あるBOX(改)

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R・デュランとマニー・パッキャオ

2014年09月21日 | ボクシング
ああ、デュランのネタが止まらない・・・。

デュランとの相似性が語られる現代選手といえばパッキャオな気がします。
両者とも野生的な部分があり、キャリアを重ねながら技術も目立ち始めたトコロとか。

良いトレーナーに恵まれた部分とか。
※晩年のデュランは「一人で戦ってる」感ありましたがね。



自身が貧困層出身で自国の貧しい人に富を分け与えたトコロも
良く似ています。

何より試合で国民を熱狂させたトコロ・・・とか。

分け与えてるうちに自分の財産が危うくなるトコロ・・・も。
※パックマン大丈夫かなぁ・・・?



「石の拳一代記」では、自宅を抑えられそうになったデュランを
マイク・タイソンが救おうとした・・・なんて話もありました。
※タイソンはデュランの大ファンだったそうです。

でも、そのころ稼ぎまくったタイソンも晩年は使いすぎや離婚の慰謝料で
自分の財産が危うくなった・・・ってのは皮肉なもんですなぁ。

デュランは結局カムバックした試合の稼ぎで自宅差し押さえの危機を
乗り切ったが「パナマ政府から何の助けも無かった」と恨みタラタラ。

「自力で返済したよ」というデュラン。
そして「パナマ国民は熱狂的だけど、平気で手の平返すからなぁ」と
国民性にまで言及。



でも、そりゃアナタが「ノー・マス」やったからでしょ・・・と
ちょっとツッコミ入れたくなったモンです。

パッキャオはKO負けしても空港でファンに圧倒的な歓迎を受けたと
いうからなぁ・・・。

まぁ、自分の出身地に水道引いて道路舗装して・・・と
政治的な援助を施したパッキャオと
道端で金をバラまき、その後なんのビジョンもなく立候補して
落選した気まぐれデュランでは政界に進出する資質で異なってますからねぇ。

なにより、パッキャオは試合を投げてないし。



ロベルトさんは「ノマス・デ・ピエドラ」とまで揶揄されて
自宅に投石されるは、壁は破壊されるは・・・で悲惨な状況。

レナード第一戦で勝利した時は大統領機で帰国、多くの国民が空港に集まり
熱狂的な歓迎を受けて、「ロベルト・デュランの日」なんて国民の休日まで
制定されたのに。

一気に過去の栄光となって、その祝日は廃止。
自宅にも居られなくなって海外逃避を余儀なくされ。

汚名返上のためにセミファイナルの10回戦から再出発する事になったんだよな。
これまでメインエベント張ってきたデュランが・・・。
※まぁ、そこから再び這い上がったのが彼の凄いトコロなんですけどね。



そしてパッキャオ。
さてさて、彼のキャリアもいよいよ最終章に差し掛かってきた気がしますが、
上手く有終の美を飾り政治活動へ完全シフトとなりますか?

それとも、自らの財産の破綻で「返済のため現役続行」となりますか?

そんな俗っぽいのはデュランだけで充分って気もしますなぁ。
※他にも沢山いらっしゃいますが・・・・