あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

ライヴ・アルバム名盤集3

2004年01月12日 | 生活
あぁ、もう止まらない(笑)。

◆エアロスミス「リトル・サウス・オブ・サニティ」
・・・意外に98年ライヴ。音も良いし、代表曲オン・パレードなんで。78年の「ライヴ・ブートレグ」でのJBカヴァーもイイが、90年代の「プロ意識の塊」なエアロも好きなんだよなぁ。

◆ジェフ・ベック「ライブ・ワイヤー」
・・・ホントは、Jeff beck With Jan hammer Group Live なのだが。「ワイヤード」のギター・インストで人気再燃となった時期だけに、このタイトルは仕方なしか(歌が全然ないワケじゃないが)。
つ~か、R・スチュワートと組んでた時代のライヴ・アルバム残してりゃ歴史に残りまくってたろうに・・・。あとコージー・パウエルと組んでた第2期・・・(以下略)。
「ベック・ボガード&アピス/ライヴ・イン・ジャパン」(迷信、ジェフズ・ブギー、ゴーイング・ダウン、アイム・ソー・プラウド、レディーなど代表作オンパレード)も良いけど、やっぱり強力なヴォーカリスト不在が辛かった。
よって、ヤン・ハマー(Key)と組んだこのライヴ盤を挙げるのだが。
オープニング、車のクラクションを表わすギターとキーボードの掛けあいが堪らない。

◆キング・クリムゾン「エピタフ」
・・・復刻シリーズの白眉。1stの「宮殿」時代のメンバーで行った69年ライヴを集めた涙のデラックス盤。生きてて良かった。
意外と後の独裁者のギターがショボイ(笑)。フルートなどを奏でるI・マクドナルドが上手い。そしてドラムのマイケル・ジャイルズがドタバタと叩く破壊力。スタジオ盤でもドラム史に残るような凄いプレイしてたけど、こっちの迫力も凄い。

◆キング・クリムゾン「スキッツォイド・マン」
・・・輸入盤で発売された時にセンセーションを巻き起こした驚異の発掘盤。やっぱり取上げずには居られない。
69年発売の1stの一曲目「21世紀の精神異常者」のヴァージョン違いをこれでもかと5曲つめ込んだ異形の一枚。
そんなに発掘盤が頻繁じゃなかった頃に「東京タワー/蝋人形館」のプログレコーナーで掛かってるの聴いてブっ飛んだ事を思い出す。69年のライヴヴァージョンが音・演奏ともに素晴らしかったからだ。スタジオ・ヴァージョンもリミックス盤、他のライヴ・ヴァージョンも当時は未CD化の「アースバウンド」「USA」からのテイクで、当時は貴重だった。
これがあったから、後のクリムゾン発掘が進んだと思える記念品。
「諸問題により」最初の邦題が使えなくなり「21世紀のスキッツォイドマン」となった同曲だが。「精神異常者」の何が悪いんだボケ――――!!!

◆ジェスロ・タル「バースティング・アウト」
・・・78年なんちゅう過渡期に、これだけ充実したライヴ・アルバム発表するタルは偉大だ!「ロックやるには年だけど、死ぬにはちょいと若過ぎる」「アクアラング」など代表曲収録。これらをマンネらずに演奏してるのがエライ!

◆イエス「キーズ・トゥ・アセンション」
・・・代表曲を最新の機材で再現した98年イエスの真骨頂。なんか、シリーズ化されてるし。イエスソングスの音の悪さに泣いていたオーディオマニアの方、どうぞ(笑)。
問題はウェイクマンの手癖キーボードだが。これも芸と許せればオールOK(笑)。
「ラウンドアバウト」のオープニングは、やっぱアコギだよね♪

◆ディープ・パープル「メイド・イン・ヨーロッパ」
・・・第2期パープルの「メイド・イン・ジャパン」に続く、第3期のライヴアルバム。
ディヴィッド・カバーディル(Vo)の「ミストゥリーテッド」の熱唱が光るが、ブチ切り気味のベースが辛い。音に潤いないのもツライかな。
ただしイマイチだったスタジオ版の「嵐の使者」「レディ・ダブルディーラー」はライヴで勢い増しててグー。「紫の炎」みたいなハイテクニックな曲を ここまでライヴで再現できるのもパープルだからだろう(ヴォーカルの「伸ばし」や「キーボード多重音」の再現はチト不可能だけど)。

◆レインボー「ライヴ・イン・ジャーマニー‘76」
・・・・実は大好きな「スターゲイザー」が入ってる分「オンステージ」より好き。パープル・レコードから出てる発掘2枚組だが、音質も良く選曲も最高のゴキゲン盤。コージー・パウエルよ永遠に!

