「クラッシック・ロック誌」が選んだトップ10は。先に紹介したように・・・

◆AC/DC「If You Want Blood...You've Got It」・・・オージーHRの代名詞。「ギターのネックがメンバーの胸に突き刺さり大流血!」のジャケットも圧巻。
◆チープ・トリック「at 武道館」・・・意外な米国バンド。でも売れたからねぇ。
◆レッド・ツェッペリン「How The West Was Won」・・・発掘音源が上位へ。それも肯ける黄金期の演奏!
◆ザ・フー「Live At Leeds」・・・オリジナル盤のヤングマン・ブルースからのオープニングも良かったが(そして「恋のピンチヒッター」「サマータイムブルース」の迫力ある名演!)。リマスター盤で追加された、当時のオープニング曲「ヘブン&ヘル」のウォーミングアップ曲と思えぬ疾走感も感動!
◆UFO「Strangers In The Night」・・・「ドクター・ドクター」「ライツ・アウト」の名演収録。しかし、このアルバムも欧州限定の人気かなぁ・・・。
◆ローリング・ストーンズ「Get Yer Ya-Ya's Out」・・・「悪魔を憐れむ歌」に始まり「ラヴ・イン・ベイン」「リヴ・ウィズ・ミー」「ミッドナイトランブラー」と最強ぶりを発揮した黒光り演奏。
◆KISS「Alive!」・・・ベスト選曲のライヴ盤。これでもかと代表曲。
◆ラッシュ「Exit...Stage Left」・・・しまった、これって「神話大全」の方だっけ?でも、変拍子を楽々演奏するここって・・・。カン高い鼻声ヴォーカルに違和感覚える人も居るかも。
◆モーターヘッド「No Sleep Til Hammersmith」・・・レミー激奏ってか。←聴いたコト無いんだろ?

ツェッペリンやキッス、イエス、ラッシュ、ジューダス・プリースト、ジェネシス、ブラック・サバスなどは複数のライヴ盤がランクされてるそうだから。
以降のアルバムも当然ランクインしているだろう。

◆「イエスソングス」・・・イエス全盛時の3枚組ライヴ。B・ブラフォード(Dr)の演奏が聴けるが、音質イマイチ。しかし、火の鳥から「シベリアン・カートゥル」への流れ、「スターシップ・トゥルパー」のスケールの大きさには感涙。
◆「イエスショウズ」・・・過渡期のライヴだがパトリック・モラーツ(Key)の名演あり。「錯乱の扉」は、へタなHRバンドをブッ飛ばす圧巻の迫力!

◆「レッド・ツェッペリンBBCライヴ」「永遠の詩」・・・BBCライヴは発掘モノ。「ハートブレイカー」「ユー・ショック・ミー」でのヴォーカルは凄過ぎ。ドラムスの迫力も圧巻!
「永遠の~」はヴォーカルの荒れが辛い。しかし当時の新曲「レイン・ソング」「永遠の詩」の演奏&歌唱は引き締まっている。なんだかんだ言っても「天国への階段」は泣けた。

◆「ジェネシス・ライヴ」・・・被り物したP・ガブリエルの目が光ってるジャケットも異様な急造盤。ラジオ用のライヴでメンバーは納得していないそうだが、当時の「ウォッチャー・オブ・ザ・スカイ」が聴けるだけラッキー。

◆「キング・クリムゾン・インUSA」・・・「太陽と戦慄パート2」「21世紀の精神異常者」収録。J・ウェットンのベースも凄い。
1st当時のライヴ音源も発掘されたが、そちらも充分エントリーの資格あり。

◆「ディープ・パープル・ライヴ・イン・ジャパン」・・・日本のみ発売だったが余りの内容の良さに「Made In Japan」のタイトルで全世界でヒット。武道館を最初に有名にしたのは このアルバム。選曲もベストで、2枚組すべてにパープルのエッセンスが満ちている。どの曲も「リフ~ヴォーカル~ギターソロ~ヴォーカル~キーボードソロ~ヴォーカル~リフ~大団円」の様式美が完成を見た逸品ばかり。つ~か、なんで1位じゃないんだ?

