有田芳生の『酔醒漫録』

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中村稔『立ち去る者』の少数者精神

2010-10-19 23:22:31 | 随感

 10月19日(火)午後11時。鈴木宗男さんとの打ち合わせが急きょ延期となったので泳ぎに行こうと思った。そこへ吉田類さんから「大山にいる」との電話。単行本の表紙の撮影で「多奈べ」に行くという。残念ながら委員会質問の準備があり断念。そこへ「週刊文春」の石井謙一郎さんから連絡。荻窪で宮村峻さん、韓国からの記者とともに雑談。みなさんと別れて「萬龍軒」で餃子を食べていたら朝日新聞記者に声をかけられる。帰宅するとまるで宝箱に包まれた中村稔さんサイン入りの限定300部の詩集『立ち去る者』(青土社)が届いていた。中村さんの存在を知ったのは辺見庸さんから。ひもを解いて上製本の詩集を開く。「この詩集は、世に問うというようなつもりではなく、私の作品に心をとめてくださっている少数の方々のために刊行することを決めたものである」と「後書」にある。「少数の方々のために」という思いに共感する。中村稔さんは1927年生まれ。いま83歳だ。


初質問の準備を終えて

2010-10-19 17:00:24 | 参議院

 10月19日(火)午後5時。明日の質問のため、拉致対策本部、外務省、警察庁から来訪者7人。大筋の打ち合わせを行う。取材した事実を他者に語ればそれで終わったような思いになるのと同感覚。原稿を書くのが面倒になるように、自分のなかではすでに半ば解決したようでもある。もっとも質問の「すべて」をレクチャーしたわけではない。大臣からいくつかの確認を取ることが目的だが、さていかに。今晩は鈴木宗男さんとある問題について食事をしながら相談する予定だった。それが急きょ延期に。もう少ししたら気分転換にジムで泳ぐことにした。


「答えられない」ばかりの外務省に疑問

2010-10-19 11:40:36 | 参議院

 10月19日(火)法務委員会で柳田稔法務大臣の挨拶などを聞いたあと、衆院議員会館で北朝鮮難民と人道問題に関する民主党議員会議員連盟総会に出席。北朝鮮の人権状況について「北朝鮮難民救援基金」の加藤博さんの話を伺う。加藤さんとは「週刊文春」などでご一緒したのだが、久々に再会。明日の拉致問題特別委員会の質問準備をしているが、外務省は「北朝鮮が相手だから」といった理由で組織体制さえ明らかにしない。拉致問題対策本部は公開するのに、外務省の対応はまったく理解できない。これでは本当に拉致問題に取り組んでいるのかさえわかりはしない。外務省の北東アジア課は瀋陽にある日本領事館に滞在する脱北者の人数さえ明らかにしない。人権問題にこれで取り組めるのだろうか。