有田芳生の『酔醒漫録』

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谷亮子さんにお礼を言われた

2010-10-28 18:55:49 | 参議院

 10月28日(木)法務委員会が終わり議員会館に戻るとき、自民党の菅義偉さんに会った。菅さんとは昔ジムが同じで、それをきっかけに「オウム二法」の立法化で相談もしたものだった。午後からは「韓国・朝鮮人BC級戦犯」に対する戦後補償法案について打ち合わせ。会館に戻るとき谷亮子さんから声をかけられた。週刊誌記事の誤りをブログで書いたことへのお礼を告げられた。新人議員では谷さんへの言及が多いが、横田早紀江さんの短波放送「しおかぜ」の北朝鮮向け音声を拉致問題特別委員会で再生したことについて(委員会では再生されたが院内放送では流されなかった)、ごく一部に「録音を流さないのは慣例だ」との意見がある。録音、映像の視聴事例を辿ると、古くは昭和39年7月31日の議院運営委員会で関西テレビのテープが「速記中止」された情況で流されている。最近では平成22年2月17日に国際・地球温暖化問題に関する調査会で画像が流された。ここでも「速記中止」だ。興味深いことに平成5年5月12日の決算委員会では「日本芸能史」というテープが流されたこともある。このように録音や映像が委員会で流されるときには、速記を止めるのが慣例となっている。委員会での録音や映像の使用は、昭和39年からいままで、少なくとも18例が確認されている。全委員会が放送で見ることができるようになったのは平成17年だ。衆院議員会館で佐藤優さん講師のマルクス「ルイボナパルトのブリュメール18日」の勉強会に参加。


週刊誌「凡ミス」再びに苦笑

2010-10-28 09:32:40 | 参議院

 10月28日(木)小雨の東京。地下鉄の入り口で若い区議候補がマイクで訴えていた。練馬、板橋で2年間こうした活動をしていたころを思い出す。「週刊新潮」を読んでいてまいった。先週は菅直人首相と私が食事をしたときの事実誤認があった。2人とも「焼酎の水割り」など1杯も飲んでいないからだ。こんな小さなミスが今週もあった。ノンフィクションはディテールを大切にする。だからこそ細かい取材が必要だとあえて苦言を書いておく。「TEMPO」欄の「ケチな岡田幹事長だから『1年生昼食会』弁当の値段」という記事。岡田さんが昼食会を開いたのはそのとおり。記事にはこうある。「なぜか、参加者は選挙区の当選者のみ。谷亮子議員は例外のようだが、比例単独の新人にはお呼びがかかっていない」。衆議院で昼食会が開かれたかどうかは知らない。参議院では今年の当選者を中心に開かれたのは事実だ。もし衆議院で昼食会が行われたのなら、この記事は「衆参」を混同している。谷さんは参議院で全国比例区の当選者。「比例単独の新人」といえば衆議院選挙のことだ。岡田さんとの懇談には、私だけでなく比例区当選者も日程は違えども参加しているから、谷さんが例外などではない。しかも「出席した議員」のコメントは「コンビニ弁当に毛の生えたような幕の内とペットボトルのお茶が出た」という。もしこの議員が実在するなら、「コンビニ弁当」を食べたことがないのだろう。しかも「ペットボトルのお茶」ではなく「缶入りのお茶」だ。参議院では弁当もお茶も毎回同じであった。「週刊新潮」とは長いお付き合いがあり多くの記者といまでも面識がある。すぐれた記者とすぐれた記事も多い。だから惜しい。デスクが「ちょっと聞いてみたら」とアドバイスをしたり、あるいは校閲担当がしっかりしていたら間違えないミスが気になった。さて、いまから法務委員会だ。