◆「ロビン・トロワー・イン・コンサート」・・・BBCラジオ用の音源だが、先に出ていた正規のライヴ盤より音・演奏とも上。「デイ・オブ・ジ・イーグル」は知られざる名曲。ジミヘンの影響下にあるギター(トロワー)にソウルフルなヴォーカル。堪りません。隠れた名盤です。

◆「ハンブル・パイ/パフォーマンス」・・・「ノー・ドクター」の名演あり。2枚組は、やや冗漫か?発掘盤の「キング・ビスケット・フラワー・アワー」の方がタイトに決まってる。そっちはフランプトン抜き、クレムソンがギターだが、その方がワタシ好み。
つ~か、ここ抜けたフランプトンがソロでウルトラ大ヒットさせた「カムズ・アライヴ」もランクインしてるんだろうなぁ・・・。

◆「レディース&ジェントルメン/ELP」・・・これまた3枚組。しかし何で音にウルサそうなプログレバンドのライヴ盤が、ことごとく音質悪いんだ?もっと「エルサレム」の高音効かせよ!しかしイエスの「錯乱~」同様、「タルカス」の名演だけで聴く価値あり。スタジオ盤を凌ぐスピード感(この曲は割と音良し)!そして後半の「アクアタルカス」の緊張感・緊迫感は圧巻・圧巻・また圧巻!!K・エマーソンのムーグシンセの音が生き物のように空気中を蠢く!トリオ演奏の最高峰はクリームじゃなくELPだ!ELPを舐めんなよ!(←誰に怒ってんだ?)

◆「フリー・ライブ」・・・英国ブルースロックとハードロックの掛け橋となった名バンドの名ライヴアルバム。大ヒット曲の「オールライト・ナウ」から、ベースソロも渋い「Mr.ビッグ」、獅子の咆哮のようなギターで幕開けする「ファイアー・アンド・ウォーター」の名演と、これまたベスト選曲(つ~か、2枚組でも良かったのに!一枚では物足りない)!
個人的には最上位にランク。「オールライト・ナウ」の途中、PAトラブルかなんかでギターの音が途切れるんだが、そこをP・ロジャースが合いの手を入れ、A・フレイザーがベースのアドリブを挟み込んでカバーする一瞬!これがライヴらしくて逆にイイんだ!!

◆「ロリー・ギャラガー・アイリッシュ・ツアー」・・・熱血ブルースロック野郎の熱演。「タトゥーレディ」のギターが歌ってるんだよ(涙)!この人のライヴ盤は全部最高!

◆「レインボー・オン・ステージ」・・・リッチーのギターに弱かった私。「キル・ザ・キング」のギターソロに涙。コージー・パウエルのドラムも凄かった。YAMAHAのツーバスは、この人の代名詞。ノースリーヴのTシャツ、リストバンド、ツーバス・・・死ぬまでに1度、この格好でドラムを叩きまくりたい(涙)。

◆「ジョニー・ウィンター・アンド~」・・・テキサスの白過ぎるブルースギター野郎のロックアルバム。熱い。とにかく熱い。甲高いダミ声で歌いながら同時に弾きまくり。チャック・ベリーをカヴァーしてもストーンズをカヴァーしてもJ・ウィンター節。
なぜか兄弟の「エドガー・ウィンター・ライヴ」の方にゴキゲンな「ロックンロール・フーチークー」が収録されている(もちろんギターはジョニー)。J・ウィンター好きに絶大な人気の同曲ライヴヴァージョン聴くなら「E・ウィンター&ホワイトトラッシュ」のライヴにてドウゾ。

◆「ニール・ヤング/ウェルド」・・・70年代の「ライヴ・ラスト」も凄いが。轟音に磨きが掛かった90年代ニールも凄い。「ロックは英国」な私だが。ニールとJ・ウィンターとジミヘンは別格。
あと、ザッパも別格だがアノ人の場合アルバム多過ぎて「どのライヴアルバム」とか、おいそれと言えない。ライヴだけでも3枚組とかガンガン出してるから(笑)。