◆ジミ・ヘンドリクス「ジミ・プレイズ・モンタレー」
・・・噂のジミヘンがその 全容を現したモンタレー・ロックフェスでの演奏。最初は、これまたモンタレーでの熱唱でセンセーションも巻き起こしたオーティス・レディングとのカップリングで発売されていたが、ジミの演奏だけで一枚のライヴとして発売された。
オープニングでジミを紹介するのはストーンズのブライアン・ジョーンズ。ジミの凄さは音楽家の間で既に知れ渡っていたのだ。
そして始まる「キリング・フロアー」から「フォクシー・レディ」「ヘイ・ジョー」「風の中のマリー」「パールス・ヘイズ」。カヴァーの「ライク・ア・ローリン・ストーン」「ワイルド・シング」。最後の「ワイルド・シング」ではギターを叩き壊し燃やすパフォーマンスはノイズとして記録されてるが、ギター壊してあんなフィードバック音出続けるワケなく、たぶん付け足し。それでもOK!許す!
台頭時だけにメンバーはフレッシュで息も合っており、後のウザそうでダルそうな空気は微塵も無し(笑)。

◆ファミリー「BBCラジオ・イン・コンサート」
・・・英国国営放送局の倉庫からは数々の名演が発掘されているが、これもその一枚。70年代の英国バンドは無名でも実力派がゴロゴロしており、このファミリーの同様だったワケだが。ロジャー・チャップマンの味のあるダミ声ヴォーカルがソウルフルで魅力的。音質も最高。物凄く拾い物な一枚。

―――まだまだ続く。

ライヴアルバム名盤集2

2004年01月12日 | 生活
ここでは、「ローリング・ストーン誌だったら上位に持ってきそう」ってんで外したアルバムも挙げようか・・・と。
また、2枚組の一枚だけがライヴの変則盤も挙げるか・・・と。

◆オールマンブラザース・バンド「フィルモア・イースト・ライヴ」
・・・ギタリストとして圧倒的な評価を受けるジュアン・オールマン率いる同バンドの大出世作。ブルース・ベースのスケール大きなアメリカン・ロック。ベテラン・ジャズ・ミュージシャンの様な安定感もあるが、多くのミュージシャンがカバーした「ウィッピング・ポスト」のスピード感は、やっぱりROCK!

◆ボブ・ディラン&ザ・バンド「偉大なる復活」
・・・国内盤ではボブ・ディラン単独のアルバムのように扱われてるが、ザ・バンドも自前の曲を挟んでいる共演盤。そして、ディランがオートバイ事故で重症を負いブランクを作った後に行われた大々的な復活コンサートの実況盤。
元々はディランのバックバンドだった「ザ・バンド」だが、初期2枚の名盤で立派なグレイトの仲間入りしており。この2組の名曲がライヴ・ヴァージョンで聴けるだけでも満足な一品。しかも久々に大観衆の前に現れたディランは気合が入っており、力強い歌声が聴ける。

◆MC5「キックアウト・ザ・ジャムズ」
・・・デトロイト・パンクと言われるが、ファンクのパワーも吸収した圧巻で混沌のハネ・ビート。これもELPの「展覧会の絵」と同じくオリジナル・ライヴ。しかもデビュー盤。エネルギー量がハンパじゃない。

◆デラニー&ボニー&フレンズ(エリック・クラプトン)「オン・ツアー」
・・・60年代後半、米国のルーツ・ロックを披露した夫婦デュオの英国ツアーにクラプトンが参加。本アルバム後、米国南部のスワンプ・ロックがシーンをリードする。

◆トッド・ラングレン「バック・トゥ・バース(未来への帰還ライヴ)」
・・・音楽の魔術師トッドの2枚組ライヴ。ヒット曲あり、ソウルのメドレーあり(しかしトッド節)。リック・デリンジャーなど、ゲストも多才な お徳盤。

◆レイナード・スキナード「ワンモア・フロム・ザ・ロード」
・・・76年音源の2枚組。代表曲をこれでもかとトリプル・ギターで聴かせるサザン・ロックの熱血演奏。「フリーバード」は名演。ロニー・ヴァンザントの粘りっこいハイトーン・ヴォーカルも良い。
クリームの「クロスロード」のカヴァーもあるが、トリオバンドの曲を大人数でやって、アレンジはそのまんま(いわゆる完コピ)で笑わせてくれる。
しかし、そのカワイ気もレイナードならではで、愛しい。

―――続く。