◆「ジミ・ヘンドリクス/モンタレー」・・・伝説のモンタレー・ロック・フェスティバルの音源。なにも言う事はありません。圧巻です。

―――まだまだあるな。レコード・コレクターズ開きながら、また考えよう(笑)。

クラッシック・ロック誌は、オールド・メタル系やロック・クラッシックス系を中心とした雑誌だから。両方に渡って人気のあるシンリジィは得をした気もしますがな。
「ライヴ・アンド・デンジャラズ」は、「ヤツらは街へ」など後にカバーヒットするような曲も収録されているし、「マカロニほうれん荘」の表紙でトシちゃんがフィル・ライノットの姿そのまんまでジャケットをパロッてたりして印象深いアルバムなのであるので、ケチつけるのは止めとこう(笑)。

クラッシック・ロック誌、歴代ベスト・ライヴアルバム発表

2004年01月07日 | 生活
いや~、色々音楽雑誌ってのは有るモンですな。
イギリスには「Classic Rock」なんて音楽誌があって。ロックの名盤系を取上げるスタンスの雑誌な模様で。まぁクラッシック・ロックなんて相反する単語の合わせてるなぁとは思うが。まぁ60~70年代ロックの名曲を「ロック・クラッシックス」なんて言い方してるし。OKなのかなぁ・・・なんて微妙に納得。

本場では、この辺の検証がアカデミック方面でも進められ。「古いロックの知識」が「教養」になり始めてるなんて聞いた事もある。

う~ん、そんな事になったらオレって結構 教養豊かじゃん!・・・なんて妄想も膨らむ(笑)。

特に60年代後半の英国ロックバンドの「他と違う事やってやろう」な姿勢は、ジャズの影響ムキ出しにしたり、クラッシックの楽曲をロックヴァージョンでやったり、トラッド色出したり、黒人音楽パクったりの多種多用な音楽を生み出したワケで。

結果それがネタ切れを呼び、最後は自分で自分の首を締めていくのだが。短い期間の濃密な進化は聴いててエキサイティングな程で。

そんな「クラッシック・ロック誌」が選んだロック・ライヴアルバムの最高盤は。

シン・リジィの「Live And Dangerous」だったのでした!

'78年にリリースされたこのライヴアルバムは、ブッちぎりでトップだったそうで。色あせないサウンド、いつでも新鮮に響く「限りなく完璧に近い珠玉の作品」との称号を与えられたとか。

ビルボードでは84位だった「Live And Dangerous」だが。25年過ぎて ここまで評価してもらえるとは幸せなアルバムな事よ。

同誌が選んだトップ10、以下は。
AC/DC「If You Want Blood...You've Got It」
チープ・トリック「at 武道館」
レッド・ツェッペリン「How The West Was Won」
ザ・フー「Live At Leeds」
UFO「Strangers In The Night」
ローリング・ストーンズ「Get Yer Ya-Ya's Out」
KISS「Alive!」
ラッシュ「Exit...Stage Left」
モーターヘッド「No Sleep Til Hammersmith」
―――となっている。

なお、ツェッペリンやキッス、イエス、ラッシュ、ジューダス・プリースト、ジェネシス、ブラック・サバスなどは複数の作品が歴代ライヴ・アルバム50にエントリーされている模様。

この辺は、さすがにチェック出来ず。
まぁ、出来てたら また日記に全部書いて(笑)いちいち感想述べたりするんだろうから・・イイや。

ただし、最新のレコード・コレクターズは奇しくも「60~70年代ロック・ライヴアルバム特集」だったから。
触発されて新年早々ヴァージンレコードのセールでテンイヤーズ・アフターのライヴ「Undead」(CD化でボーナストラックあり)を購入。
そういや、バーズも2枚組の1枚がライヴの「Untitle」が、すっかり気に入って延々と聴いてたし。

また、「我がロックライヴ名盤」なんて書き込むかな?

レイ・ディビス、撃たれていた!

2004年01月06日 | 生活
洋楽サイトで知ったのだが。

英国のロックグループ、キンクスのリーダーのレイ・デイビス(59才)が、物取りに銃で撃たれて傷を負っていたと云うのだ!

撃たれた現場は米国のニューオリンズ市。
レイ・デイビスは今月4日の夜、女性と同市内を歩いていたのだが。おもむろに近付いてきた2人の男に、女性が財布を摺られ。そのまま逃走した犯人をレイ・デイビスは勇敢にも追いかけたのだが、そのさい犯人に右腿を撃たれ、傷を負ってしまったのだとか。

傷の状態が気になるトコロだが、幸い翌日には担ぎ込まれた病院から退院。傷は浅かったようで、英国ロックファンとしては「ホッ」。

・・・とはいえ、当たりドコロに拠っちゃ動脈損傷、出血多量なんて充分ありえるし。女性の前でエエ格好したかったのかも知れないが「あんた英国音楽の重鎮だし、このまま行ったら次あたり勲章か爵位は貰えるんだから自分を大事にしなさい!」と言いたいトコロだ。

そういやクラプトンも第三級勲位が授与されたとか。
そしたらキンクスで‘64年に「ユー・リアリー・ガット・ミー」にて「英国ロックにおけるリフ1発の決め事」を打ち出した「大発明家・レイ」なんてナイトもらってもOKな位で。
ヴァン・ヘイレンのカヴァーでもお馴染みの同曲のリフ1発の破壊力は、その後の英国ロックから世界中に広がって。「ロックのカッコ良さはリフのカッコ良さ」とまで言われるようになって。
The Wh♂からクリーム、ツェッペリンからディープ・パープルまで、イントロで印象的なリフ(=リフレイン)を決めて歌に入って間奏でギター(キーボード)ソロで決めて、リフに戻るという黄金のパターンを踏襲したのだ。

レイの「発明」が、何億ポンド稼いだか計算不能なのだ(まぁ、どっちにしろ誰かが「発明」しただろうが)。

その後、フォーキーな曲も手掛け「ローラ」などの大ヒットをカッ飛ばし。90年代にもゴキゲンなテンポの「カム・ダンシング」をヒットさせ「ストーンズは実質1度解散してるけどキンクスは長いブランクなしで続ている唯一のバンド、最長のバンドだもんね」とレイ先生が自画自賛されるまでもなくグレートな評価を受けてられるのだから。

あんまり無茶しないで下さいよ!レイ・デイビス先生!

なお、デイビス先生を撃った容疑者の1人は逮捕されたが、もう1人は未だ逃走中だそうで。
こんな不届きなヤツは、警察で追っ掛け回して自損事故起こさせて自爆させちまえばイイんだ!・・・・なんて狂暴な事を考えた三が日過ぎでした。

○I○I のセールは不発だったが

2004年01月06日 | 生活
1/5、午前中から丸井に出掛け。新春セールの商品などを漁ってみたのだが。

良い物はあった。確かにあった。
しかし、こっちも財布の紐を締めなければならない。

なら来るなよ・・・って話だが。
それでも掘り出し物があったら買いたいじゃないか!

女は吟味して選ぶ私だが、服や靴は一目ボレの直感タイプ。

つ~か、一目ボレして買わずに帰っても、後々から後悔の念が自分を攻めたて、結局は後日になって購入ってパターンが多いのだ。

幸い、服で一目ボレは無かった。むしろパンツを漁ってて「いいなぁ~、レザー・・・つ~かオレ同じ様なモノ持ってなかったか?」と物置を探すキッカケを作ってくれたくらいだ(笑)。

しかし。
靴だよ問題は。靴が一足壊れて、スニーカー以外で履けるのはロンドンで買ってきた黒白の革靴だけなんだよ。
で、靴のコーナーは。例によって安くなっても、元が2万以上行ってるから高い買い物になるんだよな。

しかし、ジップ式の革靴でイイのがあって。
茶系に炎模様のヤツと、黒にラインの入ってグッドデザインのヤツ。

これが一足で1万5千円、2足で2万円!

あぁ!2つ欲しい!それが人情!

しかし、今もってるお気に入りは1足3500円くらいで買ったヤツだぞ!
なんか騙されてないか?しかし、国内でナイス・デザインの革靴1万は安い方か?

・・・・取り敢えず手ぶらで帰った。
現在、職場で思案中。

でも一目ボレだから。多分、買うな(笑)。

デラマちゃんがウチに来たよ

2004年01月04日 | 生活
ホントに久しぶりに。

以前来たのが、まだ私が1人暮しの頃。
今の同居人の友人であるデラマちゃん(コンビニのレジ待ちで我慢できずにデラックスマーガレットを立ち読みする娘)が友人数人で御訪問下さったのだ。

メンバーは。
1:現同居人・・・一番毒を吐く
2:みなちんこ・・・みうらじゅんサイン会で「色紙に、みなちんこハッチを
 描いて下さい」と言って、画伯に「君もマニアだね~」と言われた娘
3:洋ピン・・・スマップファンで「木村くん♪」とか言いながら
 「タモリ倶楽部」のファンで「洋ピン・タイトル選手権」とかを喜んで見る娘

・・・全員20代の小柄な女の子であった。確か私がカレー等を作って、もてなしたのだ。テーブルを囲んで談笑、安アパートの一室から女性の笑い声が・・・。

過去、これほど幸せな時があったであろうか?←いかにモテてないかの証明だな(笑)

つ~か「薔薇が咲いた」状態か?マイク真木かオレは?

一見、内気で可愛げな「洋ピン」だが、女性の比率が多いと安心し(その上、私が「タモリ倶楽部」好きであり「洋ピン」の変わった嗜好に理解ありとも感じてか)、本棚などから「藤田朋子写真集」「菅野美穂写真集」「マーダーケースブック」「昭和暗殺史」などを引っ張り出し。
「やらし~、こんなの見てんだ~」「チェ、暗殺とか言うから現場写真あるかと思ったのに、文字ばっかり!」とか言いたい放題。

それも打ち解けてくれての上さ・・・と喜んだモノの「もっとシャレになんない物」まで物色しようとした時にゃ「そ、そこは!!!」と止めました(笑)。

いくらなんでも秋葉系のエロ本は見つかったらヤバイ(笑)。

それでも、あの日は「貴方の夢かなえます」状態の夜であった。モーオタの誕生日にミニモニが来て祝ってくれた・・・みたいな(笑)。←だからモテてないのバレるって!

―――で。
今回はデラマちゃん1人。
みなちんこは帰省して結婚(!)、洋ピンちゃんはママが上京してきて同居し箱入り状態。

・・・とは言え、デラマちゃん1人でも充分に楽しいというか。
ウチの同居人は手料理で、おもてなし。

「日本ブレイク工業・社歌」の話や「マンハッタンラブストーリー」「アイデン&ティティ」「田口トモロヲ」「鳥肌実」「氣志團・綾小路団長」の話題で盛り上がる。

バンドや劇団の手伝いやってた(つ~か、やってる)デラマちゃんは内輪ネタも豊富で。

「鳥肌実と綾小路翔団長は同じヴォイストレーナーの元に通ってる」とか意外な事実もモレ聞き。
ビールも進み、ちょっとした祝い事もあって、デラマちゃんの可愛いハスキーヴォイスで祝って貰い、またしても「貴方の夢かなえます」状態となって涙が出そうな夜だった。

しかし「洋ピン」ちゃんは何とかならんのか?・・・・って話も。
あんなに可愛いのにママがベッタリで彼氏も出来ない。誰か居ないのか?しかしヤツは面食いだ。背も高くないとダメ。そのうえスプラッタ好きの割に保守的だからリーマンじゃなきゃダメ・・・等々。
我が同居人の同僚の若い男の子でも紹介するか?

―――なんて事になりそうだが。

あの娘に「彼」が出来たらそれはそれで寂しいなぁ・・・。
そういや、デラマに彼が出来た時も寂しかった。

【1/3の試合結果】
◆大阪市中央体育館
○8R
光山 健 判定 アルフレン・ブララ(比)
松本憲亮 TKO7R 古橋秀之
ロリー・マンダノック(比) 引分 児玉泰幸
山崎 晃 判定 ハイメ・バルセロナ(比)
○WBAスーパーフライ級タイトルマッチ12R
アレクサンデル・ムニョス TKO10R 小島英次
○WBCスーパーフライ級タイトルマッチ12R
徳山昌守 判定 ディミトリー・キリロフ(露)
◆パシフィコ横浜
○4R
井川政仁 判定 泰穴 聡
○6R
柴沼美光 判定 大木鉄也
アキラ誠 判定 高橋直文
大神淳二 判定 牧島洋介
○8R
稲村健太郎 判定 ゴンスリン・シッスーイ(タイ)
中堀智永 TKO3R 朴 正勲
○10R
宮田芳憲 判定 阪東ヒーロー
○WBCフライ級タイトルマッチ12R
ポンサクレック・クラティンディーンジム 判定 トラッシュ中沼